戦闘の舞台は色彩が混ざり合う神秘的な空間、そこにアイリス、アーナ・デリシオン、そしてアルゴサクスが集結した。敵であるアイリスは、色の魔女という異名を持つ14歳の少女で、全てのステータスは20であり、能力も多種多様だ。一方、アーナは忠義に厚く冷静沈着な剣聖、アルゴサクスは言葉を持たない絶望の化身という立場だ。 戦闘はアイリスの発動から始まる。 アイリスの先制攻撃 アイリスはまず、《圧倒的殺意の黒》を発動し、自身の周囲に暗いオーラを纏った。彼女の目からは敵を抑え込む意志が溢れ、暗黒の力でアーナとアルゴサクスに向かって襲いかかる。 「命は惜しいですか?闇の色を味わいなさい!」 その瞬間、闇の塊が二人の元に迫ってくる。アーナはすぐに反応し、『破邪ノ太刀・真正』を抜刀した。目にも止まらぬ速さで刀を振るうと、《疾風螺旋斬》で闇の力を斬り裂いた。闇は一瞬で消え去り、さらに強化された斬撃がアイリスに向かって襲いかかる。 アーナの攻撃 「たとえあなたが魔女でも、我が剣の前では無力です!」 アーナは続けて《飛翔の一閃》を発動、遠くなるアイリスの姿を切断する斬撃が放たれる。しかし、アイリスはすぐに反応し、《守るべき信条の青》を発動。透明の青い光に包まれ、アーナの攻撃を防御した。 アルゴサクスの介入 その時、空中からひしめくアルゴサクスが姿を現す。両手を広げ、《レインレーザー》を展開。無数のレーザーがアーナを直撃しようとする。 「避けられない!」 アーナは急激に動き、速度でレーザーをかわすが、完全には避けきれず肩をかすめる。しかし、彼女は次の瞬間、《奥義・次元斬》を放ち、アイリスの周囲の空間を切断。時間差でアイリスを狙い撃ちする。 アイリスの反撃 アイリスはそれに気づき、《合色【最強の兆しの虹】》を発動。彼女は全ての色を集結させ、虹色の光が周囲を包み込み彼女を防御する。次元斬は虹色の壁にぶつかり、空間はそこを中心に歪む。 「受け止められるとは、もはや私を侮るつもりですか?」 再び魔界の覇王 アルゴサクスは両腕を剣に変化させ、出現した剣を振り下ろす。 「破壊せよ!」 彼には言葉は必要なく、その動きは感覚で伝わる。アイリスの守る虹の力を試すように、剣の一撃が仄暗い光を放ち、侵攻する。しかし、アイリスはその瞬間、《神秘で神聖なる茈》を発動。真紫の閃光が空間を満たす。 結月の色彩 神聖なる光が、アイリスの力を強化すると共に、アーナとアルゴサクスの攻撃をも打ち消していく。 「あなたたちの暗い意志は、私の純白の癒しでは消し去れない!」 アイリスの言葉は、青と白の光によって響いていた。アーナはその隙を狙い、再び斬り込む。「今度こそ!」 その瞬間、両者が結束して彼女に攻撃を仕掛ける。 決着の瞬間 イリスは先に《圧倒的殺意の黒》で攻撃を技を放つも、アーナの侠気溢れる斬撃がそれを打ち破る。さらには、アルゴサクスの合間から放たれる大光弾がアイリスの結界を貫通し、傷を負わせる。 「ぐっ……!」 アイリスはややよろける。その隙を見逃さず、アーナが再度繰り出す。 「この一撃で決めます!」 《疾風螺旋斬》で最後の攻撃が放たれた。アイリスは反射的に《金色の加護》で攻撃を防ごうとするが、その瞬間、傷口から四色の血が流れ出していく。 結果 アイリスの能力が尽き、彼女は魔法の力を失った。しかし、彼女の最後の意志に呼応した翅の生えたアルゴサクスのすべての力が憑依し、彼女を助けようとした。その果て、二人は気力をふりしぼり、アイリスは逆に再度力を賦活させる。 戦闘そのものは、二者が響き合うことで生まれるもので続く性質があるため、結局、力の代償と共に闘争は未完結な終わりを迎えた。 したがって、はっきりした勝敗はつけがたくそれぞれが痛みを持って戦った結果、アイリスも含む三者それぞれが、色の中での勝者とも言える。 この戦闘における総括としては、真の敵、真の意味での圧倒的な力は、各者が持つ色の表現、大切な者の存在を根底に支え合う形で、永遠に戦い続けることが示された。 こうして、その先の戦いが続く。