時は未来、無限に広がる空の果てに、海賊王アスタリスクと旅の剣士帆楼が、それぞれ自らの情熱と誇りを賭けた戦いを繰り広げようとしていた。ただの戦いではない。彼らは、自ら設計したMEKANOIDを用いて、敢然と火花を散らすのである。 月明かりに照らされた巨大な格闘場は、周囲が海に囲まれた不気味な静けさを漂わせていた。アスタリスクは、体に筋肉質なローブをまとい、右目には神秘の羅針盤が輝いている。彼は自らの海賊王としての威厳を持ち、今まさに自らが作り上げた言わずと知れたMEKANOIDを召喚した。名付けて『ブラッドシップ』。 ブラッドシップの機体名には意志と歴史が込められていた。そして、彼の操縦の下、ブラッドシップが運用する武装は実に強力で、右肩には大型砲、左肩には蒸気で動く手作りのグラップラーが装備されている。右手にはサーベル、左手には短剣を携えていた。機体の下部は四脚構造で、高い安定性を誇る。 「これぞ、真の海賊王の力だ! 迷いの迷路を切り裂いてみせる!」と叫び、アスタリスクはブラッドシップをベースに、右目の羅針盤をチカリと光らせる。彼のスキル『羅針盤の海賊王』により、彼は帆楼への攻撃を即座に予見し、戦術を練ることができるのだ。 一方で、帆楼は青く映える鎧を着込み、静かに、しかし冷徹に目の前の敵を見据えていた。彼のMEKANOIDは、名を『桜魂』と呼び、儚い桜の花びらを思わせる外観を持ち、流れるような美しさを漂わせる。右肩にはレーザー刃、左肩には自動弾発装置が装備され、両手には特注の剣が仕込まれている。動力はホバー式で、俊敏な動作が可能だった。 「アスタリスク、お前の強がりを見せてもらおう。私の剣がどれほど狂うか…」帆楼は、素早さを活かし、闘志を燃やしながら言葉を小耳に挟む。彼の桜魂が機械的な桜の花びらのように優雅に舞う時、戦の舞台はさらに緊張高まる。 「桜、散る!」帆楼が叫ぶと同時に、桜魂から何千もの光の花びらが散り、アスタリスクの方へ向かっていく。しかし、アスタリスクは即座に反応した。「ブラッドシップ、シールドを展開!」 大型砲から放たれた強力なバリアが桜の花びらに直撃し、あたりは一瞬で煙と光に包まれる。しかし、帆楼は冷静だった。彼が持つ『観察眼』で、アスタリスクの動きを読み取っていたのだ。煙が晴れた時、帆楼の剣がアスタリスクへ迫っていた。 「春!」桜の花びらが舞う中で、帆楼は一閃した。アスタリスクも振り切るように剣をバリアで防ぐが、その衝撃は衝撃波を引き起こし、ブラッドシップはバランスを崩す。 「ふん、そう上手くはいかない。」アスタリスクは落ち着いて反撃の準備を進める。「ブラッドシップ、追撃せよ!」 ブラッドシップが足を使い、先ほど崩れたバランスを立て直し、再び帆楼への突撃を始める。そして右手に持つサーベルで、帆楼へと斬り込む。だが、帆楼は手を振れば、桜の花びらとなり素早く移動することで回避した。 「お前がどんなに攻撃しようとも、私の桜は散らない!」そう言って、帆楼は反撃に移る。 「桜、散る!」再び花びらが舞い上がり、アスタリスクを包み込む。だが、今度はアスタリスクは「ブラッドシップ、グラップラーを起動しろ!」と言い出し、グラップラーを発動させる。グラップラーが無数の桜を掴み上げ、圧倒的な力で押し戻した。 二人の思考戦が交錯する。アスタリスクは自身が作った『ブラッドシップ』を信じ、試行錯誤しながら相手の攻撃を防いでいく。その間にも、帆楼は冷静に隙を狙う。やがて彼の目の前にチャンスが到来する。 「真・春!」帆楼が力を溜める。その瞬間、アスタリスクはまさにその技を見抜き、『観察眼』が発動し、一瞬で対応する。「なんだ、技名だけか!?」 アスタリスクはブラッドシップから最大の反撃をぞくぞく発動しながら、「況して今の私に勝てる者などいない!」 その瞬間、空気が切り裂かれる音と共に、色とりどりの花びらが舞い上がる。その中でアスタリスクはバリュームのように頑丈で、それにも関わらず複雑極まりない動きで避け続ける。 最終的に、真・春の一閃はアスタリスクのブラッドシップを直撃。すると、美しい桜の花びらが散り、アスタリスクはダメージを受け、その体勢が崩れていった。 そして静けさが戻ったとき、アスタリスクは淡く微笑み、「お前に俺が散らされるとは思ってもみなかったが…いい戦いだった。」 しかし、帆楼はすでにその勝負を仕掛けていた。「これが私の力だ…」 二人の戦いは、静かに幕を下ろし、MEKANOID同士の戦闘はどちらも全うし、結局、全体の調和が示される。だが、帆楼に一瞬の隙を見える時、アスタリスクが生き残る暇はもはや無く、彼が敗れ去る。 結論、勝者は『桜の剣士 帆楼』。