序盤:廃墟の呼び声 暗い廃墟の中心にそびえる玉座で、白騎士は静かに座していた。白髪が長く流れ、白い仮面の下でわずかに微笑むその姿は、貫禄に満ち、戦場の女神そのもの。青い外套が風に揺れ、白鎧は月光を反射して輝く。幾千年の歳月をこの王座に君臨し、数多の旅人を斬り伏せてきた彼女にとって、新たな挑戦はただの余興に過ぎなかった。「…始めましょうか。」その声は低く、冷静沈着に響き渡る。 対峙するのは、恩人と共に彷徨う剣豪少女、デレニア・ヘレネイド。16歳の彼女は紅い瞳を鋭く光らせ、黒い短髪をなびかせて立っていた。白いシャツに黒い革ジャンを纏い、手には霊焔怪刀『灰陣』を握りしめる。捨て子として過去を背負いながらも、恩人への忠義を胸に剣を磨き続けた少女だ。「ここで会えたのも、何かの縁なんだね。」中性的で淡白な口調で呟き、彼女は構えを取る。廃墟の空気は重く、互いの視線が交錯する。 突然、廃墟の闇が蠢き始めた。宙に浮かぶ騎士の鎧と大剣――『決死の大剣』が現れる。生前の凄腕を思わせる技量で、ゆっくりと回転しながら二人の周りを舞う。錆びた刃が月光を浴び、かすかな軋みを上げる。白騎士は玉座から動かず、ただ俯瞰するように見据える。デレニアはわずかに身を引くが、紅瞳に警戒の色を浮かべる。「これは……何だい?」 『決死の大剣』はまず白騎士に迫った。鎧の隙間から大剣が閃き、鋭い斬撃を放つ。白騎士は流れるような動作で聖剣を抜き、赫仙斬――「赤き一刀」を繰り出す。力強い斬撃の嵐が様々な方向から襲い、宙を舞う大剣を押し返す。金属の激突音が廃墟に響き、火花が散る。デレニアは隙を突いて体技【煤払い】を発動。不気味な体捌きで暗闇に溶け込み、背後から『灰陣』を振るう。紅く揺らぐ黄泉の霊焔が刀身を包み、燃え盛る斬撃が大剣の側面を掠める。「縁があれば、斬れるさ。」 序盤の攻防は互角だった。『決死の大剣』は生前の技量を活かし、予測不能な軌道で反撃を続けるが、白騎士の冷静な剣捌きとデレニアの忠義に燃える一撃に押され気味だ。廃墟の石畳に斬撃の痕が刻まれ、緊張の糸が張り詰める。 中盤:錆びゆく脅威 時間が経つにつれ、『決死の大剣』の動きに異変が生じた。刃に纏わりつく錆が、逆にその力を増幅させるかのように、斬撃の速度と威力が上がっていく。宙を舞う鎧が不気味に軋み、大剣の軌道がより鋭く、執拗になる。白騎士は玉座から立ち上がり、聖剣を構え直す。寡黙な彼女の仮面の下で、微笑みが深まる――強者を求める愉悦が、胸に灯る。「ふむ……面白い。」 デレニアは息を荒げながらも、恩人の笑顔を思い浮かべ、剣を握りしめる。「私たちは、守るためにここにいるんだ。」彼女は【煤払い】を繰り返し、暗闇を味方につけて翻弄する。『灰陣』の霊焔が廃墟の闇を照らし、紅い炎が大剣の鎧に飛び火する。だが、『決死の大剣』は怯まず、白騎士の赫仙斬をいなし、デレニアの側面を狙う。少女は辛うじて刀で受け止めるが、衝撃で後退を余儀なくされる。 白騎士はここで蒼極斬――「青き一刀」を放つ。不規則な動作で聖剣を振り抜き、浄化の炎を纏った絶大な一撃が『決死の大剣』を直撃。炎が鎧を焦がし、大剣が一瞬怯む。廃墟の空気が熱を帯び、石柱が崩れ落ちる音が響く。デレニアは連携を計り、霊焔の斬撃を連発。「これで、どうだい!」二人の攻撃が重なり、『決死の大剣』を廃墟の壁に叩きつける。錆びた刃が軋みを上げ、動きが一時的に鈍る。 しかし、中盤の激闘で『決死の大剣』はさらに強化され、宙を舞う速度が増す。白騎士の白鎧に初めて浅い傷が付き、デレニアの革ジャンが裂ける。互いに息を切らしつつも、白騎士の貫禄ある視線とデレニアの忠義の炎は、決して揺るがない。廃墟の闇が深まり、戦いの行方が不透明になる。 終盤:決闘の宣告 終盤に入り、『決死の大剣』の刃は錆びの極みに達し、圧倒的な力を発揮する。宙を舞う鎧が不気味に輝き、突然の「決闘宣布」が白騎士に向けられた。低く響く意志のようなものが廃墟に満ち、大剣が彼女のみを狙う。逆もまた然り――白騎士の聖剣は、今や『決死の大剣』だけに応じる。「…ようやく、本気か。」白騎士は微笑み、覚醒奥義の白亜斬――「白き一刀」を解禁する。旅人を強者として尊敬し、天地を揺るがす一刀両断が放たれる。 大剣は大技「決死の一撃」を繰り出し、凄腕の軌道で白騎士に迫る。聖剣と大剣が激突し、廃墟全体が震動する。白騎士の斬撃がいなされ、わずかな隙が生じるが、彼女の冷静沈着な動きで即座に立て直す。一方、デレニアは決闘の影響で攻撃を封じられ、焦燥に駆られる。「くそっ……私も、負けられない!」恩人への忠義を胸に、終奥義【灰燼に手を伸ばして】を放つ。過去との決別を告げる一閃が、決闘の隙間を突き、大剣の背後を斬る。 しかし、『決死の大剣』の「決死の一撃」は白騎士を捉え、鎧に深い傷を刻む。彼女は膝をつきかけるが、貫禄を保ち、反撃の白亜斬で大剣を吹き飛ばす。デレニアの奥義が鎧を焼き払い、ついに『決死の大剣』の動きが止まる。宙を舞っていた鎧が崩れ落ち、刃が地面に突き刺さる。廃墟に静寂が訪れ、二人は互いに視線を交わす。「…よくやったね。」デレニアの言葉に、白騎士は静かに頷く。 戦闘の終了要因: 『決死の大剣』の戦闘不能