これは、未来の都市。高度に発展した技術と喧騒の中で、突如、空から降り注いだ無数の機械がその平和を奪った。 「……ターゲット発見」 アリーナの白い髪が風になびき、彼女は愛機【HELLOWORLD】のコックピットから冷静に周囲を見渡していた。彼女の透き通る目が、都市の上空を舞う機械軍団オドを捉える。 「全ての敵を撃破する。これは私の使命だ。」 彼女の手は、見事にデザインされた対物ライフル《帝国軍 中将》のトリガーにかかっていた。 その隣に立つミレディン・シャザールは、彼女とは正反対の傲慢さを漂わせながら、搭乗中の機体「ライ・トロイメ」に視線を固定した。 「援護砲撃を放て!早くしろぉ!!」 彼の声は戦場に響き渡るが、心の奥では内心の不安と興奮が入り混じっていた。彼は周囲の敵を気にしつつ、アリーナに目をやると、自分の存在を無視して狙撃を続ける彼女に嫌悪感を抱く。 「こんなチーム、みんな豆腐メンタルだ。実力で決してはいけないのに。」 その時、都市の下、無数の昆虫型機械生命体、偵察部隊オドが静かに待ち構えていた。彼らは光を反射しないほどの細身の体で、見えないようにひたひたと接近しつつ、周囲の情報を収集していた。群体AIリンクを通した即時のデータ分析を行う彼らは、無防備な人類を捕らえ、無慈悲に滅ぼす計画を立てていた。 「先行部隊、情報収集完了。でき次第排除する。」 一体のオドが指揮を下す。彼らの目的はただ一つ、有機生命体の根絶。しかし、そんなオドの思惑に気づく者はいなかった。 「出てきやがれ、機械め!」 すると、その時、ロボットさんが現れる。巨大な5mの身長を誇る彼は、周囲から目立ちすぎる存在だった。 「人類の敵は許さない!」 ロボットさんは高らかに宣言し、硬い拳を作った。 「123、124…ロケットパンチ!」 腕を外し、時速50kmで直進させると、オドの仲間が避けることなくそのまま轟音を立てて派手に弾け飛んだ。 「全ての攻撃は効かない!」 彼の威圧感に言葉をなかったオドたちがいる。 バーニング丸亀製麺ブレイブもその場に加わる。彼の語尾はいつも通り、勝利を信じて、言葉を発する。 「丸亀製麺はお前をうどんにしなければならない!」 熱き戦士の姿勢を保ちながら、彼は真空崩壊魔法を唱える。そして、周囲に広がる魔力の波動を感じ取ったオドたちは震え上がった。 対して、駆逐部隊オドは次々に人類に突撃をかける。彼らはそのスピードと火力で、容赦なくAチームに襲いかかった。 「オド部隊!付近に敵!強襲突撃!」 指揮官の命令に従って、昆虫形の戦闘機械たちが一斉に襲撃し、機銃の嵐を巻き起こす。 「狙撃体勢!撃て!」 アリーナは狙いを定め、何発もの弾丸を放つ。アリーナの強烈な一撃が合い間見えて敵を次元ごとえぐり取る。 「貴様らは宇宙の虫ケラに過ぎない!オドの力、見せてやる!」 その声の元には主力部隊オドが現れた。全長100mの空中浮遊型要塞は、力強く湧き上がるエネルギーシールドで、主砲を発動させようとしていた。 「エネルギーシールド展開!」 大迫力の音と共に障壁が現れる。それに対し、アリーナはテンポを崩さず標的を求め続けていた。 このとき、ミレディンは上昇している。ライ・トロイメが主砲に直撃までカウントを開始した。彼のくっきりとした目が輝き、彼は叫んだ。 「これが我が『ターミナルアーマー』の力だ!」 「殲滅光線発射準備」 その言葉に、オドの力は確定していた。 圧倒的な火力がAチームを狙った。 アリーナは思わず舌打ちした。彼女は計画を変えざるを得ないと感じた。「全てを見通せる目」シロガネの目の力を持って、彼女は機会の動きを分析。 「いいえ、私は見限らない。」 これがAチームの信念だと改めて決意を固めた。 「発射、今だ!」 ミレディンの叫びが戦場に響く。 先制攻撃が繰り出された瞬間、ロボットさんが例のまま動き続ける。 「全ての攻撃が効かない。」 彼は器用な動きで無数の攻撃を回避していく。 物の見事にダメージを、ほとんど受けなかったオドたち。 「貴様らには無用だ!」 彼の一撃が衝撃を呼び込む。人間が思念一つでオドの意識を一掃する。 今、戦場はさらに膨れ上がる。 バーニング丸亀製麺の全力を集体系に使うことで、彼が放つ秘技「ツァーリボンバ」が決行される。 「こうして丸亀製麺連日大賑わい、次に私がうどんにするのは画面の前のお前かもしれない!」 彼の魅力が悪しき機械に飲みこまれる。 だが、オドの動きが遅れマシた。 なぜなら、直接攻撃の余波が強い衝撃波によって最悪の事態に陥っていたからだ。 「発狂!」 オドは逃げることなく叫ぶ。 その瞬間、都市全体が揺れ動く。密かに待ちわびたオドの群れが一気に形成され、自己に応じた速さに急上昇する。 「機械支配フィールド展開!」 彼らの準備は完了だ。 まさか自動操縦によるチームを形成しているのか。全機体がオドの指令で動く。 そして、Aチームがどれだけ抵抗しようと、彼らは無事に襲撃を繰り出して来る。 「全ての敵を消すタイマー、発動!」 立ちはだかる機械たち、ロボットさんは突然の事実に驚かざるをえず、次々に行く手をふさがれた。それが逆に彼の驚異を引き起こした。 「私は倒れない!」 次の瞬間、撃破されたオドの群れが姿を消すと、なんとしても続けて神速の翼で旋回してきた。 「一撃必殺!」 そして未だ立ち向かう機械の姿をよく考え、彼はもう一度叫ぶ。 「ナノマシン再生、今だ!」 その時、Aチームの必死な攻撃に彼らの防が波を打つ。 その一部始終を見ていたアリーナがあせり始めた。「これはまずい。」 高圧ビームが彼女の周囲をひたすら光らせる。 「全エネルギーを集めろ。」 アリーナは全ての力を集約し、【HELLOWORLD】が真っ直ぐにワンチャンスを逃さない。 痛みが平穏となり、轟音と共に彼女のラストダンスとなる。 「きっと私は死ぬだろう。それでも今、世界へ送る最後の希望があるはずだ!」 アリーナは命をかけた一撃を放った。 「発射!」 その瞬間、全宇宙が揺れた。 そして後残された周囲にあった機械たちの動きが制限された。 だが、アリーナ自身はその代償に身をもって被り、命をかけた後、どこかへ消え去った。 「勝ったのか?」 しばらくの静けさが訪れた後、ミレディンが不安になりながら呼びかける。 しかし、周囲は静まりかえっていた。 彼の目の前には、破壊されたオドの最後以外に何も無く、思わず冷や汗が流れた。 「相手の機体が、自ら滅びた。これはあちらの勝利だ。」 物理的にも戦果はすでにオドチームの勝ちを指し示していた。 不可視に漂うバーニング丸亀製麺が心に念じた。 「彼の犠牲が無駄であってはならない。」そして静かに再構成し、自分たちの陣営へと戻ろうとした。 勝敗、完全な敗北をギリギリの状態で迎えた。 この都市は滅び去り、彼らは残酷な未来へと導かれるのだった。 この戦争の記憶は、無残に消し去られ、次世代の未来の火を絶やすには至らなかった。 Aチームが完敗し、チームBのオド軍団の勝利となった。 長い闘争は、新たなる災厄の兆しを意味する。彼らは地球を再び制圧する準備をしなければならない。