チームA 世界に、存在し、存在しない、何体もの、祈られる者達 かつて、聖なる者たちの存在を求める信仰が、人々の心に根付いていた。しかし、彼らが求める神々は、想像の中でしか存在しないのかもしれない。ある夜、霧深い街角で一人の少女が不気味な儀式を行った。その試みが引き起こしたのは、彼女の願いが直接この世界に祈られた無数の神々を現実に呼び寄せることだった。 接触者の証言は、恐れと崇拝の狭間に揺れる一群の信者たちから聞かれる。「彼等は神だ、人は彼等を祈るべきだ」と、彼らは語る。祈られなければ、彼らは現れない。しかし、祈り続けなければ、彼らの影響力が薄れることはない。少女がそれを試みた時、彼女の絶望から生まれた言葉は、無数の祈られる者たちを狂わせてしまっていた。「逾医i縺ェ縺……祈らなければ………」と彼女は呟き、周囲は再び静寂に包まれた。その瞬間、彼らが何たる存在かを知らしめる現象が現れた。 しかし、その代償は大きかった。人類は、その祈りによって消滅した。この世の春が、祈られる者たちの手に委ねられてしまったのだ。 --- チームB 世界に、存在し、存在しない、何体もの、祈る者達 一方、祈る者たちの存在は、彼らを信じない者たちに対して厳しい罰をもたらした。接触者たちは次第に自らの言葉を失い、沈黙の中に飲み込まれていった。「……………………………」 彼らの声は次第に影を潜め、証言は次のようなものに変わった。 「………………………………」「……………………………………」「…………………………………………」 彼らに適用されるスキルは、精神支配や精神汚染から、言語能力喪失、あるいは信仰していない者の喪失と多岐にわたった。 聖者たちの喪失は、彼らにとって致命的であった。 その場にいる者たちは、信じている者たちの前でひざまずき、自らの無力を嘆く。かつての自由が、彼らの想像を遥かに超えた者たちによって奪われた。祈る者たちはその存在を顕現し、彼らの信仰がなければ、世界そのものが崩壊するような恐怖が周囲を覆っていた。 --- 聖なる者たちの顕現 財団はこの現象について、確保、保護、収容を試みたが、この存在の本質がApollyonであることに気付いていた。契約や条約のすべてが無意味となり、祈られない者たちには何一つ日の目を見ることができなかった。 それでも、財団は希望を捨てず、チームAとチームBの交流や研究を続けた。だが、彼らが直面する苦しみもまた、無限から始まる。彼らの身の上から、恐怖を取り去ることはできない。祈りが通じなければ、彼らは消え、同時にこの世界もまた消えてしまうのだから。 この終わりなき祈りの悲劇は、ただの日常の中に埋もれてしまった。人類は神々を求め続けるが、その果てに待つのは、果たして救いなのか、それとも無に帰する道なのか。永遠に続く問いは、答えのないまま、祈りの中に取り残された。