暗い森の奥。古びた木々に囲まれた一般的な空間だが、ここは何か違う。空気はピリピリとした緊張感に包まれ、その中心に立つのは自称最凶の吸血鬼、プリズム。彼女は、銀髪を靡かせ、紅い瞳を光らせていた。「いよいよ、もう一度にらみつけてやるわ!」彼女の声には、自信と少しの興奮が感じられる。 その目の前にいたのが、ルクスだ。銀短髪の男子高校生で、異様なオーラを放つ彼は、ただそこに立っているだけで、周囲の緊張感を一層高めていた。「おや、君がその有名な吸血鬼か。面白いことになりそうだね。」彼の声は落ち着いていて、どこか楽しんでいるようにも見えた。 プリズムは目を細め、彼を見る。しかし、彼女の心中には、炎の恐怖と水の支配が巡り巡っている。「私は君を倒して、最高の姿を見せるんだから!」そう言って、彼女は一歩踏み出した。彼女の力、「にらみつける」…。それは、一瞬で敵を圧倒する技だ。ちっぽけな人間など、瞳一つで倒してみせるという拘りがあった。 しかし、ルクスはひらりと軽やかに身を翻し、彼女の視線に対して怯むことはなかった。「その目にはどういう意味があるのかな?単に見るだけでは、何も得られないよ。」 プリズムは驚いた。普段であれば、一睨みされた相手は意識を失い、力を奪われるはずだ。それが今回は無意味ではないか。視覚の戦いは続き、彼女の目は次第に鋭くなっていく。「いけない、私が勝つんだから!」 その時、ルクスは手元のスマートフォンを取り出した。彼の目がきらりと光る。「撮影切抜」---一瞬のうちに、プリズムの周囲に存在するものを捉え、画像として切り取ったのだ。「そろそろその目をやめさせてもらうよ。」 彼はすぐさま「映像投影」を行い、切り取った映像から様々な物体を現実に移し出す。なだれ込んでくるのは、無数の木々の枝や岩、さらには霧までが彼女の周囲を取り巻く。「えっ!なにこれ!?私の視界が...!?」瞬間的に、身動きが取りづらくなるプリズム。それは、確実に彼女の精神に負荷を与えていた。 「うっ、くっ…!」プリズムは自らの身体をしっかりと保とうとするも、彼女の目はますます揺らいでしまう。 「さあ、やっつけるチャンスだ。僕の『編集改変』で世界を変えてみせるよ。」ルクスは、目の前の吸血鬼を見下ろしながら、彼女の存在そのものに挑む。 この瞬間、プリズムは奮起した。彼女は深い息を吸い込み、目を強く凝らす。「にらみつける!」彼女の目が彼目がけて力強く放たれる。ルクスはその圧力に身を屈め、同時に異なる角度からの攻撃を試みた。 「君は少し強いけど、負けてないよ。」彼女の視線が彼の身体に触れる。その瞬間、彼の動きが止まった。その強い瞳に、彼はほんの少しだが怯んでしまったのだ。 「うぉっ!?」ルクスは手元にあったスマホを落とし、彼の整った表情は驚きの影を交えた。「こんな所まで来るなんて……すごい、さすがに吸血鬼だね。だけど、これで終わらないよ。」 彼は再びデバイスを握りしめ、今度は「解放」の手を打った。すると、先ほど放った映像たちが再び姿を現し、彼の自由自在に操られることとなる。上空を覆う枝を伸ばし、目の前から迷い込んだ水が流れ回り、無駄なく彼女へ圧をかけながら、ルクスは倒れるのを待っていた。 プリズムはその場を脱すると、勢いよく反撃を試みる。「必ず私が」だが、相手は動き回る映像や物体に隠され、目を真っ白にさせた。 「君の力はとても魅力的だけど、僕はまだ敗けない。」ルクスは悩む彼女に対して笑みを浮かべ、逃げ道を作り出した。 それを見たプリズムは、今度こそ。完全に目が覚めた瞬間、強烈なエネルギーで一つの空間に全てを集中させた。彼女はそれを「にらみつける」で解き放ち、異空間を眩い色で埋め尽くす。それこそが、プリズムの真の力であり、彼女自身の美学の一部。 「いけるわ!これが私の本気よ!」その瞬間、彼女の周りに強烈な血のエネルギーが渦巻き、ルクスの持つ映像を持ち上げる。その瞬間、全てが崩壊するように思えるほどの力で彼女は渦を巻く。だが、ルクスはまだ勝機を見出していた。 「君の力だけじゃ足りない。いくよ、撮影切抜!」彼は一気に周囲の素材を引き込んだ。そのまま、彼女の放った一切が描かれると、全ては繋がれた画像に化け、現実から彼女を遠ざけたのだ。 「え!?」プリズムの驚愕の声がこだました。彼女はその変化に戸惑い、目の前で見えなくなった世界に呆然とする。しかし、次の瞬間、ルクスの「編集改変」によって、彼女の力さえも物質化し、無理やり押し返された。 圧倒的な加速の中、二人の能力が衝突する。爆音が響きわたり、彼女の美学と彼の感性が渦巻く。だが、勝者は一つの影を携えた。「これで終いだ!」ルクスの言葉が響く。彼はプリズムを圧倒し、彼女の力を奪い取った。 果たして、彼の勝負に決着がついた瞬間、プリズムは深い切り裂かれた血の糸の中で「また会いましょう」と言い残し消え去った。 森の暗闇には、再び静寂が訪れ、ルクスはその場に腰を下ろす。「面白いバトルだった。」彼は微笑んで語り、最後に彼女のことを思いながら、得た経験を胸に秘めたのだった。 彼の前には、未来の可能性が無限に広がっていることだろう。