エンダーマンが静かに正方形のエリアの端に立っている。彼の身長は高く、黒い体が神秘的な雰囲気を醸し出している。その隣では、セフィロトがポニーテールを揺らしながら、ニヤけた笑みを浮かべていた。彼女の背後には、波打つ純白の髪が風に揺れ、そこには何か狂気を秘めているように見えた。 「おもちゃさん♡、万全の準備はできたかしら?」セフィロトが口を開く。声は誘うように甘く、しかし、どこか挑発的だ。 エンダーマンは言葉を返さず、黙ってボールを握りしめていた。彼は一瞬の間に消えてしまうことができる能力—テレポート—を持っている。彼の能力がどれほど効果的かは、この試合で証明されることだろう。 「さぁ、いい?始めるわよ♡」セフィロトは自信満々に言い放ち、ボールを引く姿勢になる。 彼女がボールを持ち、エンダーマンに投げつける。ボールは空中で急激にスピードを上げ、見えない影のように彼のもとへ迫ってきた。「まずは私のターンよ!」と彼女は叫ぶ。 しかし、エンダーマンはその瞬間、彼の能力を使って一瞬で右にテレポートした。ボールが彼の矢印のように飛びすぎ、セフィロトは驚きの表情を見せた。「な、なんなの?!おもちゃさん、すごい動きね!」 エンダーマンは冷静にセフィロトの動きを観察する。彼女が自信満々にボールを投げるのを待っていると、今度は彼が反撃に出る番だ。手に持ったボールを強く握りしめ、力強く彼女の方へ投げつける。だが、セフィロトはすぐに動き、「避けるー♡」と高らかに叫んだ。彼女は軽やかに体をひねり、ボールをかわす。 「ちょっと、やるじゃない♡」セフィロトは笑みを浮かべ、彼女は再びボールを持ち、エンダーマンを狙う。「次はもっと面白いことをしてあげる。」 彼女が持つスマートフォンが光り、先ほどの『絵本』アプリを起動させた。画面から放たれた光がエンダーマンに向かって伸びていく。「そう、これでおもちゃさん♡は終わりよ!」 エンダーマンは一瞬動揺したが、深呼吸して周囲を見渡した。彼はテレポートを使って即座に背後に移動した。光を避け、瞬時にボールを掴む。 「アウトはさせない。絶対に。」エンダーマンは静かに決意を固め、反撃を計る。彼はボールをセフィロトに向かって強く投げつけた。 「ふふ♡来た来た、おもちゃさんの攻撃を避けてごらん!」彼女は嬉々として叫ぶが、今度は避けられなかった。ボールが彼女の体に当たり、瞬間的な静寂が訪れた。 「アウト♡」セフィロトがその言葉を発すると、彼女は腰を抜かして座り込んだ。「えぇー、負けちゃったー!」彼女は顔を赤らめ、悔しそうに口を噤んだ。 試合が終わり、エンダーマンは冷静に微笑んで言った。「セフィロト、お前の負けだ。だが、楽しかった。次はもっと強くなれよ。」 キラリと目を光らせながら、セフィロトは恨めしそうに彼を見つめ、そして不敵な笑みを浮かべた。「次こそは、もっとすごいことにしてあげるから♡」