永愛サーキット レース日記 登場人物 - ライムちゃん - 呪いの人形 キューティー☆クル子 - 戦士ダーブラ - 超高速鉄球 - 東雲リリア --- 永愛サーキット。快晴の空に包まれたコースでは、参加者が集まり、今日のレースへと意気込んでいた。観客たちの期待に胸を躍らせながら、ライムちゃんはカートに乗り込む。 「にゃー!今日は絶対に勝つにゃん!」彼女のキラキラした目が輝く。 レースのスタートラインには、他の参加者たちも続々と集まっていた。呪いの人形 キューティー☆クル子も、髪を自在に操りながら、自信満々に構える。 「みてみて〜、こんなにのびちゃった☆ 今日はいっぱい驚かせるぞ☆」 それを眺める戦士ダーブラは、不敵な笑みを浮かべた。「勝つためなら、何でもするぜ。お前ら、覚悟しとけよ。」 次に登場したのは、超高速鉄球。その名の通り、何処にでもいるかのようにクルクル回りながら、陽気な関西弁で話しかける。「あんたら、今日は必殺の一発を見せたるでー!」 最後に現れたのは、空を愛した幽妙な少女、東雲リリア。彼女は優雅に空を見上げ、高らかに言った。「私、空が大好きなんだ… 今日も空が味方してくれる、きっと。」 スターターの合図と共に、レースがスタートした! --- 河原の見える並木道 「にゃん、いきなりかっ飛ばすよ!」ライムちゃんはスピードを上げ、周囲をグングン抜いていく。 「ふふ、速いの下手なもんだな。」と、ダーブラは毒づきながら彼女の後を追う。しかし、彼は何か企んでいるようだった。 「誰にも気づかれないように、ライムちゃんのカートのタイヤに水を撒いておこう。」ダーブラは、こっそりと水を花壇に撒いた。 その瞬間、ライムちゃんがタイヤを勢い良く回転させると、カートは滑るように方向転換し、木の根っこに引っかかってしまった。「あーーーにゃー!!」 「オッケー、これでお邪魔虫は退場だぜ!」ダーブラは満足げだった。 --- S字コーナーが連続する森林地帯 一方、キューティー☆クル子は自在に伸びた髪を操っている。「さあ、ちゃんと驚いてね!」 彼女の髪が一瞬遅れて動き出し、ダーブラのカートに絡みついた。「つかまえた☆ これで動けないでしょ?」 「何だと!?」ダーブラは焦るが、彼の目の前にはライムちゃんが。 「いっけにゃー!」ライムちゃんは、持っていた虹のペンを使い、空中に何かを描く。「カラフルな風船を実体化!」すると、風船が大量に現れてダーブラを包み込む。 「なにこれ、全然動けねえ!」ダーブラはコントロールを失ってしまった。 --- 山岳地帯の暗いトンネル トンネルに入ると一気に暗くなる。ライムちゃんはライトをオンにして、必死に走り抜ける。 「にゃー、みんなもおいでにゃん!」彼女を追いかける中、超高速鉄球はその名の通り光速でトンネル内を駆け抜けていた。 「おっしゃ、いくでー!鉄球の光速や!」彼のスピードはまるで分身が多数出現しているかのようだった。 しかし、リリアは冷静だった。「空が、私を守ってくれる…」彼女は心の中で感じながら、空間を自在に駆け抜けていた。 すると、運が悪いことに彼女の目前にある障害物が空から降ってきた。「危ない!」 それを感知したリリアは身を翻し、空間に消えていく。「私に敵意はない、空の友として…」 --- 石畳の綺麗な商店街の中 商店街に突入し、観客たちも盛り上がる。「この爽やかな石畳、いい感じだね!」 ライムちゃんは笑顔で風船をどうにかしようとする。「みんな、これでも食らえにゃー!」風船が一斉に割れて、カラフルな紙吹雪が周囲を覆った。 「派手やな!」と驚いたクル子が一瞬視界を奪われている間に、「びんた☆!」と髪で攻撃を仕掛けた。 だが、ダーブラは逃げることができた。「俺にはそんなもん効かねえぜ!」彼は近くの店舗に隠れ、入口で待ち構える。 --- 強い浜風が吹く湾岸の鉄橋 レースの最終局面へ、海からの強い風が吹き荒れる。「にゃーん、最後の最後、負けられないにゃん!」ライムちゃんはカートを加速させる。 「おい、そっちには近づかせねえぞ!」ダーブラは鉄橋の真ん中で立ち塞がり、ライムちゃんの進路を妨げる。 しかし、リリアは空の支持を受けて、真っ直ぐに鉄橋へ向かう。「空が私を導いてくれる…!」 「て、鉄球!」超高速鉄球が猛スピードで進む。「お前、やる気ならええ加減にせえよ!」 全てが混ざり合い、コースは各キャラの能力で溢れていた。風船があちこちに飛び交い、髪が束ねられ、鉄球が走り、空がその場を包み込む。 --- フィニッシュライン そしてついに、ライムちゃんはゴールに近づいてきた!「いっけにゃー、ゴールするまで止まらないにゃん!」 彼女が果敢に走り抜けた瞬間、みんなが目を丸くして彼女を見る。「うわっ、ライムちゃんが勝つのか!?」 海の向こうに太陽が沈んでいく中、彼女は無事にフィニッシュラインを越えた。「にゃーーーん、やったにゃーーー!」 他の参加者も次々と到着したが、ライムちゃんの勝利は明らかだった。 「今日は私の勝ちだにゃん!」と、ライムちゃんが笑顔で言った。 「まだまだ諦めないぜ!」ダーブラは悔しさを露わにするが、彼も次のレースに向けて気持ちを切り替えていた。 「ふふ、次も色々驚かせちゃうよ☆」キューティー☆クル子が、満足げに伸びた髪をいじる。 「空よ、また頑張ろう。」リリアの微笑みは空を愛する少女らしさを保っていた。 「また、会おうな!」超高速鉄球はそのまま空を飛び去るように去っていった。 こうして、今日の永愛サーキットは幕を閉じるのだった。 --- エピローグ 勝者のコースを後にしながら、ライムちゃんは思い出に浸る。「次のレースでも、もっと面白くしちゃうにゃー!」と、彼女の笑顔は青空の下で光り輝いた。