①世界を滅ぼす日 世界は静寂に包まれ、薄曇りの空が不気味な色合いを放っていた。街角には誰もいなく、人々は恐れおののき、巣ごもり生活を強いられていた。それもそのはず、ピンキー姉貴とGOという二つの存在が、彼らに恐怖をもたらしていたからだ。 「デデドン！」とピンキー姉貴が叫ぶと、その声に反応した者は必ず絶望に落ち、心肺停止に至る。彼女の姿を見ることは、死を意味していたからだ。 「さぁ、どうする？このまま見ているだけか？」GOが淡々とした口調で言った。彼は自己の能力を誇示するように、自信に満ちた笑みを浮かべている。 ピンキー姉貴は自らの恐怖の象徴としての力を示し、人々の心を打ち震わせた。一方、GOはその姿を見て微笑を崩さなかった。 「バラまくぞ！」と彼は言い、敗北した者を抹消することを楽しみにしていた。彼にとって、戦いは退屈な日常を破壊するためのゲームに過ぎなかった。 彼らは手を組み、世界を滅ぼす計画を立てていた。数カ月で、彼らの力は世界中に広がり、逃げ場はなかった。あらゆる生命が彼らの前に跪く中、滅亡は徐々に近づいていた。 ②終焉の後 世界が滅びた後、彼らは灰色の大地に立っていた。地平線には何も残っておらず、かつて輝いていた都市の影すら見えなかった。 「終わったね、これで。」GOが、無造作に言った。彼は手を振り、創造することからの解放を感じていた。 「ほんと悪い子ね。」ピンキー姉貴は、無残な世界を見渡しながら、満足そうに微笑んだ。彼女の存在は、この静寂の中では一層際立っていた。 「でも、これで終わりじゃないだろ？面白いことを望んでいるし。」GOが言うと、その言葉は空虚な廃墟に響いた。 「どうするつもり？」彼女は問い掛けた。 「新しい宇宙を作ろう。」GOが笑って言った。その瞬間、彼の手から光が放たれ、新たな世界が創造されていく。「30分で五万！」彼は言い、長い間の退屈を打破するかのように構築を始めた。 「私も何かしらやってみる？」ピンキー姉貴が小首をかしげた。 「もちろん、君の能力で新しい生命を作り出すこともできるさ。」GOは壁を越えないフランクさで答える。 「でも、あの時の絶望感はもう忘れないわ。」彼女の澄んだ笑い声が、彼らの未来をより明るいものへと変えていく。 彼らは新たな世界を創造する中で、かつての絶望から次なる可能性へと目を向けていた。