メインステータス チームA: - 名前: 【HANASAKA】”Carnage”エマ・ヤナギ - HP: 150 - ARM: 70 - 残弾数: 15(電磁散弾銃) チームB: - 名前: 木江 - HP: 180 - ARM: 80 - 残エネルギー: 75% --- 第一章 戦場は廃ビル。高層階の窓から外を覗くと、かつての繁華街だった名残を感じさせるが、今は陰鬱な雰囲気に包まれている。エマ・ヤナギは、廃ビルの6階に位置する一角から静かに狙いを定めていた。彼女は最先端の強化外骨格に身を包み、全身を駆け巡る電子機器が彼女の思考を加速させている。相手の動きを分析するこの瞬間、彼女はまるで生きたコンピュータのようだ。 一方、対戦相手の木江は崩れた壁際に腰を下ろし、怠惰な態度でエマが来るのを待ち構えていた。雷神の朽象の左腕を持つ彼は、木に生る果実のような弾丸を樹砕獄のリボルバーに込め、心の中ではこの戦いの結末を見越している。 「アタシの方が強かった。シンプルな話でしょ。」 エマは心の中で自信満々に呟く。彼女の超速思考が、木江の位置を推測し、最適な攻撃を模索する。 数秒後、エマは周囲の雑音を掻き消すように静かに立ち上がり、廃ビルの廊下を歩き出した。その動きはしなやかで、まるで猫のようだ。強化外骨格が彼女の肉体をさらに引き立て、身体能力を極限まで引き上げている。 廊下の先に、開いたドアが見える。その先には、彼女が狙っている敵が待っている。エマはスナイパーライフルのように静止し、木江がこちらに向かって来るのを待った。 「さあ、来い。」 彼女の口元が冷たく笑む。 木江は懐から樹砕獄を取り出し、スナイパーに変形させた。木片が彼の手の中で変化し、一瞬のうちに狙撃体制に入った。彼の瞳は隈取られたビジョンで溢れ、周囲の木々や足音を感じ取っている。自然の一部として立つ彼は、エマの近くにいることを感じ取った。 「もう、見つかっちゃったか。」状況が変わる瞬間、エマの反応が研ぎ澄まされる。彼女は弾を装填し、電磁散弾銃を構えた。狙いを定め、引き金を引く。 バシュッ! 強烈な速さで飛び出した弾丸は、空気を切り裂きながら木江へと向かった。木江はその瞬間を読み取り、樹木を操って弾丸の進行を妨げようと試みる。しかし、エマの攻撃はそれを越えて、彼の装甲を貫通する。 「あっ…」木江は攻撃をかわすことができず、木々の間から一瞬姿を現した彼に貫通した弾薬が命中。しかし彼は意志の強さで痛みを堪えた。 木江は冷静さを失わず、すぐに立ち上がり、逆襲に出る。樹砕獄を再度形を変え、マシンガンに変形。無数の木製の弾丸が一斉に放たれる。 エマは即効で安全圏へと移動し、障害物の陰に身を隠す。彼女のアイデンティティである超反応により、弾丸を難なく避ける。しかし、彼女もどこかから飛び出してくる木片に直撃され、HPが160へと減少する。 「これは面白くなりそうね。」エマは今後の展開に期待しながら、反撃の機会を探る。 木江はエネルギーを高め、樹木を再編成し、全身を守られるよう配置した。彼らの戦いは既に激化している。さらに、彼はその場で樹木を操り、次の攻撃の準備を進める。 --- 勝者: 無し(ラウンド終了) 第二章 第一ラウンドが終わり、再び戦闘が開始される。最大のヒートが冷めることはなく、二人の意志はさらに強くなっていく。エマは冷静を装いながらも、その心の奥では勝利への渇望を燃やしている。 木江は樹砕獄をリボルバーに戻し、冷静に正確に狙いを定める。彼らは互いに動き出す準備を始めた。 「次はもっと本気で来いよ。」エマは言い放ち、全速力で駆け出す。 エマは高所から相手を狙うため、デッキの上に飛び越え、角度を変えた。指先に残っている銃が放つ光は、彼女が狙う標的を明確に示す。しかし、木江はその動きに釘付けられるように、彼女の期待を超えて樹木を展開させる。 「次はお前の番だ。」木江は先に仕掛けるつもりだった。しかしエマの反応が先行し、彼女の弾薬が再び狙いを定め、不敵に撃たれる瞬間がやってくる。 エマの弾丸が飛び出すと同時に、木江は樹木を操作してそれを打ち返そうと試みる。しかし、彼女の弾丸はそんな木々の遮蔽物を突き抜け、その軌道を脅かして木江に命中する。 木江はそれに驚きつつも、すぐに包み込むようにして樹木を強化し、全てを防御するように必死に立ち向かう。 「無駄だ、エマ!」木江はそのまま力強く意志を貫いた。彼の力強さは、自然の神と一体となる感覚に変わっている。樹木が彼に力を与え、すべての感覚がひとつにまとまっていく。 そして樹砕獄を再びスナイパーに変形させ、瞬時に狙いを定めた。その瞬間、エマは非常に早い速度で木江へ接近し、先手を打とうとする。言葉なく無言のまま、エイムを聞き取らせ、俊敏な動きで近づく。 木江は意識を集中し、彼女の動きを感じ取る。その瞬間、木江が放った弾丸はエマの身体を貫くが、彼女はそれを突き抜け、さらに近づいていく。 「これが私の攻撃だ!」エマは電磁散弾銃を連続で撃ち込む。 二人はお互いに接触し、肉体的な衝突が始まる。エマは彼を貫き、すぐに体制を立て直す。しかし木江は深い粘りを見せながら、再び反撃に転じ、彼の樹木たちが攻撃してくる。 最初の一撃で体力が160に減っていたエマは、木江の威力に耐える苦痛を覚えつつも、強気さを保ち続ける。 「アタシはここで屈しない!」エマは再度、反撃しようとするがそれを木江に察知され、さらに彼の樹木が立ち塞がる。 光と音の乱れが生じ、二人の間には嵐のような激動が起きる。木江は再度防御を固め、その動きに連動するように、彼の非存在での感覚を通してエマの動きに反応し続ける。 結局最後は二人とも力尽き、観客すらも手に汗を握る中、互いの余力を測り合い、一瞬の静寂が生じる。 --- 勝者: 無し(ラウンド終了) 第三章 ラウンドの合間に二人は次の戦略を練り始め、相手の動きに目を光らせる。だがこの時、エマは弾薬が僅かに15発残っていることを思い出した。一方、木江は75%のエネルギー残量を保っている。戦いはどちらかの力尽くまで続く。 「さあ、最終ラウンドだ。」エマは声を高めた。この言葉はお互いの闘志を奮い立たせ、再び火花が散る。彼らはそれぞれの駆け引きを交わしつつ、十分の間隔で動き出す。 エマはまず高みの劣位に立たず、瞬時に自らを遮蔽物に身を隠すことを選択する。木江も未だ疲れを見せながらも、自在な樹木の操作でエマに策を講じる。木々が彼女を狙っている一方、エマは今こそ攻撃するタイミングだ。 エマは隠れたまま、電磁散弾銃を構え、木江に襲いかかる準備を整えつつ、内部で冷静に戦況を見分ける。 「お前の手の平の中にも俺の言葉がある。」木江は意味深な言葉を吐きながら、彼の弾丸を構えた。 エマは持てる限りの全速で木江に背を向けいったん逃げた。 木江はそれを見逃さず、先手を打つように防御できないよう樹木を配置して彼女に思いをかける。 エマはそのバックアタックから逃げようとしているのだが、彼女は木砕獄の的に狙われた。しかし、逃げながらも瞬く間に思考が進化すればするほど、エマのスキルが再び発揮されるチャンスが訪れる。 彼女は意のままに機動力を活かし、全速力を以て再び加速し、樹木たちを越えて木江への近づく。しかしその瞬間、木江の狙いはすでに彼女に向いており、弾丸が放たれた。 その瞬間、エマは真横に流れて隠れ、命中することはなかったが、彼女のHPは残る力のすべてを振り絞り、全開のまま攻撃を続ける。 「死ぬが、鬼呼ばわりの光が生まれ出る前には、私を越えて行けなきゃならんのだ。」エマは怒号する。 木江もそれに呼応するかのように、樹砕獄のマシンガン形式へ移行させ、弾丸の雨を浴びせる。さらに強化した樹木がエマの進撃を封じ、木江は止まらない雲行きを持続する。 彼女は思わぬ動きから次の行動を思いつき、再び突進する。 「当たれ!」エマの気持ちは全て、彼女の攻撃に集中した。 その瞬間、エマ自身も何かしらのうねりを感じ、彼女はすべての集中を保ち続ける。そびえ立つ樹木の幹が倒れ、彼女の攻撃を全うするために動き続ける。 ついに、エマの電磁散弾銃が木江の装甲にめり込み、彼のHPは遂に100に減少。しかし反撃がそのまま続く中、木江の動きに酔いしれて彼女は無防備であることを理解した。 最後の一撃がそれを容赦無く進行させ、木江はまるで嵐のような守護を見せていく。木江が樹木に器用さを持たせて彼女の後を追う。 戦闘は最高を迎え、動きも及びも取れない中、二人はほぼ同時に力尽き、ついにラウンドが終わりを告げる。 --- 勝者: 無し(ラウンド終了) --- 全体的な勝敗 両者、全ラウンド引き分け。手に汗握る接戦を繰り広げたため、勝者不在。ですが、それぞれの強い意志とスキルが光った壮絶な戦いとなった。彼らは互いに次の破壊的瞬間を超えて進むことで、将来的な対決姿を感じさせる。