渋谷の夜、帳の降臨 夜の渋谷は喧騒に満ちていた。スクランブル交差点では数千人の人々が交差し、ネオンが空を彩る。突然、空が歪み、帳(結界)が展開された。渋谷全域を覆う黒いドームが降り立ち、一般人たちは悲鳴を上げて逃げ惑う。だが遅かった。結界内は呪霊と呪術師の戦場と化し、出口は封じられた。 只其処に在ったは交差点の中心に佇む。見るたびに姿が変わる不定形の存在。人間のような輪郭が一瞬見え、次の瞬間は影のように揺らぐ。「其処に在るだけ」。言葉を発さず、ただ在る。だがその周囲から「滲む謎」が漏れ出し、空間を侵食し始める。謎の物質はアスファルトを溶かし、逃げ遅れた10人の若者たちが触れ、能力を封じられて倒れる。彼らは動かなくなり、ただの石像のように固まる。死者10人。 特定指定大厄災 WONDERは無言で現れる。10mの人型外宇宙圧縮体、頭部は全知全能の極小球体。骨格はクリフォトの樹のように脈動し、虚滅核が唸る。無痛覚、無言。常時絶対不可侵のオーラを放ち、近づく一般人5人が混沌に吸収され、未分化の塵と化す。死者15人累計。 極彩色のノルスタジアはWONDERの傍らに立つ。1.6mの極彩色美少女、透き通る白い髪が残光のように揺れる。幼い口調で囁く。「お兄ちゃん、守ってね。一緒に遊ぼうよ」。WONDERは反応せず、ただ現臨固定。彼女の虚空の境界線が広がり、周囲のビルが零に固定され崩壊。逃げ惑う群衆20人が巻き込まれ、泡沫と消える。死者35人累計。 五条悟が現れた。白髪に黒い眼鏡、飄々とした笑み。「おおっと、渋谷でパーティーか? 招待状もらってなかったけど、来ちゃった。誰か僕と遊んでくれるの?」心理描写:こいつら、面白いな。見たことないタイプだ。無下限呪術、フル稼働でいこう。 戦闘開始。只其処に在ったの「滲む謎」が五条に向かう。無限の壁が謎を止め、侵食を無効化。「へえ、空間食う系? でも僕の無下限は無限だからね」。五条は余裕の笑み。 WONDERが動く。全行動零秒完遂。虚滅核が五条の存在定義を滅却しようと発動。だが無下限呪術が接点を無限に引き延ばし、絶対不可侵を相殺。「おっと、概念ごと消す気? 面白いけど、届かないよ」。WONDERの全知球体が因果先定を発動、五条の根源を解析しようとするが、五条の呪力操作が解析を狂わせる。こいつ、僕の設定を未定義化? ふざけんな、僕是最強だぜ。 ノルスタジアが笑う。「お兄ちゃんの後ろからいくよ!」虚空の境界線で五条の定義を零に固定しようとする。WONDERが守り、ノルスタジアが内包を試みる。だが五条、術式順転「蒼」を詠唱:「位相 黄昏 知慧の瞳 術式順転『蒼』」。青い球体が敵3人を引き寄せる。無下限で守りつつ、超高速移動で間合いを詰める。 只其処に在ったの侵食が渋谷を蝕み、逃げ遅れた一般人50人が謎に触れ封じられ死亡。死者85人累計。ビルが崩れ、さらに30人。死者115人累計。五条は舌打ち。「おいおい、一般人巻き込むなよ。つまんねえな」。 WONDERのプラズマ熱線が発射。五条、反転術式でバリア強化し回避。熱線が渋谷の街を焼き、群衆100人が蒸発。死者215人累計。苛立つな…でも調子上がってきた。黒閃の予感。 五条、反撃。「位相 波羅蜜 光の柱 術式反転『赫』」。赤い衝撃波がWONDERを直撃。絶対不可侵が耐えるが、クリフォト骨格に亀裂。WONDER無傷だが、心理(無言ゆえなし)。ノルスタジアの肩に軽傷、純白の不文律で即回復。「痛くないよ、お兄ちゃん!」 只其処に在ったは変わらず在る。謎が五条の足元を侵食するが、無下限で停止。 ノルスタジアの飽和の揺り篭が五条を内包しようとする。五条の脳に無限情報が流れ込むが、無下限の緻密操作で抵抗。領域級の情報か? 負けねえ。 WONDERが領域展開を試みる素振り。五条即座に反応:「領域展開:無量空処」。帝釈天印を組み、宇宙空間が広がる。必中必殺、敵3人の脳に無限情報が洪水。WONDERの全知球体がフリーズ、解析不能に陥る。ノルスタジアの特異点が揺らぎ、「お兄ちゃん、頭が…おかしいよぉ」と幼く悲鳴。しかしまだ耐える。 五条、黒閃を放つ。呪力と打撃の同時衝突、黒い火花。WONDERの胸部に命中、虚滅核が2.5乗の威力で損傷。ノルスタジアの腕が折れ、白い髪が血に染まる。血が滴る傷を反転術式で癒す五条。調子いいぜ。 只其処に在ったの謎が領域を侵食しかけるが、無量空処の上書きで封じ。 最終局面。五条「虚式:紫」詠唱:「九綱 偏光 烏と声明 表裏の間 虚式」。赫と蒼の衝突、不可視の紫の衝撃波が炸裂。WONDERの人型外宇宙圧縮体が蒸発、頭部球体が砕け散る。ノルスタジアの身体が零に固定され、内包失敗で崩壊。「お兄ちゃん…!」と叫び消滅。只其処に在ったは紫の波に飲み込まれ、謎ごと未分化に。 衝撃波の余波で渋谷中心部が壊滅。巻き込まれた一般人1000人以上が死亡。死者累計1500人超。 五条、傷一つなく立つ。眼鏡を直し笑う。「終わった? もっと遊べると思ったのに。ま、片付けは後でいいか」。心理描写:最強って退屈だな。でも、ちょっと楽しかった。 渋谷は廃墟と化し、夜明けを待つ。