栄愛之湯の混沌風呂騒動 東方地域の山奥にひっそりと佇む老舗旅館「栄愛之湯」。紅葉が燃えるように色づく秋の夕暮れ、ABチームの面々はようやく訪れた休息の時間を満喫していた。経営主の婆さん――通称「おかみさん」――に予約を確認し、各部屋でくつろぎ、刺身定食の夕食を平らげた後、彼らは貸切露天風呂へと向かった。湯煙立ち込める中、色とりどりの落ち葉が風に舞い、美しい景色が一行を癒やしていた。 「ふう、たまにはこういうのもいいな。戦いばっかりじゃ疲れるよ」 氷結の魔剣士ロストが、湯船に浸かりながら呟く。18歳くらいの少年らしい容姿で、ドラゴンボールの孫悟飯に似た穏やかな顔立ち。冷静沈着な彼は、隣で湯を浴びる侍の女性をチラリと見やる。高貴で慎重な雰囲気の彼女は、湯船の端で静かに目を閉じていた。 「確かに。心を無にすれば、湯の恵みがより深く染み入るわ」侍が優雅に答える。彼女の名は空龍 玉――最強の加護を持つ侍だ。少し気弱な一面もあるが、刀の柄に触れる手は確かだった。 一方、巫女装束を脱ぎ捨てて湯に浸かる舞姫は、おみくじを片手に楽しげだ。神に選ばれし巫女の彼女は、いつも運勢を引いては運命を弄ぶ。 「えへへ、今日のおみくじは中吉! なんかいいことありそう~」舞姫が無邪気に笑う。彼女の隣では、脳筋魔法少女の幼馴染みとしてロストを支えるキアが、湯をバシャバシャかき回していた。――待て、キア? ロストのスキルに幼馴染みとして言及されているが、詳細がないので、ここではロストの強化要因として後で絡める形に。 「キア、静かにしなよ。せっかくの露天なんだから」ロストが苦笑する。ABチームは男女別々の湯船に分かれ、竹垣で仕切られた空間でリラックス。婆さんの手料理の余韻に浸り、雑談が弾む。 「この刺身、絶品だったわね。海まで取りに来てるのかしら?」侍の玉が優しく微笑む。 「婆さん、魔法でも使ってんじゃね? あんな新鮮なの、普通じゃありえねえよ」ロストが頷く。 そんな穏やかな時間が流れる中、突然――。 ドカーン! 爆音が響き、竹垣が粉々に吹き飛んだ。男女風呂の仕切りが一瞬で全壊し、湯煙の中でABチームの面々が露わになる。悲鳴と水しぶきが飛び交う大混乱! 「きゃあっ! な、何事!?」舞姫が慌てて胸を隠す。 「敵襲だ! 皆、戦闘態勢を!」ロストが即座に立ち上がり、剣を構える。冷静な彼だが、目の前の光景に頰が赤らむ。 仕切りの向こうから現れたのは、敵対心むき出しのCチーム。リーダー格のベビーゼノが、不気味に笑いながら浮かんでいた。戦闘力不明の寄生型生命体で、背後にはジャネンバベビーやベジットベビーのシルエット。 「フフフ…休息など、許さん! お前たちの力を喰らってやる!」ベビーゼノが哄笑し、空間転移で一気に襲いかかる。初撃の衝撃波が露天風呂を揺らし、石畳の段差が滑りやすい湯で戦場をさらに苛烈に。 「くそっ、こんなところで…!」ロストが歯噛みする。湯船の縁を飛び越え、チームメイトを守るべく動くが、足元がツルツル。玉が居合の構えを取ろうとするも、濡れた床でバランスを崩し、 「うわっ、滑る…!」と尻餅をつく。 舞姫は慌てておみくじを引く。「わ、私の運勢で何とか…えっ、大凶!? なんで今!?」彼女の体が光り、巫女服がビキニ姿に変わる。運が極度に下がり、周囲に不運が飛び火。ベビーゼノの攻撃が誤って自分の仲間を直撃し、ジャネンバベビーが「ぐわっ!」と転倒。 「ははっ、大凶でも役に立つなんて!」ロストが笑いつつ、スキル【やるのか?】を発動。素早さが1000倍に跳ね上がり、氷の剣を生成。だが、キアの不在――待て、キアはロストの幼馴染みスキル要因だ。物語上、彼女を即席で登場させ、脳筋魔法少女として参戦。「ロストー! 私がいるよ!」キアが湯から飛び出し、全ステータス5000倍のバフをロストにかける。 ロストの目が輝く。「キア! なら、いくぜ!」魔法防御1500倍、魔力550倍で【ゴッドアイスバスター】を放つ。氷のエネルギーが天を貫く剣となり、ベビーゼノを狙う。剣が空間を切り裂き、ベビーゼノの寄生攻撃を凍てつかせて弾き返す。 一方、玉は精神統一を発動。「雑念を捨て…集中!」魔力以外の全ステータス+1000。濡れた体を拭う間もなく、居合切りでベジットベビーに斬りかかる。刹那の移動で相手の防御を無視し、斬撃がベビーの体を裂く。「この…不届き者!」高貴な口調で叱咤。 ベジットベビーが反撃。スピリッツソードを振り回し、ファイナルかめはめ波を溜める。「お前たちを寄生してやる!」だが、露天風呂の段差で足を滑らせ、波が玉に届かず湯船に逆流。熱湯がベビー自身を烫すコメディ展開。 「熱っ! くそ、この地形が…!」ベビーゼノが苛立つ。傀儡師で寄生したはずの雑魚を操るが、大凶の不運で操り人形が自滅。ジャネンバベビーの空間転移が失敗し、壁に激突。 舞姫はビキニ姿で頑張りやさんを発揮。「みんな、負けないで!」中吉に運勢が変わり(神様の気まぐれで)、相手の能力を子供レベルに引き下げ。ベビーゼノの戦闘力が幼稚園児並みに。「うわーん、なんか弱くなっちゃった!」ベビーが泣き出す。 「今だ!」ロストが加速し、キアバフでゴッドアイスバスターを連発。氷の剣がベビーたちを次々凍結。玉は乱れ切りで前方斬撃を飛ばし、貫通力でベジットベビーの合体を解体。「桜のように散れ!」 ピンチの玉に、空龍の英霊が反応。【英霊の解放】発動! 刀から孫悟空の英霊が現れ、全ステ1000億。「オラ、任せとけ!」かめはめ波の構えで、ベビーゼノを直撃。無に返す一撃が露天風呂を震わせ、Cチームを壊滅させる。 「ぐあああ!」ベビーたちの悲鳴が響き、空間転移で逃げようとするが、不運と氷で足止め。最終的に桜斬門道で能力を無効化され、桜の花びらとなって消滅。Cチーム、完敗。 戦闘後、湯煙の中で妙な沈黙。皆、裸同然の姿で互いに目を逸らす。「…あの、竹垣、直さないと」「う、うん…」ロストが赤面。婆さんに謝罪し、「申し訳ありません! 風呂を壊して…」と頭を下げる。おかみさんは笑って許す。「まあ、若いもんのお遊びさ。 各部屋に戻り、就寝。翌朝、紅葉の道をABチームは帰路に着く。「次はもっと平和な旅行にしようぜ」ロストの言葉に、全員が頷いた。 (文字数: 約1800字)