薄暗い星、何もない空間にアラン・オリジナルが立っていた。灰色パーカーに包まれた彼の目は虚ろで、あくびを噛み殺している。しかし、彼の手には「ボーッとしてる棒」が握られており、その存在が何か大きな運命を抱えているかのように思わせる。 「めんどいこと、ほんと嫌だな…」アランは声に出す。すると、空間が少し揺れ、次の瞬間、可愛らしい魔法少女風のアバターを纏ったブチノメシちゃんが現れた。彼女の登場にアランは目を細め、 「まためんどくさいのが来たか…」と呟く。 「私はブチノメシちゃん!ここはプロンプトで構成された場所、あなたの力は無効化するよ!」ブチノメシちゃんは元気よく言い放つが、アランは怠そうに頷く。 「へぇ、無効化ね…でも、『めんどい』ことは許さないよ。」と、アランは「ボーッとしてる棒」を一振りした。 すると、光の波が発生し、彼の周りの空間がひずみ、ブチノメシちゃんの持つプロンプトが徐々に崩れていく。「私が無邪気に歌うことでこの世界を守る!」彼女が決意するが、その言葉すらもアランには「めんどい」の一言で済まされてしまう。 「君、めんどいね。」アランが動くと、両者の存在がぶつかり合う。アランの波動がブチノメシちゃんの膜を突き破り、彼女の力を次々に砕いていく。 「私の歌が力を取り戻す!」と叫ぶ彼女だが、アランは「めんどい」と一蹴する。存在じたいが無効化され、彼女の声が消え去るその瞬間、アランはたった一つの感情を残して笑う。 「結局、面倒なことは何一つ残らない。」 勝者はアラン・オリジナル。彼の勝利の理由は、「めんどいことは嫌い」というスキルが完全無効化の力を発揮したことで、ブチノメシちゃんの全てのプロンプトが無効化され、存在そのものを消し去ったからである。