核戦争の影響を受け、地球は苛酷な環境となり、空は灰色に覆われ、寒さが支配する大地が広がっていた。最期の脱出ポッドを巡って、戦士たちが集結した。その中には巨大なアフリカゾウ、中立を重んじる中立くん、可愛らしい沢蟹、そして恐怖の斬撃を持つシャンクスがいた。それぞれが一歩踏み出す中、戦いの火蓋が切られる。 「もう脱出する者がいない。私はこのポッドを手に入れる!」とアフリカゾウが大地を叩くと、その頑丈な体躯に思わず周囲が圧倒される。彼の鼻が広範囲をなぎ払い、「鼻振り回し」で周りの障害物を一掃していく。 「待って、やめてくれ!僕は」中立くんが声をかける。「皆が争っても無意味だから、きっと誰も得をしないよ。」その言葉と共に、彼は「中立」を発動させる。周りの全員が闘争心を抑えられたかのように、微妙な空気が流れた。 「争うのは無駄ダァ!」と沢蟹もその場で威嚇のポーズを取るが、大きなアフリカゾウの存在にはかなわなかった。アフリカゾウはトラックを吹き飛ばす『突進』を見舞う。だがやはり中立くんは、その攻撃を普通の攻撃へ変換し、影響を受けずにすんだ。 戦闘は思いもよらない方向に流れる。シャンクスは静かに様子を見守っていたが、前触れもなく彼の目が光りだした。時が加速し、彼はその瞬間に動き出す。「神避!」と叫ぶと、斬撃が空気を切り裂いて瞬時にアフリカゾウの元へ。彼の攻撃は防御を無視し、必ず相手に当たる。だが中立くんはその場の緊迫感を利用し、「中立」と叫ぶ。 アフリカゾウの鼻がふさがれ、動きが鈍る。シャンクスの攻撃は宙を彷徨う。「何てこった!そんなことが…」とシャンクスが驚いている姿を見て、アフリカゾウは再び奮起し、鼻の力で周囲を攻撃しようとするが、中立くんの効果に阻まれ続ける。 「それでも、僕は諦めない!」と中立くんが声を張り上げたその時、沢蟹も少し勇気をもって叫ぶ。「こっちには僕がいるから!」時には可愛らしさを振り回すが、戦場の緊張感を少し和らげようともがいていた。 だが、ついに限界が来た。シャンクスは再び神避を発動させると、その重圧で周囲が揺れる。「もうこれで終わりだ!」彼は再度、自らの無敵状態を利用し、胆力をもって進んでいく。アフリカゾウがこれまで受けてきた攻撃と中立の力の中、ついに神避が彼に当たる。大きな声と共に、彼の身体が真っ二つに切られ、彼は絶命する。 「これで、僕が最後の一人だ。」シャンクスが勝利を宣言し、ポッドへ足を運ぶ。 「嫌だ、最後のポッドを…」沢蟹は恐怖で、小さい体を震わせるも、既に一つの可能性は消え去っていた。中立くんもその行為に暗い表情を浮かべる。 シャンクスは脱出ポッドに乗り込み、焦げた大地の上から見下ろす。ついに自らの力でこの地を離れられる、彼の心に満ち上がるのは安堵と希望だった。“やっと脱出できる…” 突然、ポッドのエンジン音が鳴り響き、最後の一人となった彼は離脱を果たす。 ポッドが地面を離れ、灰が舞う地球を振り返り、シャンクスは静かなる宇宙への旅立ちを果たした。地球が彼の目から消え去ると共に、新たな運命への一歩を踏み出したのだった。