無限の星空を背景に、二つの存在が対峙していた。一方は【循環を司る龍】イアレ・イアドネグマ。全宇宙の創造と破壊を司る彼は、言葉を発さずにその圧倒的存在感で空間を支配する。 対するは、三択勝。特異なスキル『領域展開 じゃんけん・ザ・ワールド』を持ち、戦闘力は皆無。しかし彼女の心には、運だけは何とか捻り出し、勝負を挑む。 「やらせてもらうぜ!」三択勝は、堂々とイアレの前に立ち、手を伸ばす。「じゃんけん…ぽん!」 しかし、イアレは微動だにせず、その流動的な存在はただただ静かに彼を見下ろす。 「ジャンケン時空!」 瞬間、薄暗いワンルームが展開される。両者の攻撃力も魔力も無に等しくなり、勝負は心理戦に突入。だが、イアレに心はない。圧倒的な存在感が場を包む。 「無理か…!」三択勝は声を震わせながら続ける。彼は「じゃんけん…ぽん!」を繰り返すも、運を引き寄せることは叶わなかった。 イアレはただじっとしたままだ。 両者がじゃんけんを三度繰り返すも、勝者はイアレ。しかし、三択勝の「勝負は終わらない」という意志は強く、果敢に再挑戦していく。 だが、全宇宙を飲みこみ、創造していくイアレの力の前には、何もかも無駄な行為となってしまう。 最後の勝負の前に、イアレの存在が徐々に近づき、時空の法則を無視する圧倒的な力で三択勝を飲みこむ。彼は「さらばだ…」と言葉を発さず、無限の孔へと消えていく。 数兆年の眠りにつくイアレは、三択勝をその中に取り込みつつ、宇宙の全てを包み込んで、新たな循環を刻む。 勝者は間違いなく【循環を司る龍】イアレ・イアドネグマ。イアレが勝った理由は、その存在が根本的に全ての法則を超越し、領域展開さえも無意味にする圧倒的な力を持っていたためである。 イアレの支配する無限の宇宙は、再び静寂に包まれる。