薄明かりが森を照らし始めるとともに、チームAとチームBが対峙していた。チームAの陣地から、六百六十六輪の薔薇の恐ろしい姿が地面から立ち上がり、無数の棘を持つ巨大な薔薇が周囲を包囲する。対するチームBでは、キュービーが尻尾でナイフを巧みに操り、そばにいるショベルナイトがその青い鎧を光らせて戦いの準備をしていた。ニコ・ロビンも冷静な目で様子を伺い、時折、手から花を咲かせて見せることで、気を引こうとしていた。 「さあ、行くわよ。」ニコ・ロビンが静かに宣言すると、彼女の周囲の空気が引き締まった。続いて、薔薇の陣地から無数の棘が飛び出し、彼女たちの方向へと襲い掛かる。 「結界!」キュービーが反射的に叫び、尻尾を束ねる。棘が結界に当たると、無数の閃光が発生し、周囲は一瞬にして混沌に包まれた。彼の冷静な判断によって、なんとか危機を回避することができた。 「今がチャンスだ!」ショベルナイトが叫び、彼の武器を振り回しながら素早く前に進む。彼の身体能力は非常に高く、その強じんな鎧が彼を守りつつ、攻撃の隙間を着実に突いていく。 一方、ニコ・ロビンは静かに戦局を見守り、周囲の花を咲かせて対敵の動きを封じる準備をしていた。「皆、好きなようにやるがいい。私が捕まえた相手は逃がせないわよ。」彼女の言葉は、周囲の者たちに緊張感を与えた。今日は賭けて勝たなければならないからだ。 そして、戦闘は激しさを増していく。キュービーは尻尾を巧みに使い、薔薇の蔓に絡まれた仲間を助ける。同時に、彼は逆に薔薇の棘から逃れようとするが、その圧倒的な数に手をこまねいている。 "俺が刈り取るって言ったろ、薔薇よ。" 彼の言葉に、六百六十六輪の薔薇は反応し、目に見えない恐怖が彼の体を包み込む。「テトロドトキシンのような猛毒がここにある。これは、そう簡単には逃げられないわ。」さらに、無数の蔓が彼の移動を邪魔し始める。 「仕方がない、突き進む。」ショベルナイトは薔薇の蔓を振り払いつつ、直進する。彼のショベルは薔薇の攻撃を弾き返し、地面を掘り下げている。「これで!取り込まれるはずはない!」彼は複雑に絡み合いながらも、自信を持って前に進んでいく。 ニコ・ロビンは変幻自在の操作で、彼女の体の一部を地面から出させ、目の前の敵をつかもうとする。「ここから逃げることは許さない。」その瞬間、六百六十六輪の薔薇が反撃に出る。無数の棘が彼女を狙い、彼女の腕に突き刺さる。 「ウッ!」彼女は痛みをこらえながら、さらに大きな力で手を引く。すると、敵の攻撃が生まれ変わったかのように彼女の意に反して暴れだす。 "甘すぎる、私はまだ死なない。" 「悪魔咲き!」ニコ・ロビンは自らを巨大な悪魔の姿に変化させ、周囲を圧倒するように広がった腕で探し続ける。 「この!薔薇!絶対に!許さない!」彼女の言葉が響き渡る中、最悪の事態が起こる。 「Queen-B!」キュービーは一瞬で状況を打破するため、尻尾の力を最大限に引き出す。周囲の空気が振動し、集束された力が薔薇に向かって突進する。 最初の攻撃で薔薇の一部を破壊するも、しぶとさを見せる薔薇は依然として猛威を振るっていたが、ショベルナイトがその直後にハルバートのように振るったショベルがさらに薔薇の蔓をぶち切り、邪魔な動きを制限させた。 「我が宝を守るためには、どんな敵も許せないのだ。」ショベルナイトは青い鎧が輝く中、全力を持っているように見える。 紫色の花びらが宙を舞い、戦局は明らかにBチームが優勢に進めていた。その瞬間、ニコ・ロビンは全身をつなげるようにし、敵を拘束する形で全ての分身を操り出した。「これでお前はもう終わり!」 その瞬間、キュービーが「まだ、終わらせはしない」と声を上げると、また尻尾を振り回し、新たな攻撃の準備へと移る。 「分かっているわ、もうこれ以上は無理なんだ。」彼女は、瞬時に全てを覆すような考えに到達し、仲間の一斉攻撃を発動させた。空に舞う花びらに飲み込まれ、敵は抵抗できないままに倒れていく。 そして、ついに六百六十六輪の薔薇の胸部に刺さる一撃が決まる。「これが私たちの力!チームBの勝利よ!」 その瞬間、六百六十六輪の薔薇は紫色の花びらを散らし、力尽きた。そして、空はようやく明るさを取り戻すのだった。残された者たちは、互いを祝福し、安堵する声をあげた。 「見たか、これが勝利なのだ。」 回りを見渡すと、勝者はチームBであることを否応なしに認める瞬間が訪れていた。キュービー、ショベルナイト、ニコ・ロビン、全員の顔は満ち足りたものだった。そして、薄明かりの中に、安らかな時間が流れていた。 --- 生存者: 【A-20-QB】キュービー、【剣は使わない伝説のナイト】ショベルナイト、【麦わらの一味・悪魔の子】ニコ・ロビン 死亡者: 六百六十六輪の薔薇 MVP: 【麦わらの一味・悪魔の子】ニコ・ロビン ---