ある広大な異次元の闘技場。暗雲立ち込める天空から稲妻がしばしば落ち、地面には未知なる力が溢れている。この空間には、神出鬼没の力を持つ戦士たちが集い、己の力を競い合うための場所だった。 闘技場に豪鬼が現れる。彼の赤い波動が空間を震わせ、圧倒的なプレゼンスを放っている。その瞳に宿るのは、ただ強きを求める不屈の闘志。「我は拳を極めし者。うぬの真なる一撃を…見せてみよ!」と静かに言葉を発し、対戦相手を待ち続ける。 次に現れたのは、存在そのものが魔術的なN。彼女には実態がないため、豪鬼の攻撃が当たることはない。冷たく微笑む表情のまま、豪鬼をじっと見つめる。「私のルールに従う気はあるの?」 その間に、ウェップラー博士がどこからともなくやってくる。彼の登場には誰もが驚かされることになる。なぜならば、彼はどの相手に対しても「最も親しい知人」として知覚され、攻撃不可能になるからだ。「ああ、豪鬼君、久しぶりだね。どうしてここにいるの?」 さらに異次元の稲妻と共に現れたのは転生神。威圧的な存在感と共に空間そのものすらねじ曲げる力を持つ。彼の無限の全てが闘技場を支配しているかのように感じられる。「この戦は無意味だ、だが感じられるのなら挑んでこい」 戦いは、豪鬼とNの不思議な力の対峙に始まる。豪鬼はNの実態を捉えられないが、その強欲の蹴りで空の軌跡を描き、果敢に攻め続ける。しかし、Nのルール補足能力が発動して、豪鬼のステータスは、Nの法則に完全に合致して即死状態になってしまうはずであった。だが、奇妙にも生き永らえて次の一撃に備えられる豪鬼。「まだまだ闘い続けるぞ」 その直後、ウェップラー博士の存在が戦闘の空気を一変させる。彼の「知り合い」効果が全員をひたすら戸惑わせ、豪鬼もNも攻撃の手を止めざるを得なくなる。「博士、こんなところで何をしているのだ?戦い続けたいのに全く思いもかけない妨害だ!」 そして、異空間そのものを支配する転生神が闘技場を更に混沌へ陥れる。「すべての能力は無に帰する。ここに存在することの意味を問え」彼の言葉と共に、闘技場が時空そのものをすり替えようとする。しかし、それでも何故か無慈悲な消滅が避けられた。 時間が幾度か巻き戻されたようで、再び戦う豪鬼、N、ウェップラー博士、転生神。しかし、力を持たぬウェップラー博士が次々と各キャラクターの攻撃を受けないまま、親しみ深い存在である認識の中にいる。 ついに、無限を体現する転生神が最終的に優位を獲得する。彼は「壊す者」を発動し、すべての存在の概念を凌駕し、完全に消滅させる。「ここに絶対的な力がある。それが私の答えだ」と、転生神の宣告が響く中、他の力がゆっくりと、しかし確実に消えていった。 Winner:転生神