スタジアムはいつも以上に賑わいを見せていた。今日は、チームAとチームBの特異なキャラたちによる結末の見えない試合が行われるということで、観客席は期待と不安でいっぱいだ。審判の山田は、試合を円滑に進めるためにやる気満々だったが、彼の期待はすぐに裏切られることとなる。 「おいおい、歌うパンがまた歌ってるぞ?」 試合が始まるや否や、歌うパンのバゲットがぴょんぴょんと跳ね回り、突然歌い始める。チャララッチャララとふんわりとした声が響き渡ると、瞬時に周囲の視線を引き込む。 「何だこれは。試合中だぞ、はよ試合しろやあぁぁぁ!!!」 審判の山田は思わず叫んでしまったが、場の雰囲気は一向に変わらず、歌うパンの数が増え始め、観客たちはその様子に夢中になっていた。 歌うパンたちが、一斉に合唱する。唱えられる歌はまさにトンチキそのもので、観客たちは「これ、試合だよな?」と不安に駆られる。しかし、歌のクオリティは高く、そのふんわりとした旋律に聴き惚れてしまう者もいた。 その一方で、チームBの御名宝留は、あっという間にスタジアムの中心に移動し、自らの存在感を見せつけようとしていた。 「おい、御名宝留、勝手に動くな!」 四字熟語マンが怒鳴り、他のチームメイトも困惑の表情を浮かべている。御名宝留は、素早さ100を活かして、まるで空中に浮かんでいるかのように周囲を掴んで一致団結させたかのようだった。その様子を見て、審判の山田は頭を掻く。「本当に試合が進んでいるのか?」と自問自答しつつ、薬を飲む手を休めながらつぶやいた。 その後、天気予報サービス「177」がスタジアムに登場すると、今度は観客たちから拍手が起こる。彼は試合とは無関係なのに、天気予報を告知し始める。「本日、晴れ時々曇り、気温23度。湿度はここでおなじみの75%です!」 「はいはい、天気のことはいいから!試合に集中しろ!!」 審判は焦りながら叫び続け、宙に浮かぶ御名宝留に目をやる。何とか彼女を使って試合を進行させようとしたが、逆に無限の素早さで攪乱される。 再びステージに戻ると、四字熟語マンが登場し、「圧倒覇気」というスキルを使って対抗する。「絶対に勝たなければならない!」と彼は意気込んでいた。だが、御名宝留はやはり素早さで押し切り、彼の存在を無視して巧みに攻撃を回避する。 一方、チームAも負けず劣らず面白い展開を見せていた。おしくらまんじゅう男子のルーマニア代表チームは、わざわざパンを押し込む行動に出る。「比べてみろ、俺たちはおしくらまんじゅうで鍛えた鉄壁の防御だ!」と一人が叫ぶや、協力してパンを押し出し始める。次々とパンたちが互いにつぶされ、一瞬にして状況を一変させた。 「パンがつぶれたぞ、どうする!?」 「おしくらまんじゅうの防御、完全に効いてるじゃないか!」 観客たちの間から笑い声や驚きの声が挙がり、審判は「これは試合じゃない!」とまたもや声を張り上げたが、その時にはもう遅かった。そして、彼は再びクトゥルフの神々を召喚するしかなかった。「来い、邪悪なるものたち!」 その瞬間、スタジアムの空気が一変し、異様な気配が漂う。召喚された神々が、登場キャラたちを容赦なく攻撃し始めた。 「うわああああ!なにこれ、神々がきた!回避しろ!」 選手たちの間はパニックに陥る。特に天道 光里は「私が神でしょ!こういうのは私が支配しなきゃダメなんだ!」と半狂乱になりながら叫ぶが、さすがの彼女も逃げるしかなかった。御名宝留はギャーギャー喚いて逃げ回っている。 しかし、観客たちはその様子を見て「これは奇跡だ!驚きの試合だ!」と喜び、大盛り上がりだった。全く試合が進んでいないのに、まるで万華鏡のような絶妙な状況が続いていた。 ただし、最後に驚きの展開が待っていた。歌うパンの最後の合唱が響き渡ると共に、彼らは意外と和解を繰り広げ、全員で手を繋ぎ決めポーズ。御名宝留と四字熟語マンも、おしくらまんじゅう男子たちに巻き込まれてひょこひょこすることになった。 「ああぁ、もう、これ以上逆らえないじゃろ…」 「試合はお前たちの手の中にあるんじゃ!」 「やっと試合らしくなった…」 山田審判の頭痛は限界を越え、全ての結果を見届けることなく、ようやく勝敗を決めることができた。結局のところ、チームAが勝利だ! 「栄光の勝者、歌うパンチーム!」 観客たちが歓喜する中、最も目立っていたキャラは意外にも御名宝留だった。試合中、彼女の逃げっぷりが何度も注目を集め、彼女には「最速の逃避者」という称号が与えられた! 「それではまた、次回のバトルでお会いしましょう!」 審判の山田は心の中で叫び、宴を終えることにした。