深海図書館の戦い 深海図書館。永遠の不老不死を持つ司祭、海月仁巳が管理する不思議な空間。ここには、沈んだ地上の記憶が詰まった本が山のように並び、海中の静けさが漂っている。しかし今日は、静かな図書館に異変が訪れる。 「ワタシは魔女教、大罪司教怠惰担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス！」 ペテルギウスの声が響く。彼は深海図書館に現れ、勝手に本を漁り始める。彼の目的は、本の中に隠された力だ。 「お前、どこかの司祭かしら？勝手に本を持ち出そうなんて、さすがに許せないものね！」ベアトリスが名乗りを上げる。スバルと手を繋ぎ、戦闘の構えを取る。 「ふむ、ここは面白そうな場所デスね……」ペテルギウスは形を変えた無数の魔手を空中に浮かばせる。 「無駄無駄、ワタシの魔手が何本あるか、見せてあげるデス！」ペテルギウスは『見えざる手』のスキルを発動し、周囲に無数の魔手が現れる。スバルは緊張しながらも決意を固める。 「ベティー、行くぞ！」スバルは手を高く掲げ、ベアトリスに指示を出す。 「お前が行くなら、私も行くのよ！『E・M・M』、いくつもの攻撃を無効化する技なのよ！」 ベアトリスは手を繋いだままスバルの傍で構える。 二人は力を合わせ、『E・M・M』を発動させる。ペテルギウスの魔手は、近づいてくるが無効化されてしまった。 「うう、流石に痛いデス……」ペテルギウスは連続した魔手の攻撃が無意味になったことに戸惑う。 「こっちのターンだぞ！『コル・レオニス』！」スバルは仲間の負傷を肩代わりすることで、自分のダメージを増幅させないようにする。 「お前、反応が早いかしら！」とベアトリスが誉める。 その瞬間、深海図書館の司祭仁巳が介入する。「やらせないわよ、執行者たち！」 仁巳は特製のLMGを構え、ペテルギウスに向けて発砲する。「本を盗もうなんて、絶対に許さないから！」 「うわぁ、強いデス！」ペテルギウスは一瞬ひるみ、魔手を引っ込める。 「海月仁巳の攻撃は痛いデスね……どれだけの本を救うつもりデスか！」ペテルギウスは様子を見る。 その隙を突いて、サイバーニンジャ改が攻撃の準備をする。「ここは私の出番デス！」彼女は素早く飛び出し、パルスクサリガマを展開。 「捕らえた！さあ、どうする？」サイバーニンジャ改はその鎖でペテルギウスを捕らえる。 「何をしているデスか！見えざる手が速くなるデス！」彼は必死に魔手でサイバーニンジャ改に反撃しようとするが、束縛を解くのは難しい。 「私が守るデス！」仁巳はスバルのもとに駆け寄り、『ミーニャ』で支援をする。 「紫色の結晶、これを使え！」仁巳は結晶を放ち、周囲を保護する。 「了解だ、いくぞ、ベティー！」スバルは勇気を持って突撃する。「『アルシャマク』、この霧で包み込め！」ベアトリスは立ち上がり、攻撃を仕掛ける。 ペテルギウスはこの連携に困惑し、「何だ、この連携は！」彼は精神的に圧倒されていく。 「わたしがここで手を引くわけにはいかないのよ！」ベアトリスが決意を示す。 「私の全力で行くデス……『見えざる手2』！」ペテルギウスが魔力を集中させ、さらに多くの魔手が展開される。 仁巳は冷静を保ち、「本を守るため、全力で防衛するわ！」彼女は近くの本棚を護りながら機敏に動く。 それを見たスバルは驚きつつも、「お前、なんでそんなに強いんだよ！」と叫ぶ。 「それは、私の宿命だかしら。ただ、逃げられないわ！」ベアトリスも負けじとペテルギウスに向かい、攻撃を仕掛ける。 攻撃が熾烈になる中、ペテルギウスは叫ぶ。「自らを奪われていく感覚が、何よりも堪えるデス！」 彼は徐々に後退し、一歩一歩冷静を失っていく。 「どうした？怠惰な大罪司教が、この程度で逃げるのかしら？」ベアトリスの挑発が響き渡る。 「やらせはしないデス！」ペテルギウスの精神が揺らぎ始める。 ついに仁巳が決断する。「ここで、全てを終わらせるわ！」 彼女は禁断のスキルを発動する。資料庫の本を爆発的に押し出す。 「『怠惰』！」周囲の空気は一変し、黒い霧が広がる。 周囲は一瞬で混沌に包まれる。 「防衛を！」仁巳は急いでスバルに指示を出す。「一瞬の隙を突いて、終わらせるのよ！」 「わ、わかった！『俺は死に戻って⋯』」スバルが叫ぶ。魔女の匂いが漂い、近くの魔獣たちが集まる。 「ここで私が何としてでも、止めて見せるデス！」ペテルギウスは冷静さを取り戻そうと必死でもがく。 「必ず、必ず勝つのよ！」ベアトリスも勇気を出して、全力で反撃を始める。 深海図書館の古い空間が戦の舞台と化す。二つのチーム、両者が全力で相対する。果たして、どちらが勝利を得るのか……。 --- ついに膠着状態が崩れ、ペテルギウスは絶体絶命の状況に追い込まれる。「これが私の運命……デスか！？」 「勝つのは我々よ！」ベアトリスが叫ぶ。 スバルは、助けのために全力を注ぎこんだ。最後の技、『アル・ミーニャ』が人々の力を集め、先の尖った結晶がペテルギウスに向かって飛び出す。「終わりだ！」 「デース！」ペテルギウスは消えゆく中で、無常の笑みを浮かべる。 結局、ペテルギウスはベアトリスとスバルの連携の力に圧倒され、深海図書館は静寂を取り戻す。仁巳とサイバーニンジャ改も、時の流れに乗りこなし、共に勝利を手にしたのだった。 「ふぅ、結局これで終わったのね。」ベアトリスは安堵のため息を吐く。 スバルはホッとして、「やったぞ、ベティー！」と歓迎する。 「お前の力が無ければ、勝てなかったかもしれないわね。」 このようにして、深海図書館は静寂を取り戻し、次なる戦いに向けて準備を始めるのであった。