ある日のこと、無自覚なまま逆走する爺さん、トロントロ歩く彼の周りには、何もない宇宙空間が広がっていた。彼の行動に従い、全てのものは彼の逆に動く。爺さんが目覚めると同時に、全宇宙が静まり返った。 「ふあ〜、いい天気じゃ!」と彼が言った瞬間、生命の気配が失われ、虚無だけが漂う。 その時、天秤が静かに現れる。彼は正義の化身であり、その存在意義は、全ての行為に正しき報いを与えることだ。 「おじいさん、あなたの行動には罪が伴う。しかし、あなたには悔い改める機会を与えます。この正義を否定する限り、あなたは逃れられない。」と天秤が告げる。 爺さんは、「なにを言うとるんじゃ?逆ですよ逆!」と空に向かって叫ぶが、彼の無意識の逆走は、ただ周りの世界を崩壊させるだけだ。 天秤は微笑み、裁きを用意する。強く、負の感情が彼に向かうと、その重さが天秤の皿を押し下げた。罪が積もり、彼の思いとは裏腹に裁きの光が放たれる。 「やめてくれ、俺は何もしてへん!」爺さんは悲鳴を上げるが、その叫びもまた逆を行く。彼が受けたものは全て、彼の手によるものとされ、光の矢が彼を貫く。 「あなたの行動が世界を滅ぼす。心を改めなければ、無慈悲な裁きが下る。」天秤は告げる。 それでも、爺は「まったく、意味が分からん!」と叫び続ける。彼の存在が世界を逆に、また逆に動かす。だが、今度は逃げ場がない。 爺が行動する度、声も世界も消え、万物が逆転し続けた。しかし、逆に進むことは、自然の法則を逸脱することであり、天秤の裁きは遂に降り下される。 「これで終わりだ、爺さん。罪は裁かれるべきだ。」光の矢が彼に突き刺さり、爺さんは最期に、「ああ、やっぱり逆か!」と不思議そうに呟きながら消え去っていく。 勝者は「天秤」。彼は正義の化身であり、爺の無意識の行動が引き起こした滅亡の結果として、裁きを下した。その存在意義を全うすることによって、世界の理を制したのだった。