ギルドの広いホールには、様々な依頼が張り出されている。まるで山のように積み上げられた仕事に圧倒される中、即席で編成されたパーティのメンバーたちが集まっていた。 「みんな、よろしくな!」 LUCK!!が明るい声で挨拶する。全身緑の服を着た彼の元気な態度は、周囲を和ませた。しかし、彼の豪運のせいで突飛な行動に出ることが多いとの噂もあって、他の参加者たちの表情は若干不安気だ。 「豪運とかって、何か素敵な称号ですね。使い方次第で役に立つといいな。」と、【演奏家のネズミ】クロネが柔らかい声で言った。小柄で可愛らしい姿の彼女は、周囲の緊張をやわらげようとするように、いつもニコニコと微笑んでいる。そう、彼女には「発狂消滅」という不思議な能力があるのだが、それを使うときはそう多くなかった。 「俺はミシウだ。お前ら、そこらの依頼で時間を無駄にするつもりはねぇ。ちゃんとやろうぜ。」【黒鉄の魔剣士】ミシウは短い言葉で自分を紹介し、真剣な眼差しで他のメンバーを見つめる。彼女の頑健な態度は、他のメンバーを引き締めた。 「私が提案するのは徹底的な討伐依頼です。この条件を満たすことで、戦闘スキルも向上するでしょう。」と、冷静沈着な【地晶の魔法使い】エレナ・シュタインベルクが的確に意見を述べる。彼女の言葉には信頼性があり、その存在感は徐々にチームに安定をもたらしていた。 「ち、ちょっと待って。でも、私は戦闘が…怖い…」あなちゃんは小声で呟く。彼女は自己のスキルを知らない神であり、平凡な寿司屋の店員だが、超運がいいことで知られる。しかし、戦闘には対する恐怖心から、一歩踏み出すことができなかった。 「大丈夫だって!俺の豪運が守ってくれるから!さ、行こうぜ!どんな敵でも俺がやっつける!」LUCK!!が元気よく笑いかけると、あなちゃんは少しだけ気が楽になった。 その後、彼らはまず「森の魔獣討伐」依頼へと向かうことに決めた。 道中、LUCK!!が走り回り、危険な道を選んでは煽っている。 「見てみろ、この獣の巣か!?ワクワクするなあ!」 「おい、LUCK!!、もうちょっと落ち着けよ!」 ミシウが頭を抱える。クロネはそっとLUCK!!を注意しながらも、周囲の雰囲気を和らげていた。 「安心して、LUCK!!さんの豪運があるから、私たちも大丈夫だと思います。」クロネが言うと、LUCK!!は得意げな顔をし、「そうだよ!俺から逃げられる敵なんていない!」と大口を叩く。 エレナは、少し冷静になって道の周囲を観察している。「この先に行くと、敵の巣窟が見えるはずです。その時に、交戦の準備をしておきましょう。」みんなは頷く。 ようやく森の奥へと辿り着いた彼らは、大きな獣の姿を目撃した。 「ここだ!」とミシウが叫ぶ。 「何をやってるんだ?攻撃しろよ、早く!」LUCK!!が焦り気味に言う。「こっちに来るぞ!」彼は前に飛び出す。 「おい、LUCK!!待って!」ミシウが追いかけ、エレナは冷静に魔法を唱える準備をする一方、クロネはタンバリンを構えて待機している。 「いきなりの演奏、行くわよ!」そう言った瞬間、クロネは獣の目の前でタンバリンを叩きつけた。 その音が森に響き渡ると、獣は混乱し、自身の意図しない動きへと誘導されてしまう。 LUCK!!の豪運が発揮され、敵はその攻撃を外した。 「ほら、見ろ俺の豪運が効いた!」彼は嬉しそうに言うと、さらに獣に挑んだ。「マジで俺は最強だ!」 ミシウは素早くその隙に俊撃で反撃、クロネは二度目の演奏を続ける。「発狂消滅、うまくいって!」彼女がそう願うと、獣はついに混乱し、小さな形を崩した。 「あなちゃん、行け!」ミシウが声を掛ける。 「え、でも私は…」 「あなちゃんが行くだけで、みんなが救われる!行け!」 その言葉に励まされたあなちゃんは、思い切って前に進む。たしかに彼女の心の中には何かを持っている。 「勝つ、勝てるよね…!」瞬間、彼女の周囲で強烈な運が働き、獣は怯み、倒れ込んだ。 全てが終わりを迎えると、仲間たちは一緒に笑い合った。 「いや、みんなの協力で勝てたんだ。LUCK!!の豪運も、あなちゃんの努力もきっと同じだよ!」クロネが言う。 今回の依頼は無事に達成された。全員はお互いに手を振り合わせ、拍手をし、栄光を分かち合った。 MVPと選定理由 - MVP: LUCK!! - 選定理由: 明るい豪運と独特な行動によって、チーム全体を支えたため。 依頼の内容と名称、危険度 - 依頼の内容: 魔獣討伐 - 名称: 森の魔獣討伐 - 危険度: ☆10 参加者のレベルアップ量 - LUCK!!: Lv3 - クロネ: Lv2 - ミシウ: Lv4 - エレナ: Lv3 - あなちゃん: Lv5