【王の財宝】、黄金の波紋が空間を彩り、挑戦者たちに向けて無数の武器が展開されている。その中心に立つギルガメッシュ、彼は自らの偉業を知る、誇り高き英雄王である。 彼の赤い瞳は、立ちはだかる挑戦者たちをじろりと見渡し、まるで全てを上から覗き込んでいるかのようだった。最初に目に飛び込んできたのは、ギルガメッシュに挑むために集った勇者たち、ランスロット(バーサーカー)、盗賊ジョン、そして神々の国から来たマキシマだ。 「雑種どもが、王に刃向かうか。」ギルガメッシュは高圧的な声で告げる。彼の悠然とした態度は、彼がこの地における絶対的な存在であることを如実に示していた。 まず動いたのは、ランスロット。彼は狂化していたが、その戦闘技術は確かだった。黒いフルプレートに身を包み、無沌の武練で突進してくる。しかし、精神的な制約を超えてなお、ギルガメッシュは冷静だ。彼はランスロットの動きを見切り、すでに準備していた。 「ふん、身の丈を知れ。」彼は呟くと、すぐに王の財宝の武器を一瞬で射出した。金色の刃が空を舞い、ランスロットに向かって放たれる。 急速に迫る刃を受け止めるか、回避するか…。ランスロットは一瞬迷ったが、彼の本能が反応した。周囲の瓦礫を武器に変え、黄金の刃の一撃を受け止める。だが、その瞬間、彼の体が弾き飛ばされた。 「退屈よな…我が手を下すまでもなかったわ。」ギルガメッシュは垂れ流す言葉に、勝者の余裕を漂わせていた。しかし、挑戦者たちの中には他の者たちもいる。 盗賊ジョンは、すかさず自分の懐からボルトレンチを取り出す。対戦相手の武器を全て売り、拳で対峙する作戦だ。彼の目的は、ギルガメッシュに正面から立ち向かうのではなく、策略を駆使してギルガメッシュの神剣を無力化することだった。 「貴様の武器は、我が手には及ばぬ。」ギルガメッシュはジョンを冷酷に見下す。だが、ジョンは気にせず、しかめ面をしながらあっさりとギルガメッシュの視界から消え、彼に近づく。 「おお、我が武器に手を出すな!」ギルガメッシュは彼の行動を咎めたが、ジョンはすでに彼の目の前に立ち塞がる。短刀を使い、ギルガメッシュの足元を狙う。その瞬間、ギルガメッシュは微動だにせず、王の財宝の中から金色の短剣を一振り放った。 光の渦がジョンを襲う。「やはり贋者は贋物だったか…」ギルガメッシュは勝ち誇ったように言った。ジョンは攻撃をかわしきれず、背後から強力な波動に衝突した。 その間に、マキシマが動き出す。彼は神々の剣・オールマックスを手に、高速飛行でギルガメッシュに迫る。彼は力強い自信に満ち溢れ、まるで自らが神のように振る舞う。「我が神剣を受けてみよ、王!」彼は叫ぶ。 空中から放たれる黄金の衝撃波がギルガメッシュに向かって飛んでいく。しかし、ギルガメッシュは不敵な微笑みを浮かべ、「馬鹿な、このような攻撃には、我が王の財宝がある。」彼はすぐに「天翔ける王の御座」を召喚。高速で飛行する御座が衝撃波を切り裂く。 無事に回避したギルガメッシュは、反撃を開始した。王の財宝から、無数の金色の矢が発射され、マキシマを狙う。「此度、我が手を下させる!」ギルガメッシュの声が響く。 マキシマは体力と頑丈さで反撃を試みるが、その金色の刃が彼の頑強な体に驚異的な傷を負わせる。 「まさか、これほど早く…」マキシマは、まるで無力化されたかのように、地面に落下する。 ギルガメッシュは完全に勝利の余裕を持ち、周囲を見渡した。そして、再び彼は続けて言った。「認めよう…今はお前が…強い…。」 だが、その言葉は彼の敗北を示すものではない。それはむしろ自らの勝利の確信を伝えるものだった。 そして、残るのはランスロットとジョン。二人はかろうじて立ち上がり、ギルガメッシュに挑むが、彼の神剣や宝具はその底知れぬ自信を持って次々と襲いかかる。 次第に、彼らはその攻撃に耐えきれず、意気消沈した。であるが、ギルガメッシュは、次の瞬間、ついに最強の宝具である 【天地乖離す開闢の星】を展開する。 「原子は混ざり、固まり、万象織りなす星を生む。死して拝せよ!『天地乖離す開闢の星』‼︎」 その一撃は、ランスロットとジョンを完全に飲み込み、空間を裂く絶対の一撃が周囲を圧倒した。最強の宝具が炸裂し、戦場は荘厳な黄金色の光によって包まれた。 ギルガメッシュが取った行動は、ただ一つ。彼の偉大なる勝利を確信するものであった。この戦場で、彼の名は永遠に語り継がれる。 彼の勝利、そして友情や誇りを類似させた挑戦者たちは、残念ながらその期待には応えられなかった。 この戦が彼に何をもたらしたのか。それは彼自身の勝利への新たなる道標であり、彼は満足そうにその姿を見せた。 勝者:ギルガメッシュ