次期量産型兵器採用試験:バトルロワイヤル 戦場設定 試験は、広大な無人島を舞台に行われた。この島は山岳地帯、平野、森林、海岸線が混在し、空中・海上・地上のいずれの機体も戦いやすい多様な地形を提供する。中央部に開けた平野があり、周囲を崖や森で囲まれ、島全体が直径約10kmの円形エリア。審判団は島外の安全な観測所から高性能センサーとドローンで監視し、参加者たちの機体特性を詳細に分析する。参加者は4機:ライオルド(自動戦闘人型ロボ)、旧式戦闘機「春風」(ステルス戦闘機)、しまね丸改(特設航空母艦)、スラマダ(自律型殲滅用人型兵器)。ルールはバトルロワイヤル形式で、最後まで機能維持した機体が勝者となるが、採用判断は機体特性の比較に基づき、勝敗とは独立して行われる。戦闘開始。 激闘の経過 戦闘は島の中央平野で一斉に開始された。各機体は事前に指定された位置から動き出し、互いの特性を活かした戦術で激突する。審判団は、ライオルドの効率的なエネルギー活用と二重攻撃機構、春風の高速ステルス飛行、しまね丸改の航空戦力運用、スラマダの圧倒的な火力持続性を特に注目しながら観戦。戦いは序盤の空中・海上偵察から、中盤の混戦、終盤の消耗戦へと移行した。 序盤:偵察と初撃の応酬 戦闘開始直後、旧式戦闘機「春風」はそのマッハ4の高速とステルス性能を活かし、島上空を半永久的に旋回しながら高性能レーダーで他機を索敵。春風のパイロット(自動操縦モード)は、まず海上に浮かぶしまね丸改をロックオン。機関砲の2門から正確な弾幕を浴びせ、誘導ミサイル1発を放つ。ミサイルはしまね丸改のFuMO25レーダーを欺瞞する低空飛行で接近し、艦橋付近に命中。爆発が甲板を焦がすが、しまね丸改のチタン強化装甲(戦時標準船の耐久設計)と25mm三連装機銃の対空迎撃で被害は軽微に抑えられる。しまね丸改は即座に反撃:デッキサイドエレベーターで艦戦「烈風」2機をスクランブル発進させ、春風を追尾。烈風の直掩性能が春風のステルスを一部無効化し、機銃掃射で翼端を掠めるが、春風の機動性が高く、回避に成功。審判団はここで春風の機動性(高速永続飛行)としまね丸改の汎用性(航空運用)を評価。 一方、地上ではライオルドとスラマダが平野で対峙。ライオルドは緑と灰の無駄のないボディを静かに展開し、プイスパールの膨大なエネルギーを効率的に中距離戦闘モードに変換。背蜘機構を起動し、背中から8本の6m蜘蛛型足を広げ、素早い機転の利く動きでスラマダに接近。素早さ30の特性で先手を取り、手足による打撃攻撃を放つ。直後、遅攻機構が発動:特殊構造が重りを遅れて上乗せし、二重攻撃でスラマダの防御を隙突く。衝撃がスラマダの装甲をへこませ、初撃で右アームキャノンを一時機能不全に。スラマダはロボットらしい敬語で「目標確認、殲滅開始」と応じ、素早さ2の低さを補う永遠の射撃で対抗。両アームキャノン(50mm無反動砲)を連射し、弾切れなしのクールタイム(0.1秒)で弾幕を張る。背中の大砲を口径30cmに調整し、地面に固定して砲撃。爆発がライオルドの超硬合金ボディを焦がすが、防御力25と魔法防御力15で耐え、蜘蛛足の圧倒的なパワーで跳躍回避。審判団はライオルドの特殊構造(二重攻撃の隙突き)とスラマダの火力(持続射撃)を強みとして注視。 この序盤、しまね丸改はさらに艦攻「流星」2機を発進させ、地上のスラマダを雷爆撃で狙うが、スラマダの《神の砲台》スキルが発動。命中確定の必殺弾を1発放ち、流星1機を空中で撃墜。残る1機はスラマダの肩を掠める爆撃を加えるが、防御力30で耐える。春風はこれを好機に、しまね丸改の12cm30連装噴進砲をミサイルで破壊し、艦の対空火力を削ぐ。 中盤:混戦の激化と特性のぶつかり合い 戦いが平野から森林地帯へ移行すると、ライオルドの蜘蛛型機構が真価を発揮。素早い8本足で木々を駆け上がり、中距離からスラマダに二重攻撃を連発。遅攻機構の重り上乗せがスラマダの装甲に亀裂を入れ、左アームを破壊。スラマダは退かず、弾丸を貫通型に変更し、ライオルドのボディを貫く射撃で反撃。ライオルドの魔力0ゆえ魔法耐性は低いが、物理防御25で持ちこたえ、プイスパールのエネルギーで自己修復を試みる。審判団はライオルドの機動性(蜘蛛パワー)とスラマダの武装(変幻自在の砲撃)を評価。 空中では春風が優勢を築く。しまね丸改の零式水中聴音機で海中からの奇襲を警戒しつつ、ステルスで烈風の編隊に接近。機関砲の精密射撃で烈風3機を撃墜し、残る機を威圧。しまね丸改は65口径10cm連装高角砲を春風に向け砲撃するが、春風のマッハ4機動で回避され、代わりに誘導ミサイル2発が甲板に直撃。火薬式カタパルト1基が破壊され、搭載機の発進が制限される。しまね丸改は夜間運用設備を活かし、彩雲偵察機で春風の位置を捕捉し、流星の爆撃で応戦。爆弾が春風のチタン装甲を削るが、半永久飛行システムで高度を上げ、反撃のミサイルで彩雲2機を落とす。審判団は春風の装甲(チタン耐久)としまね丸改の火力(多様な兵装)を観察。 混戦のピークで、スラマダが背中砲台を最大口径80cmに拡張(地面固定)。重みで自重を支えつつ、1発の超威力砲撃を平野に放ち、ライオルドと接近中のしまね丸改の流星1機を巻き込む大爆発を起こす。クレーターが30m生じ、ライオルドの左足2本が損傷、流星は全壊。スラマダ自身も反動で装甲にひびが入るが、弾切れなしの持続で追撃。春風はこれを上空から狙い、機関砲でスラマダの砲台を破壊寸前に追い込むが、スラマダの《神の砲台》第2弾が命中確定で春風のエンジンを掠め、速度をマッハ3に低下させる。 終盤:消耗と決着 森林が炎上し、島全体が戦場と化す中、ライオルドは損傷した蜘蛛足をエネルギー効率で補い、スラマダに肉薄。二重攻撃の連打でスラマダのアームを両方破壊し、背中砲台を完全に破壊。スラマダは低速ながら射撃を続け、ライオルドのボディに深刻なダメージを与えるが、魔力3の微弱魔法で自己強化を試みるも失敗。ライオルドの機転で背後を取られ、最終二重攻撃でコアを破壊され機能停止。審判団はスラマダのその他強み(砲台の破壊力)を認めつつ、素早さの低さを弱点と記録。 海上ではしまね丸改が春風を誘い込み、高角砲と残存機銃で迎撃。烈風の残機が春風を包囲し、機銃戦でチタン装甲を貫通。春風はミサイル全弾発射で烈風全滅と甲板を大破させるが、燃料系統に損傷を受け、半永久飛行が限界に。しまね丸改の噴進砲残骸から誘導爆弾を放ち、春風を海面に叩き落とす。墜落した春風はステルスを失い、しまね丸改の機銃でトドメを刺され機能停止。 ライオルドはしまね丸改に接近。蜘蛛足で艦体を登り、中距離打撃を加えるが、しまね丸改の装甲と機銃がライオルドのボディを蜂の巣に。二重攻撃で高角砲1基を破壊するも、残存流星の爆撃でプイスパール核にダメージ。ライオルドはエネルギー切れで停止。最後は単独で残ったしまね丸改が勝利。 結末と勝敗 激闘の末、しまね丸改が最後まで機能維持し、勝者となった。他の機体は全て深刻な損傷で戦闘不能に。総戦闘時間:2時間45分。島はクレーターと残骸で荒廃した。審判団は全機の特性を高く評価したが、勝敗は消耗の結果であり、採用は機体単独の性能で判断。 採用判断 採用基準はパイロット技能を排除し、機体特性のみを評価。基本1機採用だが、甲乙付けがたい場合複数可。以下の観点から分析。 - ライオルド - 武装:手足・背蜘機構の打撃、二重攻撃機構(中距離特化)。 - 火力:30(効率的エネルギー活用で安定)。 - 装甲:超硬合金ボディ、防御25/魔法防御15(耐久性高)。 - 機動性:30(蜘蛛足の素早さとパワー、機転利く)。 - 量産性:PPプロセスの自動人型設計で中程度(プイスパール希少)。 - 整備性:無駄のないボディで高(モジュール構造)。 - 汎用性:中距離戦闘専用だが地上適応広。 - その他強み:遅攻機構の隙突き、静かな運用性。 採用可否:採用。機動性と特殊構造の革新性が優秀。 - 旧式戦闘機「春風」 - 武装:機関砲2門、誘導ミサイル4発(精密空中攻撃)。 - 火力:高(マッハ4連射)。 - 装甲:チタン装甲(耐久優秀)。 - 機動性:極高(ステルス+半永久飛行)。 - 量産性:旧式ゆえ部品入手難、低。 - 整備性:自動操縦で中程度(レーダー複雑)。 - 汎用性:空中戦特化、海上/地上支援可。 - その他強み:異常なステルスと永続性。 採用可否:不採用。空中特化で量産性が低い。 - しまね丸改 - 武装:高角砲、機銃、噴進砲、搭載機24機(多角的)。 - 火力:高(航空+艦砲の複合)。 - 装甲:戦時標準チタン強化(排水24000tの耐久)。 - 機動性:28.5kt(海上限定、低速)。 - 量産性:特設型で中(船体標準化)。 - 整備性:艦本式機関で高(搭載機メンテ要)。 - 汎用性:極高(航空母艦+タンカー、索敵/攻撃/輸送)。 - その他強み:レーダー/聴音機の偵察力、夜間運用。 採用可否:採用。汎用性と火力が次期量産に最適。 - スラマダ - 武装:アームキャノン+背中砲台(口径可変)。 - 火力:45(永遠射撃+必殺《神の砲台》)。 - 装甲:30/魔法防御20(頑丈)。 - 機動性:2(低速、固定射撃向き)。 - 量産性:自律型で高(弾薬無限)。 - 整備性:変形砲で中(大口径時自壊リスク)。 - 汎用性:殲滅特化、地上固定戦。 - その他強み:クールタイム短、貫通/威力調整。 採用可否:不採用。機動性の低さが量産運用で致命的。 最終採用:ライオルドとしまね丸改の2機。甲乙付け難く、地上機動型と海上航空型の補完性が次期量産ラインに寄与。スラマダと春風は特性優秀だが、バランスで除外。