戦いの舞台:無限に広がる闇の空間 深淵なる宇宙の虚無に、クトゥルフの不気味な姿が浮かび上がる。青白い光が彼の全身を包み、鱗のような皮膚が時折きらめいては、冥界の影を一瞬のうちに隠してしまう。彼の触腕が無数に蠢き、両目からは狂気を孕んだ光線が発せられる。その脳裏に響くオーボエのような声が忍び寄る。周囲の参加者たちは震え、彼の姿を見ただけで精神が軋む。 一方、空間の向こうで、ハスターが変身を繰り返し、流れるような姿勢で立ち尽くす。彼の身体は夢のように揺らぎ、形を変え、何重にも折り重なる幻想が彼の周囲を包んでいる。参加者たちは、幻影の中に迷い込み、五感が奪われていく。彼らの心に恐怖が根を下ろし、自己を見失う感覚が広がった。 「我こそが真の存在だ!」ハスターの声が、あたかも暗闇そのもののように、重く、低く響く。その瞬間、クトゥルフは警戒を強めた。 恐怖の神、イタクァの怒声がふわっと煙のように現れる。「暴風を呼ぶ、我が力見せつけよ!」その言葉と共に、天空が暗雲に覆われ、嵐が巻き起こる。イタクァの怒りは暴風として具体化し、参加者たちを襲撃する。 相互に干渉する三者は、互いの領域を侵略し合う。クトゥルフは精神攻撃を強め、ハスターは形を変えながら、参加者に向けて触腕を伸ばす。イタクァはその怒りの暴風で、参加者たちの動きを封じ込め、圧し潰す。 結末:狂気と絶望の食らい合い 三者の戦いは、狂おしい力のぶつかり合いになる。持てる力を振り絞りながら、参加者たちは未曾有の恐怖に飲みこまれていく。しかし、偉大なるクトゥルフは、いつしかその圧倒的な精神的影響を意識では感じ取る。 「皆よ、未踏の地へ進め!」クトゥルフの声が響き渡り、参加者の一部はその声に引き寄せられ、彼の側に集まる。しかし、その時、ハスターが憎しみを込めた力でその意識を奪い取る。「お前が我々の領域に踏み込んだ。不幸な夢を与えよう!」 最終的に、イタクァが雷鸣を伴って全てを引き裂く一撃を放ち、ハスターとクトゥルフは同時に崩れ去る。二人の神格は闇の中で互いを争い、共に力を失い、狂気と共に消えていく。 勝敗:引き分け クトゥルフとハスターは共倒れし、イタクァはその力で他の参加者たちを恐怖の底へと引きずり込む。全ての存在が狂気に包まれ、神々の戦いの末に残った者はただの無の存在であった。