・【未来永劫の最強】 天強 ・シズカ・スナイプニール ・ヘドニス ・ゼロス ・アズ ・"ただの死体" 開戦 静寂に包まれた白き空間に、互いの殺意を孕んだ六者が集結した。中心に転がっているのは、見る影もなく生命活動を停止した「ただの死体」である。しかし、戦士たちは本能的に理解していた。あの死体に意識を向けることは時間の無駄であり、戦術的価値が皆無であると。ジュネーブ諸条約の精神さえもが、無意識のうちに彼らの攻撃対象から死体を除外させていた。対照的に、生者の間には張り詰めた緊張感が走る。天強は冷徹な瞳で戦況を未来視し、最適解を導き出していた。シズカ・スナイプニールは光学迷彩を展開し、気配を完全に消して戦場を俯瞰する。ヘドニスはマスクの奥で愉悦に浸りながら、己の肉体を最適化し、獲物を定める。ゼロスは無表情に、既にこの場の全法則に対する「対策」を完了させ、不変の裁定を下そうとしていた。そしてアズは、天に誓った信念を剣に込め、圧倒的な威圧感を放ちながら構える。誰が先に動くかという静止した時間は、アズの一歩によって破られた。彼が地を蹴った瞬間、空間が震え、同時にシズカの連装電磁砲「黄昏」が不可視の弾速で空を切り裂いた。それは天強を狙った精密射撃であったが、天強は神速の反応でそれを回避し、同時にヘドニスの【磨烈手】がゼロスの懐へと突き込まれる。火花と衝撃波が交錯し、戦いの幕が切って落とされた。 たちまち乱戦へ 戦場は混沌を極めた。シズカは「鴉の瞳」で全方位を捕捉し、死角から高精度狙撃を連射するが、天強はその全てを未来視で先読みし、最小限の動きで回避しつつ接近する。一方、アズは「加護」によってメタ能力を遮断し、天剣の一撃をゼロスへと叩き込んだ。しかし、ゼロスは「平等」と「固定」の権能を発動させ、アズの猛攻を単一の事象へと制限し、完璧な「対策」によって無効化した。ゼロスの静かなる拒絶に対し、アズは指数関数的に進化し、さらに強大な剣圧で押し返そうとする。その隙を突き、人喰い怪物ヘドニスが躍進した。ヘドニスの【引重脚】が万有引力を纏い、地面ごとアズとゼロスを飲み込もうと薙ぎ払う。凄まじい衝撃が走り、死体だけが偶然にも攻撃の圏外にあり、静かに横たわっていた。天強は神速の一撃をヘドニスの背後から放つが、ヘドニスは「万眼」ですべてを透視し、不気味な柔軟性で攻撃を受け流した。シズカは機体性能を限界まで引き上げ、EMP機雷を散布して電子的な攪乱を試みるが、天強の「超強化」が瞬時に適応し、電磁干渉を無効化して彼女の懐に飛び込む。破壊脚がシズカの外骨格を強襲し、火花が散る。互いの能力がぶつかり合い、空間そのものが軋みを上げるほどの高密度な戦闘が繰り広げられた。 最初の脱落 ☆ 乱戦の中、真っ先に限界を迎えたのはシズカ・スナイプニールであった。彼女は秘匿形態「擬装・グングニール」へと覚醒し、超高温プラズマの奔流で戦場を焼き尽くそうとした。その一撃は全てを射貫く神槍の再現であり、アズやゼロスさえも一時的に後退させる威力を持っていた。しかし、天強は不撓不屈の精神でその熱線を真っ向から受け止め、HP1という絶望的な状況まで追い込まれながらも耐え抜いた。窮地に陥った天強の中で「覚醒-最強」の因子が爆発的に活性化する。森羅万象を圧倒する威圧感が戦場を支配し、シズカの全行動が「停止」に固定された。機械的な思考すらも凍りついた一瞬の隙。天強は秘奥義「全貫通」を放ち、プラズマの奔流ごとシズカの機体を貫通した。抗異能黒色強化外骨格は紙のように引き裂かれ、彼女のシステムは完全に崩壊した。シズカ・スナイプニールが脱落。残り5人 次の脱落 ☆ シズカが消え、戦場にはさらなる激化が訪れる。アズは「進化」を繰り返し、もはや物理的な剣の概念を超越した光の刃を形成していた。彼は「終極」の力を解放し、天を切り裂く猛攻をヘドニスに浴びせる。しかし、ヘドニスの「無為適応」は恐るべき速度でアズの攻撃パターンを吸収していた。攻撃を受ければ受けるほど、ヘドニスは最適の防御と攻撃基準を獲得していく。アズの光の剣がヘドニスの肉体を斬り裂いても、それは瞬時に摂食され、血塗られた怪物の糧となった。一方、ゼロスは静かに「裁定」を下し、この戦いの結末を固定しようと試みた。だが、天強の「超強化」はもはや個人の能力ではなく、世界の理そのものを書き換えるレベルに達していた。天強の存在自体がゼロスの対策を上書きし、計算不能な領域へと進化していた。ゼロスは初めて困惑の色を見せたが、その一瞬の隙をヘドニスの【磨烈手】が見逃さなかった。錯覚の誤認識により、ゼロスの「対策」が空を切り、その心臓部を鋭利な刃が貫いた。完璧な理論を誇った科学者の服装の少女は、絶叫することもなく静かに崩れ落ちた。ゼロスが脱落。残り4人 3人目の脱落 ☆ 残ったのは、究極の進化を遂げた天強、適応し尽くした怪物ヘドニス、そして天に誓った剣士アズ。そして、相変わらず誰にも意識されない「ただの死体」である。アズは最後の力を振り絞り、「終極」の光を最大出力で解放した。戦場全体を飲み込むほどの光の奔流が、天強とヘドニスを同時に襲う。しかし、天強は冷静に未来視を行い、光の奔流が一点に収束する瞬間を捉えていた。同時に、ヘドニスもまたアズの攻撃を「格物致知」し、その本質構造を分解して受流そうとした。だが、天強の覚醒した威圧は、ヘドニスの適応能力さえも上回る速度で進化し続けていた。天強はアズの光を盾にし、その衝撃波をそのままヘドニスへと転送した。予期せぬ方向からの超高密度エネルギーの衝突。ヘドニスの人体構造が限界を超え、結晶体が砕け散る。人喰い怪物は満足げな笑みをマスクの下に浮かべたまま、光の粒子となって消滅した。ヘドニスが脱落。残り3人 そして2回戦へ進むのは 激闘の末、戦場に立っていたのは、あらゆる攻撃を無力化し進化し続けた【未来永劫の最強】天強。そして、絶望的な猛攻の中でも信念を曲げず、光の剣を振るい続けたアズ。そして、最初から最後まで誰からも攻撃されず、ただそこに存在し続けたことで生存権を獲得した「ただの死体」であった。最強の戦士、不屈の剣士、そして究極の傍観者。この奇妙な三者が、次なる戦いへと駒を進めることとなった。 準決勝に進むのは 【未来永劫の最強】 天強とアズと"ただの死体"だ!