ゴーストタウンの静寂な空気の中、兎野とバレットは、いざ宝探しに出発することになった。 「さぁて宝探しと行こうか!」兎野の声が、廃墟の中に響いた。白い髪をなびかせながら、彼は前を向く。彼は温厚で、誰に対しても優しい性格だが、意志は強く、仲間たちを守るためには全力を尽くす覚悟を持っている。 まず彼らは「さびれた雑貨店」という名の建物を選んだ。この建物の入口は、木製の扉が壊れかけており、内部の薄暗い雰囲気は、少し不気味さを感じさせた。だが兎野は恐れずに足を踏み入れる。「ここに何かあるといいな。」彼の言葉にバレットが軽く頷く。彼の赤いマフラーが、少し風に揺れた。 雑貨店の内部は、かつての繁栄が感じられるような雑然とした状態だった。奥の方から、かすかに物音が聞こえてくる。不安げに振り返る兎野に、バレットが指示を出した。「気をつけて。何かいるかもしれない。」 兎野はナビパッドを取り出し、建物全体の構造を確認する。パッドの画面に映し出される情報から、奥にスクラップらしきものがあることがわかった。「ここに何かがあるみたいだ。」彼は奥へと進む。 そして、雑貨店内の奥へ進むと、突然、目の前にバケモノが現れた。「小物」のバケモノ「ウニリス」だ。小さな体に、鮮やかな青色のかさぶたが敷き詰められている。兎野はその姿を見て少し驚いたが、すぐにナイフを握りしめて対峙した。「相手にしてやる!」 兎野は即座にウニリスに接近し、一撃でそのままナイフを振り下ろした。鈍い音を立ててウニリスは地面に崩れ落ちる。「やった!」兎野は少し嬉しそうに言った。 ウニリスを退けた二人は、奥にあった宝箱のようなものを見つけた。蓋を開けると、そこにはスクラップがぎっしり詰まっていた。「これだけあればいいお宝になるね。」中身を確認すると、鉄くずや廃材が多く、2つほどは明らかに価値が高そうな品物だった。 兎野が数点のスクラップを手に取る中、バレットは金属探知機を使って地面を探り始めた。数分後、彼は「これだ!」と叫び、光る物を掘り出した。「これ、かなり珍しいやつだ。」バレットの目が輝く。 確保したアイテムは以下の通りだ。 - 錆びた金属片 - 10デル - 廃木材 - 30デル - ネジ - 15デル - 光る金属片 - 120デル 彼らはこの雑貨店から出ると、次に「腐れた食料庫」という場所に向かうことに決めた。食料庫の外壁は苔で覆われ、長年の放置の影響で不気味であった。だが、彼らは更なるスクラップを求め、その扉を開けた。だが、入り口を守っている小物のバケモノ「ゴテゴテスパイダー」が彼らを待ち受けていた。 df 「また小物か。さっきの勢いでやってやろう!」兎野はナイフを構え、突進した。ゴテゴテスパイダーも反撃に出るが、未熟な動きを見せる。 「任せて!」兎野の治したナイフがスパイダーに突き刺さると、即座に無力化された。あっけない戦いに、バレットも安心した様子で続ける。 食料庫の中には、要らないものと、スクラップにできそうな食品が多数残っていた。「こんなにすぐ集めて良いのかな。」兎野が不安になりつつも、いくつかの食料品を確認する。「これは腐敗が進んでいる。買い取ってくれるかな。」 この探索で見つけたスクラップは、次の通りだった。 - 腐った缶詰 - 20デル - 古いキッチンツール - 40デル - 新鮮そうな肉 - 80デル 「さぁ、次はどうしようか。」兎野が後ろで集めたスクラップを見せると、バレットは次のターゲット「廃病院」の名を挙げた。 廃病院は、その名の通り関わりたくない雰囲気を醸し出していた。足元には壊れたガラスが散乱し、内からはいくつもの声が聴こえてくる。彼らは息を飲んだ、「これ、確実に危険だよね…」 それでも、彼らは意を決して中に入った。廃病院の中はやはり怖い雰囲気が漂っていた。バレットが金属探知機を使うと、近くに反応があり、兎野と共に踏み込んで行った。 不意に背後から中物のバケモノ「フライトロ」と名の知られた生物が現れた。「逃げるぞ!」バレットは即座に逃走スキルを働かせ、廃病院から出ようと逃げ出した。「くそ、こんなところに隠れんのか!」兎野も続けたが、彼がフライトロに引き戻されてしまった。「ここでダメージを受けたくない。」 かなど思ったが、彼はナイフを取り出した。 「けど、ひとまず行くぞ!」兎野はナイフを構えてフライトロに立ち向かう。「一発でやってやる!」全力でナイフを躍らせれば、フライトロの体に命中したはずだが、彼の攻撃は軽く弾かれてしまった。「え?当たらないのか。」急いで逃げるバレットを見ると、バケモノが兎野に向かって襲ってくる。 「ダメだ、逃げろ!」バレットが声をかけるが、彼はフライトロを引き付けて、直後に身をかわして回避した。「ウィッヒュ!」 廃病院を出た二人は「ここは危険すぎる。出て行こう」と、無事に叩き出された。 その日に探し当てたスクラップは廃病院でも見つからなかったため、「怪しげな手術器具」や「使用済み血液バッグ」などの不気味なゴミばかりだった。 「今日はもう仕方ないだろうか。」バレットが小さく呟くのを聞き、彼は少し他の場所を見直してもいいかもしれないと考えた。 この日の探索を終え、彼らは最初に見つけた雑貨店で集めたスクラップを売却することにした。 彼らが集めたスクラップリストは以下の通り: - 錆びた金属片 - 10デル - 廃木材 - 30デル - ネジ - 15デル - 光る金属片 - 120デル - 腐った缶詰 - 20デル - 古いキッチンツール - 40デル - 新鮮そうな肉 - 80デル 兎野が見つけたスクラップは高値だったが、合計は295デルになり、バレットのメンバーの合計は二つの建物から集めたもので292デルになった。 - 兎野の合計: 295デル - バレットの合計: 292デル このようにして、彼らは無事に探索を終えられた。次回はもっと高価なスクラップを目指していこうと思うのだった。