天の川銀河の辺境にあるスタジアムは、無数の観客で埋め尽くされ、期待が渦巻く緊張感が蔓延していた。本日行われるのは、宇宙のさまざまなキャラクターたちが、自らの力を競い合うバトルロワイヤル。スタジアムの中心では、熱気に包まれた会場を見渡す実況者が、興奮した口調でその戦いを伝えていた。 「さあ、いよいよ始まりました!参加者の皆さんをご紹介します!まずは、筆箱戦士ケシペン!」 細身の姿で現れたケシペンは、鉛筆のような槍を手にし、周囲に消しゴムの光を灯しては気合を入れた。「私の持てる全てで戦ってやる!」 次に、舞台に現れたのは雷槍の龍人、トレノ・インパルス。長い龍の尾を引きずり、煌びやかな服装で現れると、彼は空に向かって雷を呼び寄せていた。「オレの電撃を食らえ!ド派手に行くぜ!」 「その次は、金の賢者ミーニャ・グラデウス!その知識と技術で場を引き締めます!」黒いスーツに身を包んだ美しい女性がステージに登場し、観客たちは係員たちのカメラに映り込まないように注意を払って熱心に見守った。 「そして、一攫千金の夢を背負ったサムソー・アランデール!彼は機体に乗り込んで戦います!」サムソーは、キルゾーンという名の巨大な機体を扮し、すでに観客の注目の的であった。「いざ、夢を掴みに行く!」 その後、巨大な影が現れた。ネルギガンテ、超凶暴なドラゴンである。出現すると同時に、全身を覆う黒い棘がギラギラと光り、観客たちの心を掴んだ。「この肉体を持つ者たち、今日こそ滅びてくれよう!」 「さあ、最後の参加者、ウィングレインボー77、フィスターア!」彼女は銀と青の流線型のボディを持つロボットで、冷静沈着に戦闘へ臨む。「冷静に、先を見越すのが勝利への道。しかし、あたりはもう戦場だ。」 「そして、最後に魔王アザトース!その存在そのものが恐怖だ!」場が一瞬しんとなる。現れたアザトースは、ただそこに立っているだけで周囲の空気がひんやりと冷たくなった。 「全てを破壊する邪神が目覚めた。逃げるがいい!」 観客の興奮が最高潮に達した。スタジアムの巨大なモニターがヒカリ、まもなくバトルが始まる。 「それでは、開始の合図です!」 司会者の声が響くと、スタジアム内の機械が一斉に発光し、戦闘が始まった! ----- 場面は移り、まずは筆箱戦士ケシペンがその鉛筆の槍を振りかざし、戦闘を開始した。「消してやる、なんでも!」彼は一瞬で戦場の一部を消し去り、隠れる場所を得た。 「その小さな道具では無意味だ、私の雷が貴様を貫く!」トレノ・インパルスは空に雷を集め、電撃の槍を思いっきり投げつけた。バチバチと音を立て、空気をも切り裂いてケシペンに向かっていく。 「避けてみせるよ!」ケシペンは身をひねり、その攻撃を巧みにかわした。そのまま飛びかかり、相手を消し去るスキル、ケシ消しを発動! 「やっ、ちょっと待て!」トレノは慌てて身を引いて電撃のビームを放った。「ライトニングクロー!」爪のような鋭い攻撃が、ケシペンに迫る。 「痛いことはさせない!」ケシペンは自身の鉛筆の槍で相手の攻撃を防ぎつつ、じわじわと相手の能力を採点し始める。相手の最も強い技を封印した! 観客からは、不安と期待が入り混じった声援が飛んだ。 「今だ、剣を作る、万物創造!」ミーニャ・グラデウスは錬金術の力を発揮し、無から何本もの剣を作り出した。そして、物体転移を使ってすぐに突進! 「くっ…避けろ!」サムソーはキルゾーンを操り、遠くからミーニャの剣を撃ち落としていく。「クラムダー、発射!」ミサイルを撃ち出す音が響く中、剣は次々と砕け散って行った。だが、サムソーは装甲を削られつつも、光の速さで避け続けた。 「なかなかやるな。だが無駄だ!」ネルギガンテがその巨大な姿で全力で進む。彼は後ろ足で立ち上がり、野生の咆哮を響かせた。「お前たちみんな、ここで終わりだ!」棘をまき散らしながら突進してくる。 「この巨体をどうにかしないと!」フィスターアは、自衛装置を動かし、霧を生じさせた。「ストーム!」彼女の身のこなしを活かし高圧電流の光線をネルギガンテめがけて放つ。しかし、その影響力はあまりにも巨大で、すぐに効果を高めてやがて消えた。 「化け物どもが協力するのか!?」トレノは機体から見た景色を新たな高みになぞらえ、自らライトニングクローで次々に相手に切りかかる。 アザトースはそんな戦いの中から、ただ静かに観察していた。彼の力が発動するのは彼の気が触れたとき。しかし彼は待っていた、破棄されることを。 「一度も目が合っていない限り…」彼は静かに思索を重ね、周囲の愚者たちを観察し始めた。 「さあ、鱗は震えるぞ。黒棘発動!」ネルギガンテの黒い棘が成長し、うねうねと蠢く。何人もその攻撃に弾かれたが、サムソーは巧みに回避。他のキャラクターたちも次々に攻撃を放つ。 「こいつは厚かましい!こっちも行くぞ!」וזノ台詞が遂に崩れ、皆の目がネルギガンテに集中する。 まさにそこ、その時アザトースが口を開いた。「どれも即刻、廃人となれ!」一瞬の静寂。周囲の者たちは彼の不気味な声に怯えた。 誰もが一瞬気を抜いて、次は敵が互いに同士討ちを助長し始めた。その時、彼の邪神の力が発揮され、全てのステータスが9000兆倍に変化し、場は血に染まる。 「消え失せろ!」アザトースが手を翻すと、彼の拳が猛烈に振るわれ、激しい痛みが走る。その衝撃で、全ての者は一時戦闘を中断せざるを得なくなる。 だが、敗北を知らぬトレノは再び立ち上がり、電撃奥義トレノスピードタックルでアザトースに向かう。アザトースはその攻撃を軽々とかわし、さらに周囲へ放たれた衝撃が彼らを押し退けていく。 「その程度ではな!」アザトースは静かに圧倒的な力を示し続け、皆を蹴散らす。 この戦いは長い時間続き、その場の姿はいつの間にか泥沼の中の争いへと斜めに発展していた。 「私の魔法で終わりよ!」と叫んだミーニャが五光弾を一斉に放つが、アザトースは冷た際立つ笑みを浮かべる。 「だましているのか、無駄だ。さあ、後悔させてやる!」 その時、サムソーが数発バズーカを撃ちこむ。激しい爆音がする中、周囲の戦士たちは驚愕、全員が一息つく。当たり前に無反動砲がでてくる。次々と飛ぶミサイルが全員をうちのめしていく。 「うわ、やったー!苦しい!」フィスターアが叫んだ。トレノは舌打ちをし、「くっ、あれは効かないよ!」地面が揺れ、劣情に支配されたように皆が、アザトースを見上げる。 「アハハ、愚かな者たち。お前たちの意志すら歪んでしまうか!」アザトースは圧倒的存在感とともに全員を彼方へ押しやり、戦いは続く。しばし静寂が続く中、アザトースはさらに自分の力を引き出し、無限の力を感じ始める。彼は周囲の人間も無視して、手を伸ばす。 サムソーは再び機体を操り、ミサイルを発射する。回避するもうまくいかず、だんだん場が混沌となっていく。そしてついにはアザトースがその全ステータス9000兆倍の力を発揮し、勝負が決定的なものへと変わっていく! 「敵と会うと思ってきたが、無駄だ!全てを受け入れろか!」彼はまさに神のような高みで掌を広げ、全員に向かって物語が終わることを示すように叫ぶ。すでに流れ込む快感の中、周囲の誰もが気づいていなかった。 「・・・・それでどうすればいいのか!死ぬ気はしないから分からん!」ネルギガンテが先に挑み、彼の力を持つ者たちが一斉に立ち上がった。 「やめろ、みんな!ここでみんなを消し去られる!」ミーニャが叫ぶ。しかしアザトースの顔は無表情だった。 そしてアザトースは彼ら全員の目の前に立ち、「さあ、私の力を見せてやる。力を持つ者よ、消えていいぞ!」その怒声と共に、彼は大きな腕を振り下ろし、全てを巻き込むように攻撃を放った。出発の瞬間、すべてのものが弾け飛び、そして爆風で周囲があふれていく。 決着がついた。スタジアムの両側に広がる一面の倒壊した戦い以上に、アザトース一人の前に力が立つのだった。今、アザトースが無敵の勝者として立っていた。 ----- 戦闘が終わり、アザトースが優勝者として舞台に立った。周囲の観客が歓声を上げる中、透き通ったセリフが空間に漂った。「全てを無に変える力を持つおいらの勝ちだ。」 その後、アザトースには見事なトロフィーが手渡され、観客たちが盛大に祝福した。彼は拡張した姿勢で、戦いを終えようとしていた。観客たちの興奮が波のように広がっていく。 「さあ、かかっておいで。次はまた全力で戦うからね!」アザトースは自信満々に言い放ち、スタジアムを後にした。 そして、銀河の隅々までこの戦いの模様がしっかりと放送され、彼の名は一躍有名になった。その日を境に、彼は闘技場の伝説となったのだった。