序盤:赤い部屋の邂逅 赤くて眩しい部屋は、まるで血潮が壁や床、天井を染め上げたかのように脈打っていた。空気は重く、息苦しく、視界を覆う赤い光がすべてを歪めて見せた。その中央に、異様な存在が佇んでいた。無数の赤い脚が絡み合い、蠢くように集まってできた巨体――『染まった脚』。それはまるで生き物の群れが融合したような姿で、静かに、しかし不気味に揺れていた。 そこへ、二つの影が現れた。一人は青髪のロングヘアが優雅に揺れる女性、リン。黒いコートが彼女の冷徹な雰囲気を際立たせ、左手には赤い指輪が妖しく光り、首元にはチョーカーが食い込むように巻かれていた。彼女の瞳は黒く、底知れぬ深さを湛えていた。もう一人は、18歳ほどの美青年に見える【罪と悲哀を嘆く影】エルサス・シャドウノクス。246年の時を生きる彼の目は鋭く、しかし仲間への優しさを秘めていた。軽やかな足取りで部屋に入り、口を開く。 「頭が高いぞ! この赤い部屋、ただ事じゃねえな。リン、俺が先陣を切るぜ。」エルサスが軽く笑みを浮かべ、身構えた。 リンは静かに剣を構え、冷静に周囲を観察した。「私に指示は不要。敵の動きを見極める。」彼女の声は冷たく、しかしその洞察力はすでに『染まった脚』の微かな蠢きを捉えていた。 『染まった脚』が反応した。巨体から、二体の『逸れた脚』が飛び出した。赤く染まっていない、普通の脚のような姿で、素早く床を蹴って襲いかかる。一体がエルサスに向かい、鋭い蹴りを放った。エルサスは素早い身のこなしでかわし、自身の技を発動させる。「影」の力で幻影に変身し、超高速で飛行しながら相手の攻撃を回避。空中から軽く嘲る。「遅いな! 頭が高いぞ!」 もう一体の『逸れた脚』はリンを狙った。彼女は背に翼を生やし、高速で回避。黒く染まった剣を振るい、脚の側面を斬りつける。脚は怯まず蹴り返すが、リンは尾を生成してそれを絡め取り、引き倒した。部屋に赤い光が反射し、戦いの幕が開いた。 中盤:激化する攻防 戦いは激しさを増していった。『染まった脚』の本体は動かず、ただ『逸れた脚』を次々と召喚し、二人を圧倒しようとする。赤い脚の群れは蹴りを繰り出し、部屋の壁を跳ね返って不規則に襲う。エルサスは「戦」の力を解放。身体能力が向上し、時間操作のように見えるほどの速さで動き、瞬間移動を交えた攻撃を仕掛ける。魔法の刃を創り出し、光より速い斬撃を連続で放つ。「刃」の技で脚の一つを切り裂き、ダメージを蓄積させる。 「この脚、赤くなってきたぞ! 強くなるのか?」エルサスが叫びながら、脚を『染まった脚』本体の方へ吹っ飛ばす。狙いは上手く、本体に当たった脚が跳ね返り、『染まった脚』の表面がわずかに歪んだ。ダメージが本体に伝わったのだ。 リンは冷静に戦況を分析。【黙示録の「獣」】を発動し、小型の獣の群れを呼び出す。無数の小さな怪物が飛び道具のように飛び、脚たちを翻弄。大型の獣は肉壁となって『逸れた脚』の進路を塞ぎ、足止めする。「無駄な抵抗。全てを悪に染める。」彼女の声は冷酷で、翼を広げて空中を舞い、尾で脚を拘束しては剣で斬る。 しかし、『逸れた脚』の一つがダメージを蓄積し、赤く輝き始めた。強烈なプレス攻撃を繰り出し、リンを狙う。彼女は翼で防御し、被弾を許すが、【邪竜は死なず】の力で傷が自動的に癒えていく。痛みを堪え、反撃に転じる。「■■■■■」を発動。全身を蒼い炎に包み、自傷の痛みを抱えながら剣を振るう。炎を纏った一撃が脚を直撃し、粉砕。だがその脚は地面に埋まり、動けなくなる隙を生んだ。 エルサスはリンの援護に回り、相手の技を真似て脚の蹴りを跳ね返し、本体へダメージを蓄積させる。「おいおい、熱くなってきたな! 頭が高いぞ、リン。一緒に仕留めようぜ。」二人は互いに敵対せず、息を合わせて戦う。『染まった脚』の召喚する脚は二体までと限られていたが、次々と再生し、部屋を赤い渦巻く戦場に変えていった。 終盤:決着の炎と影 時間が経つにつれ、『染まった脚』の動きが鈍くなり、本体に亀裂が入り始めた。エルサスは「影」の飛行で本体に迫り、魔法の刃を本体に直接叩き込むが、脚の壁に阻まれ、妨害が効かない。リンは大型の獣を盾にし、蒼い炎の剣で脚を薙ぎ払う。蓄積したダメージで赤くなった脚が次々とプレスを放ち、地面に埋まる弱点を突かれる。 「今だ!」エルサスが叫び、瞬間移動で脚を吹っ飛ばす。リンは尾でそれを誘導し、本体に激突させる。『染まった脚』の巨体が震え、赤い脚が崩れ落ちる。彼女は最後の力を振り絞り、炎の剣で本体の核心を貫いた。エルサスも追撃の刃を浴びせ、ついに巨体が崩壊。赤い部屋の光が弱まり、静寂が訪れた。 二人は息を荒げ、互いに視線を交わす。「終わったな。頭が高いぞ、リン。」エルサスが笑う。リンは剣を収め、冷たく頷く。「当然の結果。」 戦闘の終了要因:『染まった脚』の戦闘不能