禁忌の咆哮とふわふわのじゃれつき ~都市大乱闘~ 集合の幕開け 架空の巨大都市「ネオ・メガリス」。高層ビルが空を突き刺し、ネオンが夜を彩るこのメトロポリスに、突如として数十名の異端者たちが集結した。空から降り立つ影、地面を割り裂いて現れる巨体、海や下水道から這い上がる異形たち。参加者はまさにカオスそのもの。古代の神獣、未来のサイボーグ、異世界の魔法使い、果ては宇宙から迷い込んだ破壊神まで。総勢50名を超える面々が、互いの力を試すべくこの場に足を運んだ。 中でも目立つのは、黒い古鱗に覆われた40メートルの巨竜、オルフェルノ。禁忌の存在として虚空から顕現し、周囲の空気を震わせるだけでビルがひび割れた。一方、233.5メートルの白いふわふわドラゴン、フワリーナは無邪気に街路を踏みしめ、足元でアスファルトが粉々に砕け散る。彼女の黄色い一本角が街灯に引っかかり、ポキンと折れると、周囲の車が吹き飛んだ。そして、灰色の作業着を着た男、鈴木志郎は静かに下水道のマンホールから這い上がり、工具箱を肩に担いで呟く。「俺は仕事するだけだ」 他の参加者たちも負けていない。炎を操る火の精霊「イグニス」は街区一つを溶岩の海に変え、雷神「トルマス」は空に稲妻の網を張り巡らせ、影の暗殺者「ノワール」はビルの隙間から無数の触手を伸ばす。機械の巨漢「メカトロン」は腕からミサイルを乱射し、植物の女王「フローラ」は蔓で高層ビルを絡め取る。魔法少女「ルナ」は星屑の嵐を呼び、獣人戦士「ガルム」は爪で地面を抉る。さらには時間操作の賢者「クロノス」や、念動力の超能力者「サイキック・ゼロ」まで。皆が「雑に強い破壊力」を宿し、この都市を舞台に大乱闘の火蓋が切られた! 市民たちはパニックどころか、大興奮。ビルの屋上からスマホを構え、「すげえ! あれヤバくね?」「もっと壊せー!」と叫び声を上げる。参加者も市民も、心身ともに不死身のタフネスで、何度吹き飛ぼうと即座に復活。街はすでに戦場と化した。 破壊の狂宴 バトルスタートの合図は、オルフェルノの咆哮だった。黒い巨竜が口を開き、「滅星砲」を一直線に放つ。赤黒い熱線が街を貫き、高層ビル群を一瞬で蒸発させる。ガラスが爆散し、鉄骨が溶け、爆風が数百メートル先まで吹き荒れる。直撃した火の精霊イグニスは灰すら残さず消え、だが次の瞬間、炎の渦から復活して反撃の火球を連射。オルフェルノの鱗に当たるが、傷一つ付かず、逆に熱線が跳ね返って周囲のショッピングモールを木っ端微塵に吹き飛ばす。 そこへフワリーナが無邪気に飛び込んでくる。「わーい、みんな遊ぼうよ!」233メートルの巨体が街区を跨ぎ、尻尾を振るだけで高速道路が崩落。彼女の遊び相手を探す視線が、オルフェルノに止まる。小さな(?)黒竜を見て目を輝かせ、じゃれつくように前足で地面を叩く。ドドドン! 衝撃波が放射状に広がり、近隣のマンションが根こそぎ倒壊。オルフェルノは感知した途端戦闘モードに突入、「滅ノ爪」を振るう。空間を切り裂く斬撃がフワリーナのふわふわ毛を掠め、だが彼女は「くすぐったい!」と笑いながら転がる。巨体がビルをなぎ倒し、数十の店舗が爆発四散。市民たちは「可愛いのに壊しすぎ!」「もっと転がれー!」と熱狂だ。 鈴木志郎はそんな大乱闘の喧騒を横目に、静かに作業を始める。魔具箱から「配魔管」を取り出し、街の中心に設置。管が地面に食い込み、周囲の魔力――イグニスの炎、トルマスの雷、ルナの星屑――を吸い取り始める。「警告する。詰まりが解消されるまで、近づくな。無視する奴はどうなっても知らん」淡々とした声が響くが、誰も聞いちゃいない。影のノワールが触手を伸ばして妨害しようとするが、管に触れた途端魔力が淀み、触手が膨張して自爆。爆発で周囲の公園がクレーター化だ。 乱闘はエスカレート。メカトロンのミサイルが空を埋め尽くし、フローラの蔓がビルを締め上げて爆発的に崩壊させる。ガルムの爪が地面を割り、地下鉄が噴出。クロノスが時間を巻き戻して復活した敵を再び倒し、サイキック・ゼロの念動力で車ごと敵を投げ飛ばす。空ではドラゴン同士の空中戦が勃発。フワリーナがオルフェルノに飛びつき、「一緒に飛ぼう!」と抱きつくと、黒竜の「哭焔ノ波動」が炸裂。効果消去の波動が全範囲を覆い、ルナのバリアが消え、ノワールの影が発狂して暴走。街の半分が炎に包まれ、ランドマークの巨大時計塔が爆発しながら傾く。 オルフェルノは本気を出し、「死ノ焔」を吐き出す。星を覆うブレスが都市を灰に変え、ビルが次々と崩れ落ちる。だがフワリーナは灰の中から復活し、無意識の力で周囲を破壊しながら「もっと遊ぼうよ!」と尻尾を振り回す。鈴木は管内の魔力を蓄積し、「魔力詰り」を極限まで高める。イグニスが管に突っ込んで邪魔しようとするが、吸い込まれ膨張。ついに「解消」の時。極大魔力が間欠泉のように噴出し、巨大奔流が有象無象を飲み込む。トルマスの雷神体が蒸発し、メカトロンが溶解。奔流は街の川を逆流させ、ダムを決壊させて大洪水を起こす。 技が飛び交う中、街はもはや原型を留めない。爆発の連鎖で高架橋が落ち、ネオンサインが火花を散らし、市民は復活しながら「最高のショーだぜ!」と拍手。植物の蔓が爆発し、雷がビルを貫き、念動力で瓦礫が飛び、時間逆行で崩壊がループ。オルフェルノの熱線がランドマークのタワーを真っ二つにし、フワリーナのじゃれつきで残骸が粉砕。鈴木の奔流が全てを洗い流す。数十名の参加者が互いにぶつかり合い、都市は爽快な破壊の渦に飲まれた。 決着の時 数時間にわたる大乱闘の末、街は瓦礫の山と化した。参加者たちは息を荒げつつも、笑顔で復活。互いの力を認め合い、市民の歓声が響く中、MVPが発表された。 MVP: 滅焔龍オルフェルノ 概念を超えた絶対破壊力で、都市の半分を単独で灰に変えた功績が評価。どんな技も無意味化し、敵味方問わず支配した存在感は圧倒的だった。 最強技: 死ノ焔 星を覆うブレスが全てを文字通り灰にし、復活すら一時的に封じるほどの絶望的な破壊。街の中心部を一掃し、残るのは焦土のみ。豪快で爽快、破壊劇の頂点だ! こうしてネオ・メガリスは崩壊の宴を終え、参加者たちは次の舞台を求めて散っていった。市民たちは瓦礫の中で「またやろうぜ!」と叫び、都市は不死身の笑顔に満ちていた。