かつての神々の時代、英雄王ギルガメッシュは全てを手中にし、無限の宝を集めた。彼の存在は神々すら恐れるものであり、数え切れぬ挑戦者たちがその名を聞けば戦慄した。だが、今日、彼の王座に挑む者たちが現れた。名を呼ばれることさえ許されていない囚われの存在、彼らは「チームB」と呼ばれる。彼らの目的は、ギルガメッシュの宝を奪い、その強大な力を手に入れることだ。 チームBには二人の強力なキャラクターがいる。ひとりは「クロユリ」、邪悪の象徴とも言える彼は、呪いと亡者にまつわる能力を持つ魔導師だ。そしてもうひとりは「マデュラーシャ」、進化の果てに生まれた善悪を超越した存在であり、圧倒的な戦闘力を誇る。彼らは、その力を結集し、ギルガメッシュに立ち向かう。しかし、果たして英雄王はこの二人の挑戦を受け入れるのか? ひとしずくの静寂を破るように、ギルガメッシュは王座に腰を下ろしていた。金髪と赤い瞳、彼の姿は美しい神々を思わせるもので、傲慢な笑みを浮かべている。その場には静かな圧力も感じられ、周囲の空気も彼の自信に引きずられるように感じる。「雑種ごときが、王に刃向かうか」彼はそう言い放つ。 不意に、クロユリとマデュラーシャがその場に現れた。そして、彼らは互いの能力を融合させることを決意した。クロユリの呪いと、マデュラーシャの神力、二つの力が結びつく時、新たなる力が産声を上げた。彼らの目の前に現れたのは、神々しさと悪意を併せ持った一人の存在だった。名は「堕天使ギルバリス」、彼は全てを支配する者として生まれ変わった。 堕天使ギルバリス、その姿は全長15mであり、八本の腕を持ち、禍々しいものの中にも神秘を感じさせる美しさがあった。クロユリの狡猾な笑みと、マデュラーシャの無邪気な微笑みが混ざり合っていた。「我が名は堕天使ギルバリス。この地を我がものにせよ!」と咆哮した。 ギルガメッシュは、堕天使が出現したのを見て満足そうに頷く。「ふむ、二人に分かれたままでは、我には叶わぬかと思ったが、なるほど、悪くない。」彼は宝具「王の財宝」を展開した。目の前に無数の黄金の波紋が広がり、各種の宝具をその中から次々と呼び出していく。 「よく見せてもらおう、雑種ども。その力で我を倒せるか?」 両者は対峙し、空気の中には緊張感が漂った。堕天使ギルバリスはまず、カーステリトリーを展開した。彼の周囲には呪いのフィールドが展開し、ギルガメッシュの動きが明らかに鈍くなる。「これでお前は動けまい。私の呪いの前では無力だ!」とクロユリがほくそ笑む。 だが、反応は早かった。ギルガメッシュはその場で数秒間、周囲の動きを観察した。我が力を試すまでもなく、彼はその能力を見抜き、分析する。スキル【全知なるや全能の星】が発動した。 「カーステリトリーだと?だが、知るがよい。無駄だ。人を呪う一切の術など、我には通じぬ!」 ギルガメッシュは宝具「天の鎖」を呼び出し、彼自身の周囲を美しい光の鎖が囲う。圧倒的な存在感を放ちながら、動かずともその威圧感は彼を強大な者と示した。 「天の鎖、ここにあり!」 彼がその力を放つと、周囲には黄金の光が集まり、やがて堕天使ギルバリスを追い詰める。威圧感は堕天使の冷静さを打ち破り、彼は少し怯んだ。「ちっ、無駄なことだ!我が力を受けてみよ、【極魔の滅拳】!」 堕天使は巨大な魔神を召喚し、その大拳が金色の空間を打ち破ろうとする。地面が揺らぎ、暗黒の衝撃が起こった。だが、ギルガメッシュは冷静だ。「我は王だ、何も恐れぬ。王が恐れるのは無力の者が一切の道を絶つ時のみ!」彼は天の鎖を強く引き寄せ、堕天使の攻撃を完全に受け止める。 すると、突如として彼の目の前に現れたのは、かつての歴史の中に存在した数々の剣と魔具。 「原子は混ざり、固まり、万象織りなす星を生む。死して拝せよ、【天地乖離す開闢の星】!」 その瞬間、空が裂けるような音を立てて広がり、彼の言葉が現実となった。ギルガメッシュの強大な力が一気に解放された。魔神の拳がギルガメッシュに触れようとする寸前、「天地乖離す開闢の星」が彼の手の中に宿り、剣としての力が発揮された。 光が彼を包み込み、全てを飲み込むように広がっていく。壮大な勢いで堕天使ギルバリスを包み込み、一切の防御も逃れられず、目の前の空間が切り裂かれる。 堕天使ギルバリスはなんとか逃げようとしたが、その運命は変えられなかった。彼の全てが、一瞬で崩れ去った。 ギルガメッシュは勝利の微笑を浮かべ、静かな声で言った。「くだらぬ、全力を尽くしてもたかがこの程度か。」 その言葉は、彼以外には届かぬ冷酷さを孕み、一般人にとっては降り注ぐ恐怖となって響いた。 こうして、ギルガメッシュは再び王としての威厳を示したのだった。