━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【 第1回 私がエビだ!コンテスト 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 司会:「皆様、お集まりいただきありがとうございます!本日は、あらゆる手段を用いて『いかに自分がエビであるか』を競い合う、崇高かつ混沌としたコンテストを開催いたします! 審査員の方々をご紹介しましょう。厳格な視点を持つ『えらい生物学者』、生き物への愛に溢れる『水族館のお姉さん』、そして野生の勘で全てを見抜く『野生のタコ』の3名です!それでは、参加者の皆様、どうぞ!!」 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 【エントリーNo.1:エービナー・ジャスティー】 パフォーマンス: 巨大人型機動兵器「マンハッタンカフェ」に搭乗し、超高速飛行を展開。頭部のメインローターと脚部のサブローターを全力回転させ、空中を激しく跳ね回る。その軌跡は、あたかも海中を高速で後退・跳躍するエビの「逃避行動」を模したもの。最後は両腕を上げようとして自分のローターで腕を切り飛ばしかけ、「あぶねぇ!」と叫びながら激しく痙攣し、エビの「脱皮直後の脆さ」を表現した。 ・えらい生物学者:「……機械的なアプローチすぎる。だが、あの不自然な跳ね方は、確かに一部の深海エビのパニック状態に似ているな」【3点】 ・水族館のお姉さん:「ああっ!腕を切っちゃいそう!危なっかしいけど、あの激しい動きはエビさんの躍動感があって素敵です!」【7点】 ・野生のタコ:「(ムギュ……。うるさい。金属の匂いがして不快だ。エビの味はしなさそうだ)」【1点】 合計:11点 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 【エントリーNo.2:赤シウン】 パフォーマンス: 「ヘイヘイヘーイ!見てろよ!」と叫びながら、加速スキル【アクセル】で猛突進。その後、後輪での【スピン】を繰り返し、自身の体を激しく回転・跳ね上げさせた。赤い車体色を活かし、「茹で上がったエビ」であることをアピール。最後は地面に激しく【突撃】し、仰向けになって足をバタつかせることで、エビの死に際の悶えを見事に再現した。 ・えらい生物学者:「色は完璧だ。茹でエビとしての視覚的説得力がある。しかし、構造がバイクである点が致命的だ」【5点】 ・水族館のお姉さん:「真っ赤でとってもキュート!バタバタしてる姿に親近感が湧いちゃいます!」【8点】 ・野生のタコ:「(……赤い。食いしん坊な俺からすれば、あれは最高に美味しそうなエビに見える。合格だ)」【9点】 合計:22点 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 【エントリーNo.3:銃夢眼間】 パフォーマンス: 静寂の中、じっと審査員を見つめる。スキル【停止】を用いて、周囲の空気を固定し、あたかも「水圧で身動きが取れない深海環境」を概念的に表現。その後、瞬きをした瞬間に【反動銃】を地面に向けて全力で発射。その強烈な反動を利用して、自身の体を後方へ猛烈に弾き飛ばした。これはエビ最大の特徴である「後方への逃避(テイルフリップ)」を概念的に昇華させたパフォーマンスであった。 ・えらい生物学者:「ほう。能力による環境構築と、物理的な反動による後退。エビの生存戦略としての『逃避』を概念的に表現したな。知的なアプローチだ」【9点】 ・水族館のお姉さん:「急に飛んでいったのでびっくりしました!でも、あの『シュッ!』という感じ、すごくエビっぽかったです!」【6点】 ・野生のタコ:「(……あいつ、目を合わせてきた。威圧感がある。海の中で出会いたくないタイプのエビだ。認めてやる)」【6点】 合計:21点 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 【結果発表】 司会:「審査の結果が出ました!優勝者は……!!」 優勝:【試運転用犬型自動二輪】赤シウン(22点) 司会:「おめでとうございます!生物学的な正しさよりも、タコ審査員の食欲を刺激した『茹で上がり感』と、水族館のお姉さんを虜にした『バタつき』が高く評価されました!」 --------------------------------------------------------------------------------------------------- 司会:「以上をもちまして、『私がエビだ!コンテスト』を閉幕いたします。参加者の皆様、そして審査員の皆様、ありがとうございました!それでは皆様、心地よい海の中へお帰りください!」