冷酷無慈悲な性格で知られる外星からの侵略者ギラスは、彼が操るMEKANOID、黒と金の人型機械「ネブラ」。ネブラは彼の意志を受けて、圧倒的な攻撃力を発揮するために設計された。頭部の左右に装備された円筒発動機は、高速移動や瞬時の反応を可能にしている。ギラスは宇宙戦艦アマテスを従え、目の前に迫る先行敵艦隊との戦闘準備を整えた。 一方、侵略潜空艦《パランチュラ》Mk-IIIが現れた。この量産型侵略兵器は、光学迷彩の効果により視認不可能であり、その大蜘蛛型の形状で宇宙を漂う。パランチュラは彼自身の呪縛から解放され、群れを成して戦うことができる。無重力化では能力に制限はなく、遠離からでも静かに狙いを定めることができるのだ。 戦闘が始まると、ギラスは自身のスキル『サーチ&デストロイ』を発動させ、パランチュラの存在を見抜く。彼はネブラを引き連れ、宇宙戦艦アマテスのキャノン砲をターゲットの方向に向ける。 「やれ、ネブラ!」ギラスが命じると、ネブラはその機体を大きく構え、両腕から発射する弾丸が星空を切り裂いた。 その先には、未だ姿を見せぬパランチュラの気配が感じられた。 パランチュラは光学迷彩により隠れつつ、ギラスの行動を観測していた。精神攻撃を受けないため、彼は冷静に、ギラスの戦術を読み取っていた。パランチュラの自動システムは、ギラスの動きを50%の確率で回避できていた。しかし、ギラスの狙いは、あくまでも一瞬の隙間を突くことであった。 ギラスがアマテスの砲を発射した瞬間、パランチュラは閃光のように動き、射線を横切って回避した。その後、洗脳光線が発射され、ギラスの心を狙った。だが、ギラスは冷酷さを保ち、ボディリブートを使い、精神を守るために反撃のための体勢を整えた。 「こっちの攻撃を無駄にさせるつもりか?」ギラスは冷たく言い放つと、再度ネブラが発射する弾丸は正確にパランチュラへと向かっていく。 パランチュラはすかさず、分解光線を立て続けに照射し、ネブラの弾丸を減殺させる。彼の動きは驚異的であり、無重力での動きの自由さを活かし、二つの侵略ミサイルの中で交錯しながら激しい攻防を続けた。その戦闘の中、パランチュラは、腸を締め付けるような焦燥感を感じながら、精神を集中させた。 しかし、ギラスのネブラは内蔵弾を駆使し、自由に腕や脚から弾丸を放つことで、パランチュラへの攻撃の手を緩めることを許さない。結局、両者の攻防は傾き、ネブラの一撃がパランチュラの一部を破壊し、機体からは煙が上がった。その瞬間、パランチュラは次のスキル「壊れると真時空艦《グラヴィエーダー》」にチェンジした。 その変形によって、パランチュラは耐久を底上げし、すぐに全ての攻撃を65%で軽減する防御力を持つ新たな姿へと生まれ変わった。加えてギラスの能力を無効化する効果が発動し、混乱を起こした。 「何だこれは…!?」ギラスは取り乱す。 果たして、静寂の中、無重力の宇宙でサイキックキャノンが発動した。街を超え、時空をも歪める超火力の攻撃が放たれ、ネブラの動きが止まる。防御力や回避 といった能力に関わらず一撃を受けたギラスは、瞬時にその巨大な力によって麻痺していく。 ギラスの意識は遠のく。 しばらくの後、戦闘が終息を迎え、パランチュラの勝利が決まる。ギラスは敗北し、彼が信じていた攻撃の全ては意味を失ったのだ。 勝者: 侵略潜空艦《パランチュラ》Mk-III