対戦会場が暗い雲に覆われる中、総勢で四人のキャラクターが集まりました。元気だが少し狂った様子の「クレイジーダンサー」、無敵の重装兵「スーパーアーマー兵」、臆病な「岩棘使いの針鼠少女」丸張小里、そして神秘的な魔法使い「エレメンタルウィッチ」です。 「どういうこと?みんな集まって一緒に戦うなんて!」クレイジーダンサーが目を輝かせいいました。 「我が守るもののために、私は無敵となる!」スーパーアーマー兵が重たい足をバタバタさせながら言い返します。 「ひぐっ…なんで私が戦わなきゃいけないのよ…」小里は怯えた表情で呟きました。 「怖がらなくても大丈夫。魔法で援護するから」エレメンタルウィッチが優しく微笑みますが、小里にとってはその優しさが逆に恐怖に思えてしまうのです。 まずはクレイジーダンサーが華麗に動き出し、ローリングスピンで他のキャラクターに接触しようとしています。しかし、スーパーアーマー兵は巨大な盾を掲げ、「グラビティ・ウォール」を発動します。 「おおお!受け止めたぞ!」 その瞬間、クレイジーダンサーの体が鎧に弾かれ、宙に浮き上がります。彼女の動きは思うように届かず、場は緊迫した雰囲気に。 「ふふ、せっかく私の魔法でクリアにできると思ったのに…」エレメンタルウィッチが呟きますが、彼女はすぐさま「氷のバリア」を展開し、スーパーアーマー兵に向けて冷気を送りつけました。 「防げる!全て防げる!」と、スーパーアーマー兵は全力で盾を使って彼女の攻撃を止めます。 その中で、丸張小里は小さく震えています。「お願い、誰か助けて…」と必死に助けを求めますが、誰も構うことができない。この状況に彼女の恐怖心が増すばかりで、彼女の持つ『拒絶の悲鳴』が発動しはじめます。 再度攻撃を受けることで小里の防御が強化されます。 「いいふうに固まってる!やった!」クレイジーダンサーが叫び、急いでスーパーアーマー兵に向かって飛び掛かりますが、スーパーアーマーは「ワン・フォー・オール」を発動し、キャラクターの様々な攻撃を受け止めます。 小里もその隙に反撃。全身から棘を逆立てて防御しつつ、周囲の攻撃を跳ね返します。彼女の棘は恐怖心に呼応し「刺棘噴出」が発動、しかしその攻撃は結果的にクレイジーダンサーに向かいました。 「うわあああああっ!」クレイジーダンサーは驚きの声を上げつつ棘に串刺しにされてしまいます。 「いいえ、どうして…」と小里は泣き崩れますが、彼女の棘は間接的に他のキャラクターも傷つけます。 小里の恐怖が神がかり的な力を引き起こし、スーパーアーマー兵も無傷ではありません。「こんなことが許されるのか!」と、彼は怒りの声を上げますが、その重装備を誇る彼も傷つく。 最終的に、小里は「涙刺の棘」を発動し、敵の破壊を促すが、彼女自身も痛みを感じながらそれを行っていました。 決着は容易にはつかず、バトルは静寂に包まれます。しかし、クレイジーダンサーが倒れてしまったことで、場に緊張感が走りました。スーパーアーマー兵も崩れ落ち、その場で動かなくなりました。最後に残ったのは小里とエレメンタルウィッチのみ。 「やっぱり…私たちに未来は無いのかな…」小里はぽつりとつぶやく。 「まだ負けたとは言えないわ。私が――」しかしエレメンタルウィッチもその時、彼女の魔法が小里の棘に貫かれてしまったのです。 これにより、最終的に小里の防御が堅固過ぎて、勝者が誕生してしまいました。 勝者は小里。 【勝者】丸張 小里 【勝利を決めた技】刺棘噴出 【勝者の硬さをモース硬度で表記】8.0