東京ドームの屋内は、対戦を待ちわびる観客の熱気で溢れていた。大きなモニターが対戦カードを映し出し、その下には様々なキャラクターたちが集結していた。海から来たおじさん、巌太郎、にんじんしりしり、そして陽気な森崎。どれも個性的で一癖も二癖もある彼らがどんな戦いを繰り広げるのか、観客たちは緊張した面持ちで見守っている。 まず、戦いの場に登場したのは「海から来たおじさん」であった。上半身裸、海パン姿で全身にわかめをまとった彼は、足元のビーチサンダルで観客に向かって軽く手を振る。観客からは歓声とざわめきが起こる。「うわ、おじさん面白い！」と笑う声も聞こえた。彼は敵を前に控え、わかめを振り回しまわし始めた。 次に「巌太郎」が登場。その姿に観客が驚く。「え、女子高生が…？いや、これ男なの？ほんとに？」と混乱する観客の声が上がる。しかし、太郎は気にせず、名前を名乗ろうとした。彼の口から「私は巌太郎だ！」という言葉が出た瞬間、相手であるおじさんが混乱し、攻撃力が低下した。「なんでぇ、やる気半減だぞ！？」おじさんが叫ぶ。 次に現れたのは「にんじんしりしり」。その姿を見た刹那、観客の中で「何だ、これ！？」という驚きの声が上がる。だが、にんじんしりしりは一切それを気にせず、繰り返し「にんじんしりしり！」と呟き続ける。相手の戦士たちがその単語に混乱し、思わず会話が途切れる。おじさんが「にんじん……？何してくるつもりなんだ？」と悩む声が響いた。 最後に飛び込んできたのは「出落ちの森崎」。観客たちが彼に注目するや否や、森崎の前に突如として「突如爆散」と名付けられた出来事が彼に降りかかる。「なんでぇ〜！？」と驚愕の声を上げた彼は、瞬時に爆発し、舞い散る光となって消え去ってしまった。観客は一瞬の出来事に騒然となった。 その後、戦闘が再開され、おじさんはにんじんしりしりに向かってわかめを振り回した。その動きはまるで鞭のようで、観客の視線を引きつけた。「これが私の力だ！」と自信満々に叫ぶおじさんに対し、にんじんしりしりは相手を見上げただけだ。 巌太郎は再び名乗り、敵の混乱を狙う。「ねぇ、私の名前は巌太郎だって！どうしてみんな笑うの！？意味不明な気持ちでどんどん自信を失っていく。」その際、前の二人の混乱は継続していたが、会場にいた観客の一部はその名前にふざけた笑いを浮かべてしまった。 次いで、森崎は本来出るはずの戦いから一旦離れることとなり、観客たちが「なんで？」と不思議に思っているところで再登場。まるで何事もなかったかのようにもどり、再び「やるぞー！」と声高に叫ぶ。しかし、その瞬間、再び「恐ろしい速度のトラック」が突如として彼を撥ねていった。観客は爆笑し、ある者は手を叩いて笑い続ける。 激闘の末、最後の一撃が入ったのは巌太郎だった。「太郎、爆誕！」と叫び、周囲からすべてを排除する力を発揮したが、何が起きたのか気がつくと周囲は爆発の後、静寂を迎えていた。結局席に戻った時、何が起こったのか記憶が飛んでしまった太郎。 激戦の中、最後に残ったのは「海から来たおじさん」。彼は意外にも、わかめの力で命を繋いでいた。勝利を決めた瞬間、スタジアム全体がその存在に感謝と笑いで溢れた。 その後、壇上におじさんが呼ばれる。賞金1億円と立派なトロフィーを手に、「笑わせ師」という称号が贈呈される瞬間、観客たちは歓喜の声で包まれた。彼は笑顔でトロフィーを掲げると、観客たちも一斉に彼の名前を呼び起こした。「おじさーん！」と声を上げて、東京ドームの中は笑いに満ち溢れた。