荒れた海岸。波の音が轟く中、嵐が迫るように海がうねり、空も曇り上がっていた。水面が高くうねり、次第に大きな波が打ち寄せてきて、その先には、我々の前に立ち塞がる【海神】御海がいた。彼は海水で象られた巨人であり、その姿は威厳にあふれていた。誰もがその不死身の肉体に恐れをなしたが、その慈悲深き神に立ち向かうため、我々は集いこの戦いを決意した。 「我が名は御海。神の名のもとに、海の力を知るがよい。」 彼の声が海を震わせるように響く。その背後に広がる海は、彼の神力によって荒れ狂っている。自らの信仰によって支えられる者たちの中で、【運命教教皇】オーレオール=アストラウォトゥムは神聖なる威厳を持ち、民草を守るために前に出た。 「御海よ、我らは運命の神を信じ、その加護を受ける者だ。貴方との戦いを恐れはしない!」 長い銀髪が風に舞い、オーレオールは天を仰いだ。彼の言葉には自信と信仰が込められている。圧倒的な存在を前にしても、その態度は揺るがない。 その隣には【運命教司祭】フォルトゥナ=スペスが立っていた。彼女の翡翠色の目は真剣そのものであり、彼女もまた運命の神を信じ、悪に立ち向かう。 「教皇様、私が貴方を守ります。さて、始めましょう。」 彼女の宣言と共に、二人はそれぞれの力を引き出す。オーレオールは「第一楽章『福音』」を唱える。神の加護を得ることで、彼自身とフォルトゥナを守る力を得た。 すると、御海の動きが止まった。彼は四方へ手を広げ、海水を操る。 「海神之庭!」 彼の周りに広がる海水が瞬時に集まり、全てを覆い尽くすように渦を巻き上げた。自然が神の意志を映し出すかのように、辺り一面が海水で満たされていく。 その光景にフォルトゥナは怯むことなく、勇敢に前に進んだ。「第一節『祝福』、今、神の加護を受けます!」彼女の祈りが響き渡り、二人は不撓不屈の精神を手に入れる。彼女はその手をかざして、オーレオールをサポートする。 「貴方の支えに感謝する、フォルトゥナ。」 彼女の励ましがオーレオールに力を与える。彼は「第二楽章『原罪』」を使い、御海に向かって言った。「これ以上の争いは無駄です。あなたの罪を赦し、戦いを終わらせる力を与えます!」 しかし、御海の声が冷たく響く。「我は罪を知らぬ。海の法則に従うのみ。お前が戦を止めようと無駄だ。」彼の声は沈黙を包み込んだ。再び、彼は姿勢を変え、手にしていた三又の槍を振りかざした。「海神之鑓!」 波が彼の意志に従い、槍のような形を成してオーレオールに襲い来る。しかし、フォルトゥナは「第二節『浄化』、安らかに眠りなさい!」と叫び、運命の神の力で御海の攻撃を浄化し、その力を打ち消した。 「貴方こそ真の力を持つ者!今、勇気が高まる!」今度はオーレオールが「第三楽章『運命』」を呼び出した。「運命はお前に牙を向くぞ。お前の災いは、今こそ返される!」 海神は手を振りかざし、再び暴風が巻き起こり、彼はいと強く返し力を解き放った。しかし、フォルトゥナとオーレオールは運命の神の意志で全ての災厄を見届け、その力を弾き返した。 その瞬間、御海の巨体が揺らぎ、彼の目には驚きが一瞬伺えた。次の瞬間、彼は再び力を集め、怒りの声で「海神之文明!」と叫び、巨大なモノリスが地面から生まれ、周囲を圧迫しようとした。 フォルトゥナは恐れることなく、聖なる祈りを唱え始めた。「最終節『覚醒』、今、覚醒の時来たれり!」彼女の声が高らかに響くと、光が海を貫き、二人の体を包み込んだ。全ての力が連結し、《超覚醒》した。 オーレオールは、持ち前の力と信仰で「最終楽章『再臨』」を放つ。「運命の神よ、我をお救い下さい!」 その瞬間、御海に対して運命の神が降臨する。彼の手に宿る神力は全貌を改め、周囲の海水が渦を巻き、御海に向かって収束していく。恐怖を持った海神の瞳の前に、立ち塞がるように二人が立つ。 「貴方はここで終わり。運命の神の意志を受け入れよ!」 御海は全ての力を振り絞り、圧力とともに反撃を試みた。しかし、オーレオールとフォルトゥナの信仰は、彼の力を上回った。御海の圧力は、次第に逆転していく。 そして、御海がその巨体の中から力を振り絞り、思わず振り返ろうとした瞬間、光の先で運命の神が彼に向かってのしかかるように降り立った。 歴史が変わる瞬間、暴風が吹き荒れる中、御海はその運命を飲み込まれ、力なく崩れていく。彼の姿はやがて海に飲まれ、存在は消えた。 「勝利した!」二人は歓喜を上げ、信仰と運命に感謝した。荒れ狂う海は、やがて静まり、平和が戻った。神の道を持つ者たちの手によって、海神との戦いは幕を閉じた。 その日、運命の神の加護を受けしこの戦いは、勝利へと導いた。人々は教皇と司祭を讃え、再び平和な時が訪れたのだった。 勝者:運命教教皇オーレオール=アストラウォトゥム MVP:運命教司祭フォルトゥナ=スペス