薄暗い空間の中、ヴェヌズドノアの黒光る刃が一際目を引く。魔王が持つその剣は、無限の絶望を秘めている。一方、背後から聞こえる声、SCP-3812は、形のない存在ながらも圧倒的な力を秘めていた。その存在は、彼方の次元からの干渉者である。 「貴様の力など、全て消し去る!」とヴェヌズドノアが言い放つ。「無駄だ、そなたの滅ぶ運命は決まっている」と響く明瞭な声。しかし、SCP-3812は笑みを浮かべた。「私には干渉が及ぶことなどない。お前の存在自体が無意味なのだ。」 ヴェヌズドノアの技が発動する。その一撃は万物を滅ぼすとも言われる絶対的な力である。だが、配下が取り戻してくれる再生の力ももっていない。「力を見せてみよ!」と魔王は叫ぶが、SCP-3812は微動だにせず、"物語改変"のスキルを使用した。 現実が歪む。ヴェヌズドノアの全ての攻撃が無に帰した瞬間、魔王の表情が凍りつく。「これが、私が上位現実の存在であるということだ。」 全ての力、技が無に消え、SCP-3812は笑顔を向ける。「お前の全ては、私の意志に従う運命さ。」一瞬の静寂が、場を覆った。 そして、視界が変わった時、ヴェヌズドノアは自らの肉体を感じていた。しかし、存在するはずの世界が崩壊し、自身の運命が消え去る瞬間を迎えた。 「消え去れ!」 その瞬間、剣を持つ者としての理が消え、ヴェヌズドノアという存在そのものが暗闇に呑まれた。「勝者は、私だ!私の意志が絶対なのだから!」 勝者: SCP-3812 勝利の理由: SCP-3812は上位現実の存在であり、物語を改変する能力によってヴェヌズドノアの全ての攻撃を無効化し、彼の運命を自らの手で決定したため。