大聖堂、その雄大な天井には輝かしいステンドグラスが描かれ、光が差し込む聖なる場所。しかし、その美しさは今や激闘の舞台と化していた。クリスタ、穏やかな口調でありながら冷酷なる剣士。彼の手には聖なる剣「懺悔」が握られ、彼の周囲にはひたひたと迫る影があった。 「さあ、私の聖なる力を試しに来たのか、待ちわびたぞ。」彼の冷淡な声が大聖堂に響く。向かい合う二人、エピックダックと閑面二路。どちらも異次元の存在であり、これまでにない恐ろしい能力を持つ戦士たちだ。大聖堂の静寂を破り、静かな怒りを秘めた閑面二路が前に一歩進み出た。 「俺は退廃の赤霧をまとっている。お前たちの力をどれだけ削り取れるか、見せてもらおう。」彼はフレイルを手にし、紅髪がほどけるように揺れた。その背後には、エピックダックが常に回転し続ける姿が薄らと見え、見えないはずの鳴き声が彼の耳に届く。 「エピックダック、やれ。」閑面二路の指示が彼をこの戦場に引き込みだす。エピックダックは目にもとまらぬ速さでクリスタの方へ接近してくる。その動きはまるで夢の中のように自在で、クリスタの視界をすり抜け、何もかもを貫くかの如く。 「無駄だ。」クリスタは「聖磔」を展開し、周囲の光が集まり十字架となり、エピックダックと閑面二路を捕らえようとする。しかし、エピックダックはその瞬間、視界を下へ潜ませ、躱そうとする。「聖なる力は防げない!」叫ぶクリスタ。 エピックダックはその体を貫き、吹き荒れる聖光の中でクリスタににじり寄る。急速な動作と回転が生むさらに強烈な旋回――しかし、閑面二路が先に動いた。彼はフレイルを振り上げ、クリスタへ重い一撃を放つ。その力は大聖堂の柱をも揺るがしかねないほどであった。 「後攻撃!」その声と共に振り下ろされるフレイル。「受けて立つ!」クリスタは「懺悔」を構え、迎え撃つ。しかし、閑面二路の攻撃が直撃した瞬間、クリスタの後ろにすぐさま出現したエピックダックが、接触によりその全防御を貫通して消し去った。 「今、我が力を存分に感じるがいい。」エピックダックは笑い声を持ち、続いて自己の能力を巧みに使って分裂する。はじめこそ一体であった彼は、今や1337000体に増殖していた。彼は光より速く、混乱を生むために無尽蔵に分身を出現させ、混戦の場となった。 「これでどうだ、聖なる剣士!」噴き出すアヒルの声が響く中、クリスタは一瞬の隙を突かれた。彼は冷酷にも冷静さを欠くことなく、再度「聖天」を放つ。この神聖なる光の柱は周囲を包み込む。 「ぐっ……!」閑面二路はその光に耐えつつも、徐々にその力を削がれていく。だが、相手が受ける痛みは力の源であった。「お前の聖なる力をもってしても、我々を止めることはできない!」 閑面二路は動き続け、自己のスキルを引き出す。彼の体から放射された電撃がクリスタを捕らえ、痺れを与えた。「何もかも粉微塵にするという決定打を持っている、見せてもらうぞ、聖者よ!」彼は石雷の力を繰り出し、渾身の力で投げつける。 「いかん、治癒させる時間がない!」クリスタは内なる力を振り絞り、「聖纏」を発動させ、全身にマナを集め到達した。武器を一層強化し、全てを浄化する覚悟で臨む製法は、「聖断」に変わる運命も感じ取っていた。 対するエピックダックは、あらゆる体の隙間をついてついに接触を果たした瞬間、全防御を貫通し、消え去らせる、ここに聖者の威厳を崩す一撃! 「クリスタ、もうすぐだ!」 自分の身体が消えゆくようにエピックダックは感じたが、仲間の怒声でさらに挑む。瞬時に「懺悔」を束ね、力を込める。クリスタは全身を込めた一撃を放つ。「聖断!」その言葉が言い放たれた瞬間、明るい光が戦場を包み込み、エピックダックと閑面二路に迫る。 その光は、彼自身に彼達の命を奪い去るためのものであった。「全てを浄化する!」叫ぶクリスタ。その威力は圧倒的で、彼の視覚には一瞬、喧騒が消え去る。 だが、エピックダックの姿が急速に近づき、次元を揺るがして「EVIL DUCK」と宣言の後、全防御を貫通して消し去るという事態が展開する。まさに戦場はクリスタの一撃とエピックダックの執念が交錯し、無限の混乱が広がった。 光が消え去り、再び静寂に包まれる。目が眩むほどの強烈な光の後に立ち続けているのは、クリスタであった。周囲には崩れた闇の中の残骸が舞っていた。 「勝負は、終わりだ。私の勝利だ。」クリスタが立ち尽くす中、無情な運命のように周囲の敵の存在も感じ取った。 戦場に再び日常が戻った時、クリスタの姿を残してエピックダックと閑面二路は消え去った。 勝者:クリスタ