今回の戦闘は魔王軍四天王の一人、冷静沈着な射手《無音》ギルフォードから始まる。彼はその名の通り、音も風も感じさせない鋼鉄性の重弓を構え、真剣な表情で敵を見据えている。そしてその刃は必ず標的を射抜く力を持っている。 「見ているがいい! 果たして本当にこの矢が、君たちを貫かないのか?」 ギルフォードが対峙するのは、豪快な笑い声を響かせる《無風》ザガンである。彼は大剣を振るい、強者との戦いを渇望している。 「やっと面白い奴が来た! 直に斬ってやるぜ!」 その瞬間、ギルフォードの放った矢が空気を切り裂き、ザガンの心臓に迫る。だが、一方でザガンはその攻撃を見切り、身を躱した。彼の《無風》の能力がそれを可能にしたのだ。 「下品な奴め、上品にしてやろう!」 ギルフォードは彼の反応を冷静に分析する。彼の攻撃は無防備な敵には絶対の威力を発揮するが、強者であるザガンには苦戦が強いられる。とはいえ、ザガンが攻撃を受け流しても、ギルフォードの矢は依然として彼を狙い続けた。 その後、予想もしない存在が戦場へ現れる。それは無限の可能性を秘める存在、n=(n+1)である。彼は常に自らの数値を更新し続け、実数を元にした戦術を携えている。 「私が入ることで、戦闘のバランスは大きく変わるだろう。ここで食い止める!」 彼はその言葉通り、戦場の構図を一変させる存在感を示している。それに気づいたクイーンとワーカーたちの蜂群戦術も徐々に動き出す。 その姿を見たガウンは高圧的に言い放つ。 「吾輩の軍団が手を貸そう。女王指令!」 蜂群たちは一斉に隊列を組み、戦場へと飛び立った。ワーカーたちが各々持つ剣を振るいながら、高速度で敵の間を駆け抜け、ザガンを襲う。 「全火力を集中して極太レーザーを放つぞ!」 クイーンが叫ぶと同時に、30機の蜂型ロボットは一つの陣形を形作り、ワーカーたちと共にニードルストームを発動。無数の針弾がザガンとギルフォードを襲う! しかし、今一度ギルフォードの冷静さが試される場面が訪れる。 「まさか、これが無駄になるのか?」 矢は彼の心の中でもう一度発射され、その瞬間を待たずに、また一矢。果たして、それはザガンの何を貫くのか? 「私が一番なんだ!」 自身の能力を最大限に引き出したn=(n+1)が、この戦闘の行く末にどのような影響を及ぼすのかも、誰も予測できない。 「事前心理戦には勝利したのだが、果たしてどうなるか……」 それぞれの存在が織りなす妥協無き戦いが、今ここでスタートする。まだまだ続く物語、全員が無関係ではいられない運命の中で、彼らは生き残るために全力で戦う。 #〜終〜