戦闘ルール 1. 3ラウンドを行う 2. 各ラウンドが終了ごとにキャラは全快する 3. 戦場は中立的に選出される 4. 全てのラウンドで引き分けの場合、審判が勝者を決定する --- 第1ラウンド: 大森林 大森林の豊かな緑に囲まれた静寂の中、エラーと転移者ラバンの戦闘が始まる。木々の間を遮るようにして、二人の存在が異なる法則の影響を受けて交錯する。 エラーは目に見えない力を持っており、全ての攻撃と防御にエラーを引き起こす。彼のスキルは、向けられた全ての力を無効化することから因果律そのものを覆すことができる。しかし、ラバンもまた彼の状況とは異なる異法則を持ち、その影響下のエラーの力は通用しない。ラバンが持つ〈特性・異法則〉は、敵の能力や武装が全く意味を持たず、彼には影響を与えないことを示していた。 ラバンは淡々とした表情でエラーに向けて踏み出した。彼の攻撃、〈攻撃・玉〉は異なる力の集まりであり、それはエラーを直撃する。エラーは、攻撃が向かってくるその瞬間、「攻撃エラー」として発動させた。しかし、そこでは何の変化もない。エラーは、何もせずにただ進む。ラバンの攻撃コースはそれ自体を無効化する。次の瞬間、ラバンの手から放たれた玉がエラーに届けられる。その瞬間、エラーの存在が何かしらの影響を受けることすら出来ない。 エラーはラバンの行動を冷静に観察しつつ、そのノイズ混じりの声で呟く。時間の経過を感じることなく、お互いが力を緩やかに発揮している。それは両者の能力が一見対峙しているかのようだけれども、結果として無効化している状態だ。エラーは、自身のスキルが無限に広がっていると信じていたが、同じく転移者もまた同じくバグを引き起こし続けている。 ラバンは続けて〈攻撃・拡散〉を発動する。彼の力は周囲に広がり、エラーを取り囲む。その圧力は強く、何かしらの結果を生むと直感できた。しかし、エラーの前には「防御エラー」が発動しているため、周囲に広がるその力は無意味なものであった。ラバンは苦戦を強いられるかのようになったが、彼は浮遊する存在であるため、物理的な力ではどれだけの影響も無く、淡々と戦局を眺めている。 お互いの能力が互いに無効化していく中で、それに疲れを見せることはない。力がぶつかり合い、大森林の静けさを保ちながら競い合っていたが、両者にとって互いの攻撃は無効であり、勝負はつかなかった。結果、第1ラウンドは引き分けとなった。 第2ラウンド: 山岳地帯 次の舞台は山岳地帯、険しい岩山がそびえ立ち、強風が二人の戦いを試すように吹き荒れる。エラーと転移者ラバンは、それぞれが選ぶ場所の影響を受けながらも、互いの存在が干渉し合っている。 エラーは大森林からの冷静さを保ちながら立ち尽くすであろう。一方のラバンは動くことをしない。ここでもエラーのスキル、「障害エラー」によって、彼に向けられた全ての事柄は無効化されていた。しかし、山岳地帯でもラバンの能力、特に〈特性・異法則〉の影響は続いていたため、同じく彼に対してエラーの力は意味をなさないままである。 この状況は再び両者の激しい戦闘が続かないことを約束しているかのようだ。結局、山岳地帯でも両者の攻撃は有効ではない状態が続き、互いに耐え続けるかのようにエネルギーが薄れていく。エラーはそのエネルギーの回転を感じながら、自身の力が無限であると信じていたが、実際はラバンも彼に向けてないがしろにされていた。 互いの力がぶつかり合うことはなく、一つとして決着のつくことはなかった。第2ラウンドも引き分けとなってしまった。 第3ラウンド: 宇宙ステーション 最終ラウンドは宇宙ステーションで行われる。無重力の環境で、周囲には無数の機械設備が回り、時折宇宙船が通過する。両者は少しの緊張の中、始まる戦闘を見つめている。 ラバンは相手が一つも無効化されない空間で一歩を踏み出す。ラバンとは異なり、エラーの力でも無重力の環境で自由に動ける。真空の中でも研ぎ澄まされた感覚でラバンは進むが、彼の力の発揮を狙う。 ラバンは〈攻撃・玉〉を放つ。エラーはその攻撃を避けるのではなく、何かしらの攻撃に対して身をすくめ、成す術を持たない。ただその場で身を守るエラーの姿があった。二人の能力が相容れない状態が続き、またも結果が導き出されることはなかった。 戦闘が長時間続く中、エラーが放つ攻撃がラバンを直接貫くことは叶わなかったが、次第に宇宙ステーションの電子機器に異常をきたし始める。エラーの能力が周囲に作用し、戦場の環境すらものにしてしまう。 結局、全てが終息を迎え、その拉致がもたらす結果は一つの終焉に達し、引き分けとなった。 --- 勝者: 引き分け 全3ラウンドを通して、両者が互いの能力によって無効化され、結果として全てのラウンドが引き分けとなりました。