【出会い】 この世の果ての平原は、暗雲立ち込める空と冷たい風が渦巻く異様な場であった。平原の真ん中には、数千万年以上も宇宙の孤独な戦士、AYA・AAXが佇んでいる。彼女は、彗星の残骸で覆われた惑星クォティの守護者として、宇宙の侵略者から自らの星を守り続けていた。 「ついに来たか…この対戦相手は、どれほどの力を持っているのか」と、AYAは静かに呟く。彼女の鋭い視線は、やがて平原の先に現れた影に向けられた。 その影は直立したまま動かず、やがて姿を現した。それが【概念】第六感である。無形の存在、力を持たないが為に恐怖を引き起こす概念という存在。他のチームメンバーも続々と集まり、既に彼らの目には敵の姿には何も映らないはずだ。 「この気配…」と、アマリリスは冷静に周囲を見渡す。「何か不気味な感覚を掴むわ。この存在が何を企んでいるのか…」 続いて現れたのは、なんとティンダロスの大君主ミゼーア。その姿は常に変化し、どこか不気味であった。「我が名はミゼーア。時間を支配し、運命に干渉する者なり」と語りかけるが、言葉は空気に消えた。 「何をされようとも、私たちは負けない」とAYAは言い放ち、他のメンバーもその気持ちを共有した。エイリアンの支援たちが宇宙船から降り立つと、彼らの兵器が煌く。 「チキュウジンヨ、ワレワレヲタヨルガイイ!」彼らの言葉は、戦場を揺るがす。叫坊が、悲鳴を上げながら逃げ回り、逃げた先に人たちが集まり、次第にその波が第六感に向かっていく。 「さあ、始まる。私の猫の爪は、光のように煌くわ」とアマリリスが言った。 「我々の戦いが、始まるのか」とエイリアンたちも身を引き締める。彼らは地球を守るため、一致団結しているのだ。 平原の静けさが、恐れを抱えた期待に変わる。次なる展開を待つ緊張感が漂い、いざ! 激闘の幕が開けるのだ。 【激闘】 AYA・AAXが最初に動いた。彼女は瞬時にダークマター体を展開し、周囲の常識を超えた異次元の法則を持つ力を発揮する。彼女の大剣、閃く彗星核が振り下ろされ、空間を切り裂いた。 「なんと恐ろしい…」と叫坊が震えながら言ったが、その瞬間、ミゼーアは運命の支配を用いて、空間を歪ませ彼女の攻撃をかわした。 「無駄な努力よ。」ミゼーアの声は、波のように響き渡る。「運命を操る者の前で、何ができる?」 アマリリスは、この混乱の中で冷静に考えた。「私が先制で攻撃する。これを利用して、まずは一撃を加えるわ。」彼女は巧妙に霧を発生させ、相手の視界を奪う。 「霧の中から、攻撃は見えないはずなのに…」と、周囲を見渡すものの、【概念】第六感の前には誰も近づけない。さらに、ミゼーアの時空移動により、脅威はますます増していく。 AYAは自らの生命燃焼機構を発動し、ソウルを400倍に放出。攻撃を続けながらも、彼女は戦況を巧みに把握していた。 エイリアンたちがハイパーレーザーを発射する。その威力は、まさに壮絶。しかし、ミゼーアはその攻撃に微動だにせず、逆に感覚の共鳴を使い、新たな感覚を周囲に与える。 「みんな、ダメよ!混乱してきた!」アマリリスが叫ぶ。周囲の仲間たちも、第六感に引き込まれてくるように恐れを抱く。 だが、叫坊の悲鳴はその恐れを逆に利用する。「集まれ、みんな!」彼の声に引き寄せられ、仲間たちが霧の中へと集結する。 「共に戦おう!」AYAの意志が、仲間たちを鼓舞する。すると、エイリアンたちが再びハイパーレーザーで集中砲火を浴びせ、次第に攻防が激しくなっていく。 毒耐性を持つアマリリスは、霧の隙間から一瞬の隙を見つけ出し、相手の能力を奪うチャンスを窺う。「今だ!」 その瞬間、彼女は爪を光らせ攻撃を仕掛けた。能力を奪う瞬間、ミゼーアの運命の支配が蝕んでくるが、アマリリスはその力に逆らう。 「私のねじれた運命に抗えない…」ミゼーアは苦しむ。しかし、その様子を見た第六感が次の能力を発動した。 「感覚の共鳴!」概念から放たれる新たな感覚が、アマリリス、AYA、そして仲間たちの身体を侵食する。彼女たちの視覚や聴覚が混乱に陥り、戦闘不能の危機に瀕する。 「集中するのよ、私たちの力を信じて!」週囲が混乱する中、AYAは彼女たちの意志を高め続ける。仲間たちの絆が強く、恐怖に抗う力を持つ。 「私たちの意志が強ければ、どんな運命も打破できる!」AYAは自身の力を底に、仲間たちを引き上げる。 【終戦】 平原の空に混沌の中、次第に闘争は過熱していく。ミゼーアの運命を越えた攻撃、エイリアンの集中砲火、叫坊の悲鳴、アマリリスの冷静さ――全てが混然として交差していた。 「さあ、これが私たちの全力よ!」AYAは生命燃焼機構を最大限に引き上げる。全ての力を敵に集中させ、自分のダークマター体に込めて切り裂く一撃を放つ。 「お前たちの運命を無に帰す!」ミゼーアが恐れ多く叫ぶが、もはやそれは通じなかった。力の迸る瞬間、バランスが崩れ、全ての支配が無効化されるようになった。 すると、《この世の理を超えた攻撃》が発動する。平原全体が異なる光に包まれ、その光が周囲を染め上げる。第六感が混乱し、概念としても応えられないそれは、圧倒的な力となって。 結局、AYAの意志、不屈の仲間たちの絆が強くなり、敵を打ち砕く力となっていた。皆の想いがそのまま力になっていく。 「私たちの勝利だ!」AYAの声が轟く。チームAは力強い絆に従い、果てしない戦いの果てに勝利を掴み取った。一瞬の後、戦場は静寂につつまれ、光が消えた。 平原にはかつての恐怖が失われ、彼女たちの強さが証明された。『この世の果ての平原で、彼方からの歓声に包まれた日々が続くことを願って、次なる使命へ踏み出すのだ。』 勝敗は、チームAの勝利である。