新年の初詣で賑わう神社。その静かな空間に突如として異変が訪れた。青空の下、参拝客たちが無邪気に笑い合っている中、ひときわ異彩を放つ紫の肌を持つ小鬼、餓鬼が現れた。彼はぐげげと笑いながら、目の前の景色を楽しむように周囲を見回していた。 「ぐげげ…なんだこりゃ。人間だらけじゃねぇか!」と甲高い声が響きわたる。参拝客たちは困惑し、誰もが怯えてその場から逃げ出そうとした。 その混乱に乗じて、モードバーニング・ベアーズが登場した。「冷静になってください、皆さん。彼は危険ではありません。でも、何かが起こる気配があります…」彼のユニークなクマ耳が周囲を感知している。瞬時に、分析を始める。 続いて現れたのは金剛の聖騎士アルバートだった。彼は強靭な体つきをしながらも、無口な性格で心の中では不安を抱えていた。「無茶はせず、主君を護る。」と心に誓っていた。 その直後、何か巨大なものが神社の境内を揺らした。草木が揺れ、参拝客たちが恐れを抱いて振り返る。そこに現れたのは、誰もが想像もできない大きさ、世界を喰らうウーパールーパーのモモだった。彼の姿は、まさに圧倒的存在感を放っていた。 「お腹が空いた…」というモモの呟きは、まるで地鳴りのように響いた。 「このままではまずい…!」モードバーニング・ベアーズが動き出した。彼はクローンを生成し、複数の分身がモモを囲む。「君の狙いは何だ、モモ?無駄な争いはやめるべきだ!」 「お腹が空いて仕方ないんだ…」モモの声には情がなかった。 その瞬間、餓鬼が攻撃のタイミングを逃さず、モモへの一撃を放つ。「ぐげげ!これでも食らえっ!」彼の両手の爪が空を切り、しかし当然モモには届かない。 モモはただ静かに、その場で餓鬼を見下ろし、あっさりとその巨体を押しつぶした。「ちっちゃな生き物は、美味しいプランクトンにも満たない…」 「やめろ!」とアルバートが一歩踏み出し、聖剣『ミステリア』を振るった。「神貫!」と叫び、モモの防御を貫通する一撃を放つ。だが、モモの肉体はあまりにも頑強で、傷ひとつ負わせることはできなかった。 「聖騎士、無駄だ!」モードバーニング・ベアーズが叫ぶ。「力押しでは勝てない!」 突然、モモは彼らに対する攻撃のため、口を開いて一口で食らい尽くそうとした。だがその瞬間、天剛の技が発動した!アルバートは全力で防ぎ、モードバーニング・ベアーズのクローンが瞬時にモモを包囲した。 しかし、圧倒的な力の前に、クローンも餓鬼も一瞬で消し去られる。無限の食欲を持つモモが、次々とスピード型でも抵抗するが、彼の動きもまた無視される。 最終的に、モモは不意に口を開け、アルバートを巻き込み彼を引きずり込む。瞬食の速度でモモは圧倒的な力を披露し、聖騎士はそのまま飲み込まれてしまった。 余裕で勝利したモモは、食欲を満たし、眺めることもなく去っていった。参拝客たちはすっかり引いてしまい、対戦自体が夢だったかのように静まり返った。 その後、神社の巫女が出てきて、「今年の運を引き寄せてくれた勝者、モモにおせちとお年玉1万円を贈呈します!」と告げるのだった。 Winner: モモ