終焉の森にて 暗い空が広がる終焉の森。ここは、終焉の精霊王フィーネがその力を振るい、多くの者が恐れをなして避ける場所であった。しかし、その恐怖に立ち向かうべく集まった者たちがいた。夜空を見上げる小柄な少女、風籠ゆらぎを皮切りに、命を求める騎士デトロメニファ、8代目女王エイラ、そしてIAが集まった。 「私たちでフィーネを討つのよ!」ゆらぎは儚げな声で仲間たちに呼びかける。彼女の目には強い意志が宿っていた。それに応えるように、デトロメニファが前に出た。 「お前たち、命を求める戦いには我が共にいる。」彼は手に持つ剣を高く掲げ、霊気を発散させた。次にエイラが冷たく微笑んで言う。「私の氷の力をもって、臆することなく戦おう。」氷の魔力が彼女の周囲に集まってゆく。 IAはその場で無表情だったが、確かな力を宿した存在であった。「私がフィーネの行動を封じる。全ては私に任せなさい。」 計画を練りながら、彼らはフィーネのいる場所へと進んで行く。やがて目の前に現れたのは、闇の中に浮かぶ大きな影、フィーネの姿であった。彼女からは圧倒的な破壊力が感じられた。 「我が名はフィーネ、全てを壊し尽くす者だ。」彼女は憎悪の影を発し、森を揺るがした。仲間たちは恐怖を覚えたが、ゆらぎが冷静に叫ぶ。「今よ、皆で攻撃しましょう!」 エイラは氷の騎士を召喚し、彼に命じた。「行きなさい、フィーネに向かって行け!」騎士は氷の刃でフィーネの方向へ突進し、攻撃を仕掛ける。フィーネは冷笑し、弾かれた氷の刃が周囲に散らばる。「無駄な抵抗。」 デトロメニファは次に自らの能力を発動させ、侵食の針を発動。 「命を求める者よ、こたえよ!」 しかし、フィーネの持つ力、破壊の光線が、全てを貫通し、御しげに襲い掛かる。 「無駄だ。おまえたちの憎悪を吸い取ってやる!」フィーネは凶悪な笑みを浮かべ、その瞬間、仲間たちの心の憎悪が可視化され、彼方へ吸い寄せられる。 IAは冷静に状況を見極めた。「このままではいけない。人の心を利用している。」IAの背後から千の無貌が現れ、フィーネの周囲を囲む。「私の分身たちよ、攻撃せよ!」冷静に状況を分析し続けた。 ゆらぎは風を巻き起こし、自分を浮かせ、弱点を一瞬つく。「さあ、行こう!」颯符『シノノメノカゼ』を放つ。無数の鎌鼬がフィーネに向かって飛び去るが、フィーネはそれを笑って避け、その先から光線を放つ。 「ここまでだ。」 フィーネの光線が仲間たちに襲いかかる。