闘技場の真ん中、王位継承権を賭けた試合が始まる。観客たちが興奮した声を上げる中、まずは迷惑外国人が姿を現した。彼は一見ふざけた様子でスプレー缶を持ち、自分勝手な性格を存分に発揮する準備をしていた。 「I don't understand Japanese…」彼はそう叫ぶと、意味もなくスプレーを掲げて靖国神社に落書きをしようとした。しかし、すぐに如露龍之介が彼を制止した。 「おい、そんなことしていいと思っているのか?」如露はサングラス越しに迷惑外国人を威圧するように睨みつける。彼の怖そうな外見に、迷惑外国人は若干引き気味になる。 「What are you gonna do about it?」迷惑外国人は挑発的に言った。 「そういう態度が気に入らないんだよ。」如露はタバコをくわえながら、一歩前に進んだ。だが、迷惑外国人は素早さ100の持ち主であった。彼は瞬時に如露の後ろに回り込み、またスプレーで落書きを始めようとした。 「もうやめろ、このバカ!」如露は逆に彼を捕まえようとするが、迷惑外国人は敏捷に逃げ出す。 その時、ジョニィ・ジョースターが登場する。彼は堂々とした態度で闘技場に足を踏み入れた。 「迷惑外国人、次は俺の番だ!」ジョニィは強気に宣言し、如露の隣に立つ。 「お前、何ができるって言うんだ?」如露が挑発するが、ジョニィは無関心を装っている。 「俺にはスタンドがある。Tuskだ!スタンド使いの称号をかけて、お前らと戦う!」ジョニィは自分のスタンドを向けて構える。 如露は少し考えた後、ジョニィに向かって無邪気に笑った。「それにしても、スタンドで勝てると思っているのか?あの迷惑外国人に追いかけられている状況が、スタンド使いとして誇れることか?」 その言葉に、ジョニィは普段の高慢な態度を崩し、おかしみを感じた。それでもすぐに彼は高く声を張り上げた。「俺の爪の回転を、見たことあるか?」 彼は爪を回転させて発射した。自分の手を狙って。 「ACT3、行け!」その秘技が如露に向けられた。しかし如露は巧みに避け、今度は薙刀を鞘から抜いた。そして一気に攻撃を仕掛ける。 「向かうところ敵無し!来い!」如露は薙刀を振りかざし、周囲を薙ぎ払う。 狙われたジョニィは、赤兎馬に乗る呂布の姿を見かけた。彼の姿は鮮烈で、剣のような視線を如露に向けていた。呂布は優れた武人であり、試合に参加する意志を強く見せていた。 「俺の背中貸すから、立ち向かえ!」彼は言い、スピードを上げる。 「さあ、行くぞ!」呂布は赤兎馬に乗って敵陣へ突っ込む。 「まさか、あいつも…!」如露は驚きの表情を浮かべるが、すでに遅い。赤兎馬の突進が彼に迫る。 如露は急いで薙刀で対抗しようとしたが、呂布の素早い動きがより人の目を引いた。 「天下無双!」如露は強烈な斬撃を放つものの、呂布は巧みな戦術でそれをかわし、逆に如露のスプレーを狙い撃ちした。 「あんたの手にかかれば、ここは戦場と呼ぶにふさわしい」呂布の微笑みは恐ろしいほどに柔和だった。 戦闘は激化する。ジョニィが如露に再度攻撃を試みるが、如露は冷静に素早く移動する。 如露はタバコを吸いながら、また言った。「お前らがどれだけ必死になろうが、俺は常に一歩先を行くんだ。」だが、その瞬間、ジョニィの戦法が決定的な勝負をもたらした。 「それなら本気で行くぜ!ACT4!」彼は自身の足元に穴を開け、そのまま自分を射出する。 そして如露へ直撃した瞬間、彼は力を失い地面に倒れた。「お前の負けだ。」ジョニィが立ち上がり、勝ち誇るように言った。その場の全ての視線が彼に集まる。 「クソ、まだ諦めねえ…!」如露は苦しみながら言ったが、もう彼の目には勝機が見えなかった。 そして、場内が閑静に包まれ、ついに王位継承権を獲得したのはジョニィ・ジョースターだった。「今日はこの王位の証として、この場を創る。」彼は拳を天に掲げ続けた。 記者たちとファンが駆け寄り、彼の態度を讃える。 それから数日後、ジョニィは王として君臨し、民衆と共に喜びを分かち合った。 新国王の統治は20年続いた。