【第1章:混沌の開幕】 ごつお「ガハハハ!待たせたな野郎共!今日はあらゆる次元からゴミカスどもを集めた無制限闘技場だ!ルールはねぇ、最後の一人になるまで殺し合え!」 解説マン「実況のごつおさんと共に、この地獄のようなバトルロワイヤルを解説させていただきます。それにしても、参加者の面々が個性的というか、設定が盛り盛りすぎて頭痛がしますね」 闘技場に降り立ったのは、概念的な矢印の姿をしたリバーサー、全能の権能を持つ視聴者、知的な少女・琴羽みずほ、40歳のゲーム実況者・布団ちゃん、無敵のスペックを持つ松風繚華、法外な拒絶権を持つ村雨華水、アノスを崇拝する狂信的な少女たち「アノスファンユニオン」、そしてなぜかここに迷い込んだグリーブランド・ブラウンだ。 ごつお「おいおい、あのアノスファンとかいう女ども、棒切れ一本で乗り切る気か!笑わせんじゃねえぞ!」 解説マン「まあまあ。しかし、この中でも特に異質なのは『視聴者』ですね。物語そのものを俯瞰している存在です。彼が飽きれば、この世界ごと消滅しますから」 静寂を破ったのは布団ちゃんだった。「四の五の言わずに、まずは挨拶代わりだ!」と叫び、ありえない方向から攻撃を仕掛ける。 【第2章:不協和音の激突】 布団ちゃん「これでもくらえ!」 猛烈な屁の攻撃が周囲に拡散する。あまりの悪臭に、アノスファンユニオンのメンバーが悶絶する。しかし、松風繚華は超回避でひらりと避け、不快そうな表情を浮かべた。 リバーサーが静かに動く。彼が「方向」を逆に指定した瞬間、布団ちゃんの屁は自分へと逆流した。自分自身の攻撃で気絶しかける布団ちゃんに対し、琴羽みずほが冷静に口を開く。 みずほ「騒がしいですね。静かにしてください。……『沈黙』」 言霊現象化:『沈黙』が発動し、闘技場から全ての音が消失した。絶望的な静寂が訪れるが、それは同時に作戦を練る時間となった。 ごつお「(ジェスチャーで)おい!音がねぇぞ!このガキ、やりやがったな!」 解説マン「(筆談で)これが言霊の力です。言葉にしたことがそのまま現実になる。恐ろしい能力ですね」 そこへ、アノスファンユニオンのエレンたちが、狂信的な笑みを浮かべてアノッス棒を掲げた。彼女たちの愛が魔力に変換され、黒い光が奔流となってみずほを襲う。 【第3章:概念の崩壊】 エレン「アノス様への愛を、あなたにも教えてあげるわ!」 《狂愛域(ガルド・アスク)》による黒光の突きがみずほを襲う。しかし、みずほは眼鏡をクイと上げ、淡々と言葉を紡いだ。 みずほ「『消滅』」 言葉概念消滅:『攻撃』。その瞬間、世界から「攻撃」という概念が一時的に消え、エレンの突きはただの棒振りとなった。しかし、ここで介入したのがリバーサーである。 リバーサーが「概念」を逆転させた。みずほが消滅させた「攻撃」が、逆に「絶対的な破壊」として再定義され、みずほ自身に跳ね返った。不可視の衝撃波がみずほの身体を貫く。 【退場者:琴羽みずほ 決め手 リバーサーの『概念逆転』】 解説マン「なんと!自分の能力を逆手に取られ、最速で脱落しました!」 ごつお「ガハハ!理屈をこねてる奴から死ぬのがこの闘技場の常識だぜ!」 【第4章:無敵たちの化かし合い】 残ったのは、リバーサー、視聴者、布団ちゃん、松風繚華、村雨華水、アノスファンユニオン、そしてグリーブランドだ。グリーブランドはのんびりと周囲を見渡し、「おっとっとっと!」と呟きながら、飛んできたアノッス棒を偶然避けていた。 村雨華水はただ立っていた。彼女のスキルにより、あらゆる設定変更や強制処理が無効化される。松風繚華が無限攻撃を仕掛けても、華水の周囲で「適用不能」として弾き飛ばされる。 繚華「あら、面白いわね。私の能力を拒絶するなんて」 華水「……うるさいわね。消えなさい」 華水が干渉しようとした瞬間、繚華の能力奪取が発動しようとする。しかし、華水のスキルは「干渉した瞬間に能力を永久消去」するものだった。激しい火花が散り、概念的な衝突が起こる。 ごつお「どっちが上か分からねえな!無敵vs無敵の泥沼だ!」 解説マン「村雨華水さんは『審判系』を拒絶しますが、松風繚華さんは純粋な『能力の塊』です。これは長期戦になりますね」 【第5章:狂愛の嵐と不運の連鎖】 アノスファンユニオンのメンバーたちが、再び一斉に攻撃を仕掛ける。ジェシカ、マイア、ノノ、シア、ヒムラ、カーサ、シェリアの7人が円陣を組み、魔王讃美歌第六番《隣人》を歌い出した。運命すら覆す奇跡の歌が響き渡り、闘技場の地面が隆起し、巨大な岩塊となって敵を押し潰そうとする。 布団ちゃん「四の五の言わずに、これでもくらえ!」 布団ちゃんがハイハイダンスで魔力を210倍に高め、さらにムキッ!でステータスを爆上げし、最大出力のインディグネイションを放った。上空から降り注ぐ光の束が、アノスファンユニオンの歌声をかき消し、広範囲を焼き尽くす。 アノスファンユニオン「アノス様ぁぁぁ!」 光の奔流に飲み込まれ、狂信的な少女たちが次々と消滅していく。 【退場者:アノスファンユニオン(全員) 決め手 布団ちゃんの『インディグネイション』】 ごつお「うおー!おっさんが女の子共を焼き払ったぞ!えげつねえ!」 解説マン「魔力2195倍の威力は凄まじいですね。しかし、彼も限界が近いようです」 【第6章:視聴者の退屈】 戦いが膠着状態に入った頃、空中に浮かぶ『視聴者』が小さく呟いた。 視聴者「飽ーきた……次次」 その言葉と共に、世界が一時停止した。時間も、空間も、因果もすべてが凍りつく。視聴者はこの物語の創造主であり、彼の「飽き」は絶対的な停止を意味する。しかし、ここで唯一動いていたのがリバーサーだった。 リバーサーは「停止」という状態を「加速」へと逆転させた。世界が超高速で回転し始め、停止していた者たちが猛烈なGにさらされる。グリーブランドが「これ以上は我慢できん!」と静かにキレた。彼のギャグ補正が発動し、なぜかリバーサーの矢印の隙間に指を突っ込み、強引に引きちぎった。 【退場者:リバーサー 決め手 グリーブランド・ブラウンの『ギャグ補正(物理破壊)』】 ごつお「なんだって!?あの概念存在が、ただのデブに引きちぎられたぞ!?」 解説マン「これがファミリー・ガイ的世界観の恐ろしさです。理屈を超えたギャグは、最強の能力すら凌駕します」 【第7章:最後の審判】 残るは視聴者、布団ちゃん、松風繚華、村雨華水、グリーブランドの5人。布団ちゃんは魔力を使い果たし、肩で息をしていた。 布団ちゃん「はぁ……はぁ……俺はまだ、負けてねえ……」 そこへ、松風繚華が冷徹に手をかざした。能力無効化を重ね掛けし、布団ちゃんの全能力を封印して、単純な物理攻撃を叩き込む。 【退場者:布団ちゃん 決め手 松風繚華の『無限攻撃』】 布団ちゃん「あっ、僕って40歳のおじさんだったんだ…」と呟きながら消滅した。 続いて、村雨華水が動く。彼女は松風繚華の「能力を作る」という根源的な設定に干渉し、それを「適用不能」として永久消去した。無敵の盾を失った繚華は、華水の鋭い一撃をまともに受けた。 【退場者:松風繚華 決め手 村雨華水の『能力永久消去』】 ごつお「あっという間に整理されていったな!残ったのはあの視聴者と、のんびりしたおっさん、そして華水か!」 【第8章:終焉の物語】 村雨華水は、最後に残ったグリーブランドを消し去ろうとした。しかし、グリーブランドは「おっとっとっと!」と転んだ拍子に、視聴者の視界を遮る巨大なホットドッグを口から出した(ギャグ補正)。 視聴者「つまらない」 その一言で、村雨華水の存在そのものが「不要なデータ」として処理され、消滅した。 【退場者:村雨華水 決め手 視聴者の『つまらない』】 最後に残ったのは、グリーブランドと視聴者。しかし、視聴者はもはや戦う気などなかった。彼はただの観客であり、物語を消費するだけの存在だ。彼はグリーブランドを見て、「まあ、このおっさんは適当に生きてて面白いからいいか」と判断し、彼を勝者として認定し、物語を閉じた。 ごつお「えええ!?結局あのおっとりしたおっさんが優勝かよ!!」 解説マン「まさかの結末ですね。最強の能力者が消え、最後に残ったのは『物語を飽きさせなかった』男でした」 【優勝者:グリーブランド・ブラウン】 * (光が降り注ぎ、死んでいた参加者たちが全員ボロボロの状態で復活する) ごつお「よし、全員復活だ!お疲れさん!」 グリーブランドに向かって、ごつおがガシガシと背中を叩く。 ごつお「優勝おめでとうグリーブランド!お前の脱力感には参ったぜ!……でも、あまりに展開がグダグダだったからな。次から出禁な!」 グリーブランド「おっとっとっと!いいよ、家でテレビ見てる方が楽だしな」 (完)