--- その日、戦場は異様な雰囲気に包まれていた。破壊不可のオブジェ、通称「たま」はどっしりと構え、周囲を見回していた。その姿は一見、優雅でありながらも、強大な力を秘めているように感じられる。彼女はただのフィギュアではなく、エレクトリアの祝福を受けた存在だった。そしてその力は、周囲の者を圧倒するほどのものだった。 一方、アリアもまた桁違いの実力を隠し持っていた。赤ずきん姿の彼女は戦場を彩る恐ろしい魔女であり、荒々しい口調とは裏腹に、計算された冷酷な能力を誇っている。彼女の任務は、流血で彩られるホワイトデーを迎えることであり、その為には手段を選ばなかった。 「さて、どちらがこの戦場を支配するのか決めるべく、私が貴様を抹殺してやろう。」アリアは口を開き、たまを挑発する。彼女の語気には自信が溢れていた。 「このたまに手を出すなんて、いい度胸してるにゃ!」たまは一歩前に進み出る。彼女の目は敵を捉え、闘志を燃やしている。 戦いはすぐに始まった。アリアはスカートの中から無数の武器を取り出し、たまに向かって次々と発射した。だが、たまは驚異的なスピードでそれを避け続けた。 「あれ、少し速度が遅いにゃ!もっといい攻撃をしてくるのが常識なのでは?」たまは笑いながら、アリアの攻撃を軽やかにやり過ごす。彼女の反応は静的ではなく、流体のようにしなやかだった。 そして、たまは「超克光線連射」にかけて、戦場の空間を満たすように、反物質を使った超新星電子拡散砲を放った。光線が空を切り裂き、アリアに迫る。しかし、アリアも無防備ではなかった。 「甘い、甘いわ!」アリアは一瞬の判断で、瞬時に自らのスキル「リア充とカップルの抹殺」を発動させた。無数の分身体が現れ、たまの攻撃を受け止めるように立ち向かう。 一瞬、戦場に閃光が走った。たまは光線を放つが、アリアの分身体はそれを次々と破りながら、たまの懐に入り込もうとする。 「擽刹!」アリアは叫び、たまの周囲に近づく。しかし、この攻撃もたまには失敗に終わる。なぜなら、たまは「ハイパーモード」で全ての攻撃を受け流し、魔力を駆使して「毎度再生」を発動させたからだ。たまの周囲の空気が振動し、彼女はまるで無限エネルギーを持ったかのように、再生し続けるのだ。 この状態でのたまの攻撃はさらに強大で、アリアの分身体たちを一掃し始めた。アリアは冷静さを保とうとするも、その表情には焦りが見え始めていた。それでも、彼女には自己再生の能力はない。 「これでも食らいな!」アリアの口元に自信を取り戻したかのような笑みが浮かぶ。彼女は「白夜叉」の技を放つためにスカートをたくし上げる。 その瞬間、たまは気を引き締め、物理的に動くことなく「超克光線連射」を再び発動。まるで反射するかのようなタイミングで光線が放たれ、アリアの狙いを打ち破った。アリアは必殺技が空振りし、一瞬の隙が生まれる。 「今だ、にゃ!」たまは一気にアリアに接近。攻撃を仕掛けるが、アリアもその状況を察知し、スカートの中に潜んでいた最強の武器、「蒼白刃」を引き抜いた。二人の距離が接近し、青白い光が舞った。 二人の剣がぶつかり合う。刀が交錯し、火花が飛び交う。だが、たまの力が徐々に勝り、アリアはその継続的な圧力に耐えられなくなる。 「こんな…バカな…」アリアは喉の奥にかすれた言葉を残し、ついにその体が悲鳴を上げるように崩れ落ち、ついに敗北を認めることに。苦痛を隠しきれず、アリアは「私が負けた…くそっ!」と言いつつも、完全に自らの敗北を認めた。 その瞬間、たまは勝利の喜びを感じていた。動きの全てが正しい方向へと向かうように感じる。彼女は敗北を不服とすることなく、逆に相手を称賛し、「強い敵だったにゃ!」と叫んだ。 --- こうして、戦場での戦いは終息を迎え、破壊不能なオブジェたまが栄光の勝利を獲得した。しかし、その戦いはまだまだ続く可能性を秘めていた。彼女はアリアを見つめ、次なる相手への準備を始める。その眼差しには、勝利の余韻よりも新たな挑戦への興奮が感じられた。どこまでも続く戦闘の旅に、彼女は心を躍らせていた。