第一章: 突如として訪れた戦火 ロンドンの名所、ビッグ・ベン。青空にそびえ立つその時計塔は、今まさに歴史を刻もうとする瞬間、戦闘の舞台となった。この街には一般人たちが、戦闘を避ける間もなく、目の前に迫る危機に直面していた。道行く人々は、爆風の音を聞き、恐怖に駆られて逃げ惑っている。 「ふふ、非術師たちが逃げていく様は実に滑稽だな」 現代最悪の呪詛師、夏油傑が笑みを浮かべながら言った。彼の隣には、数百体の呪霊が整列しており、その一体が彼の命令を待ちわびている。その手には三節棍、游雲が凛々しく握られていた。 「さあ、呪霊よ!この街を壊し尽くしてやれ!」 彼の命令と共に、呪霊たちが動き出す。ゾンパが現れ、地面を押し潰す光の柱をビッグ・ベンや周囲の建物に向かって放つ。もの凄い勢いで地面が崩れ、銅像は倒れ、ドドンという音と共に数軒の建物が崩れ去った。その様子を見て、夏油は満足そうに微笑む。 一方、街の反対側には北の国の将軍様が立っていた。彼は、人々の恐怖を煽りながら、愛用の銃を持ちあっちやこっちを狙っている。彼の口から漏れるのは決まり文句。 「我は世界最強ニダ!お前ら全員、死んでしまえニダ!」 将軍様は、漠然とした狂気の中で街を見下ろしている。彼の手元には、テポ丼の無限召喚の能力が備わっていた。急に「テポ丼!」と叫び、彼の周りには次々とテポ丼が現れ、彼は一口食べて全回復した。 「これが我の力ニダ!」と叫ぶと、彼はミサイルのスイッチを押した。ミサイルが空に打ち上げられ、夏油の方へと向かっていく。 第二章: 壊れる街 ビッグ・ベンが呪霊とミサイルの攻撃に晒される中、街の景観は一瞬にして破壊されてゆく。古い建物の壁が崩れ、瓦礫が散乱し、煙が立ち上る。街の中心部で人々が避難しようと必死に走る姿は、もはや遠くから眺めるだけの光景となっていた。 夏油は、呪霊たちを用いて次々とミサイルを迎撃しながら、対抗する将軍様に向かって言い放つ。 「サル、君は愚かだ。この街を壊すことでしか楽しめないのか?」 将軍様はその言葉を無視し、再びスイッチを押す。今度は自分に向かって飛んでくるミサイルを狙って瞬時に避ける。 「お前の言葉も全く理解できないニダ!我は戦うことが好きだから、この街ごと滅ぼしてやるニダ!」 その瞬間、テポ丼による全回復を遂げた将軍様は、周囲の木々を一掃し、普通の市民を銃で狙い撃ちする。 「お前らには退屈な現実を見せてやるニダ!」 ビッグ・ベンのてっぺんから呪霊が一斉に飛び立ち、夏油は己の力を見せつけた。周囲の近くにいたクライアントたちを次々と呪霊によって襲い、驚愕する彼らの目の前に迫る。 「これが呪霊の力だ。怖いか?」 人々は夏油の冷酷さに恐れおののきながら、彼に背を向け走る。街の一部が完全に崩れ落ちる音が鳴り響き、その破壊の瞬間、どちらが勝つとも知れぬ激闘が続く。 第三章: 終わりなき殺戮 街の破壊が進む中、ビッグ・ベンが崩れ落ちる音が轟く。夏油は、巨大で神秘的な呪霊たちを呼び出し、一際強力な「極の番:渦巻き」の準備を始める。 「この渦巻きに巻き込まれれば、君は消えてしまうよ、サル!」 彼の言葉に将軍様は笑い声を上げる。 「そんな技、どうでもいいニダ!我が持つお肉で、全ての攻撃を跳ね返してやるニダ!」 だが、次の瞬間、将軍様の目の前に渦巻きが現れ、街を一瞬にして飲み込もうとする。市民たちが叫び声を上げ、絶望的な状況に陥った。 「まだ終わりじゃないニダ!我は勝つニダ!」 それでも、将軍様は諦めない。彼は再度のテポ丼を召喚し、全快状態になる。 「全ての攻撃を跳ね返すニダ!」 同時に、呪霊の攻撃をかわしながら愛用の銃を撃ち込む。しかし、夏油の呪霊たちが次々とやってきた時、将軍様は術式の網に絡め取られてしまった。 「もうおしまいだ、サル!」 第四章: 最後の決着と勝者 夏油は渦巻きに全力を注ぎ込む。ビッグ・ベンの崩壊と共に周囲が一層の破壊を迎え、その瞬間、将軍様の下半身が飲み込まれていく。 「これが呪霊の力だ、もう逃げ道はない」 将軍様は絶望して言った。「我はまだ負けぬニダ…!」 しかし、志しに反して、将軍様も完全に渦に飲み込まれ、ビッグ・ベンが崩れ落ちる音と共にこの世から消えた。 勝利を収めた夏油は、自らの力を高らかに宣言する。 「そして、現代最悪の呪詛師、夏油傑の勝利だ!」 この壊滅的な戦闘によって、ビッグ・ベン周辺の街は完全に壊滅し、被害総額はなんと500億円に上った。夏油はそのすべてを背負い、この地に名を刻む。彼に与えられる称号は「呪霊の支配者」というものだった。 戦争が終わった後、街は静まり返り、呪いのように躍動する思いを秘めた夏油傑は、静かに街を後にした。