雪が舞い散る荒れ地に、8代目女王エイラの姿があった。彼女はこの寒冷の戦場で、自身の力を試すために立ち上がった。彼女の周囲には氷の魔法に象徴される冷たい空気が満ちている。雪の大猿や氷の騎士を使役し、エイラは冷酷な美しさを保ちながら、不敵に戦う準備を整えた。 一方、エイラの対戦相手、炎剣使いの猫耳少女、赤羽 緋狩は情熱的にその場に立っていた。赤髪が炎のように燃え上がる中、彼女の目は獲物を狙う獣のように鋭く光っている。意気込みに満ちた彼女は、戦場の温度を一瞬で上昇させることで、エイラの氷の魔法に立ち向かおうとしていた。 「悪いけど、手加減は一切無しだからね!」緋狩は叫び、両脚に炎を宿らせる。 エイラはその瞬間、氷のトゲを足元に出現させ、詠唱もせず先制攻撃を仕掛けた。しかし、緋狩は瞬時に「跳猫」を発動し、炎をまとわせて爆発的な速度で跳躍した。カリカリとした音を立てながら、彼女はトゲを華麗にかわし、同時に間合いを詰めていく。 「私の反撃を見てなさい!」そう言いながら、緋狩は瞬時に「灼熱炎剣『葬火』」を振るい、その振った炎剣が広範囲を焼き尽くす。 だが、エイラは冷静だった。彼女は魔力因子を操作し、目の前の緋狩を引き寄せた。 「因子操作・引!」 緋狩は突然引き寄せられるが、反射的に「爆炎喝采」で爆風を発生させ、彼女の身を守る。炎が「因子操作」の力をかき消していく。 「なかなかやるね!」エイラは冷たく笑い、「氷の魔法・連弾」を発動した。五つの氷の玉が一度に飛び出し、緋狩めがけて飛んでいく。 しかし、緋狩は再度炎を宿した脚で一気に跳ね上がる。彼女の「昇炎」によって、周囲が爆ぜ、火柱が立ち上がる。 その瞬間に、氷の玉がいくつも撃ち落とされる。緋狩はまたもや、「紅閃焼炎脚」で足元を炙り、エイラに近づく。「さあ、仕掛けるよ!」 「オガティ!」エイラは声を上げ、雪の大猿を召喚した。大猿は緋狩に向かって突進し、迫力ある一撃で彼女を攻撃しようとする。その瞬間、緋狩は「熱狂盛炎 極葬」を放つ。両脚に溜めた魔力を解き放ち、一瞬で雪の大猿を避けて、エイラの元へと斬り込んだ。 攻撃の手を緩めず、彼女は連続して斬りかかる。 「その凍るような寒さ、私が打ち破ってみせる!」緋狩の声が響く。 エイラは動じることなく、「氷の煌めき」で氷の粉を放ち、その場に粉塵爆発を引き起こした。 粉が舞い上がり、緋狩を混乱に巻き込む。 「今こそ決める時!」エイラは手を上下に動かし、氷の分身を無数に作り出す。 「な、なんじゃこりゃ!」緋狩はその光景に驚いたが、赤の傀儡と青の傀儡が議合し、エイラの傀儡たちと共に緋狩に圧力をかけ始めた。 「私も負けてられない!」緋狩は気合を入れ直し、炎の力を限界まで引き上げる。「爆炎喝采!」彼女は複数の炎の刃を一気に振るって、周囲を焼き払った。 だが、その瞬間、赤の傀儡が不気味な動きで緋狩に突進する。「因子操作・押!」 緋狩は後方に吹き飛ばされ、その隙に青の傀儡が迫る。「竜撃!」と同時に、その竜の腕が迫り、彼女の体を掴もうとする。 「そんなことはさせない!」緋狩は懸命に跳躍し、影をみせた。「紅閃焼炎脚!」で青の傀儡に斬りかかるが、それでも青の傀儡の攻撃が当たってしまう。 エイラはその光景を見逃さず、寒気を呼ぶ。 「寒さで動けなくするわ!」 ここで緋狩が動きを封じられ、エイラの分身が周囲から一斉に襲いかかる。「これで終わり!」 「完璧が求めるは君の敗北だ!」赤の傀儡と青の傀儡が息を合わせ、完璧なコンビネーションで与える連続格闘攻撃が、緋狩に襲いかかる。 炎の少女は熾烈な攻撃をもろに受け、目の前の景色が歪んで見えた。圧倒的な力を持つエイラの支配と、傀儡たちの完璧な連携に、ついに緋狩は圧倒され、意識が遠のいていく。 戦闘は終了し、冷たい雪の中、エイラは勝利の証を見せながら立ち尽くした。彼女の瞳には冷徹な光が宿り、決意が満ちていた。 --- 赤の傀儡へのダメージ: 650 青の傀儡へのダメージ: 600