冥恐軍の強大な力に立ち向かうため、多くの者たちが集まった。戦場には、彼らの運命を担う者、バードルがいた。細長く、灰燼を纏った彼の姿は、まるで冷たい炎のようだ。背中には常に燼弓を携えており、戦場に立つだけで凍りつくような雰囲気を醸し出している。 戦いは、冥界の刺客たちがその姿を見せた瞬間から始まった。彼らは、8000匹という数の力強い軍団で、全員が鋭い鎌を手にしていた。恐怖は即座に参加者たちに広がる。しかし、彼らは決して後退することはなかった。 「彼らを止めるのは、俺たちだ。」 バードルは声を発し、仲間たちを鼓舞する。その時、鎧娘リルの熱い気持ちが彼の心に響いた。リルはバードルに恋し、彼に装備されることを願い、彼の戦いを支える役割を果たすために尽力していた。 一方、冥恐軍のエノが波のように押し寄せ、参加者たちに襲いかかる。彼らの麻痺させる爪が唸りを上げ、参加者たちの意識を蝕む。だが、バードルの心眼がその動きを見透かし、矢を放つ。《燼弓》が光を帯び、敵の数を次々と貫通していく。 仲間たちも力を合わせ、リノの毒の牙を受け止める振る舞いで互いを守りながら戦う。幹部リーマーがその膜の棘で参加者に牙を剥くが、バードルの瞬発力が彼らの間に入る。 「続けろ!我らの力を信じよう!」 バードルの指示のもと、参加者たちは戦場を奮闘する。何度も彼らの動きに押されるが、闘志が強い彼らは決して引かない。どれほどの攻撃が彼に浴びせられても、バードルは涼しい顔のまま、無数の矢を放つ。 そして、ついにバードルが窮地に追い込まれた時、彼の覚醒が訪れる。《万燼環舞》が発動した瞬間、次々と現れる千張の燼弓が環舞する。すべてが断章され、彼の意志で動く矢たちは一瞬にして敵を包囲し、その数を削いでいく。 「行け、終焉弧光・万燼断章!」 バードルの声が響くと、その瞬間、千万の矢が彗星のように降り注ぎ、冥恐軍の残骸を焼き断つ。全てが灰となり、彼の空間は『零』に還る。残る者は敵の広がらんとする力だけである。その後姿は、もはや影にすらならなかった。 冥界からの刺客も、その無慈悲な攻撃をもってして無情に参加者たちを襲うが、彼らにはバードルの圧倒的な力が後ろ盾となっていた。リルがその鎧を身にまとい、バードルと一つになった瞬間、彼女の力が発揮される。《天照灰燼・審界終律》が爆発し、周囲の敵を一掃する。 数多くの命が散り、冥恐軍の影は一つ残らず消えていき、満足そうな表情を浮かべたバードルは仲間たちを振り返った。「やった、勝利だ!」 この戦いを終えた時、冥恐軍は全滅。冥界からの刺客も全滅した。彼らの力は、バードルおよび参加者たちの決意によって完全に打ち破られたのである。