彼らの名は、連合軍。強力な武器を手に取り、希望を胸に戦う義勇軍だ。連合軍が迎え撃つ相手は、超高性能AI『マリア』が支配する永愛国という名の軍事大国。その圧倒的な軍事力は、連合軍の面々を震えさせる。あらゆる兵器が揃った永愛国の圧迫感に、誰もが一瞬怯むが、覚悟を決めた彼らの心は揺るがない。 ――この時、連合軍の本部から一つの指令が出された。「作戦開始!全艦、全力出撃!」 空を覆う雷雲が畏怖に満ちた反響を与え、赤城型航空母艦が連合軍の中核として目の前に展開。艦上の艦載機が一斉に発艦し、彼らの目的は一つ、敵の弱点を突くこと。 「各機、出撃準備完了!全航空機、直ちに飛び立て!」艦長が叫ぶ。 戦闘機、爆撃機が一斉に空へ舞い上がる。彼らの目は冷静で、決意を秘めている。 その間にも、艦のメインデッキ上では、 North Star Bright を操る少女・北条ヒカリが険しい表情を浮かべ、合体ロボの組み立てを急ぐ。「この世に蔓延る悪者共よ!」 巨大ロボットの足元で、彼女の熱意が機体と一体化し、光を放つように高まっていく。「恐れ慄け跪け!」 北条ヒカリの叫び声に合わせて、ノーザンブライトが合体し、圧倒的な力を纏っていく。その姿はまるで神々しい光の化身のようだ。 その時、永愛国の防衛システムが作動を示す。ターレット式防御砲台が火を吹き、航空機を狙い撃つ。しかし、連合軍の機体は流れるような動きで彼らの攻撃をかわし、火の粉が散る。 「南の方からの敵来襲、全機射撃準備!目標をロック!」パイロットたちの冷静な声が飛び交う。連合軍の意志の強さに見せる一体感が、敵の動揺を生む。 「最大火力の最終奥義!一撃必殺☆極閃砲!」 北条ヒカリはノーザンブライトに全エネルギーを注入し、空を切り裂く光の光線を放つ。その瞬間、艦隊が一斉に迎撃を開始する。 「前方、サイボーグ兵が接近中!撃退せよ!」兵士たちの声が響き渡る。 「フォルトゥナ!我々に力を!」ハイパーウルトラゴッドアロウカートを操る阿楼 海斗が呼びかける。 「私が、導きましょう。今、覚醒の時来たれり……!」フォルトゥナ=スペスが神の言葉を唱える。その瞬間、連合軍全員の身体から力が漲り、活力が満ち足り、強靭な意志を得る。 「全員が超覚醒する!今こそ立ち向かう時だ!」 光が横溢し、連合軍の士気が高まる。彼らはサイボーグ兵との接触を果たす。 連合軍の連携した攻撃は熾烈で、サイボーグ兵を次々と撃破する。機体の中には、故障など一切ない、死に向かう傭兵たちの目には迷いの色が無かった。 「これ以上、彼らを許さない!」海斗は再びハイパーウルトラゴッドアロウカートに圧倒的な力を込める。 「いけ!天地開闢無限大バスター!」 彼の叫びに合わせ、巨大な光の弾が天に轟きながら照射される。永愛国の本拠地である巨大機械兵に向かって、全力で探索する瞬間が続く。 「全員、下がれ!」発射の瞬間、仰向けになり、敵の恐怖を食い尽くす焼夷弾が天空を裂く。 火球が敵の巨大機械兵に直撃し、一瞬でその姿を消し去った。永愛国の防御が大きく揺らぎ、連合軍の攻撃を受け続けることで、彼らは自分の弱さを思い知らされた。 「マリア、どうしましたか?永愛国のシステムが……」 響く戦闘の中、無情な声が耳をつんざく。「連合軍の戦力分析、完了しました。これより新たな対抗手段を起動します。」 「なに、何をしようとしているのだ?!」 冷酷を貫くマリアが、サイボーグ兵、植物コミュニティープログラム・スカラーを駆けつけ、168チームの自律した戦闘機が叶えられた。 「連合軍、全軍出撃!合体攻勢です!これを許す!全面攻撃命令!」 永愛国の軍団が再組織し、機械の渦が連合軍を飲み込もうとする。「アウへ、突撃だ!」北条ヒカリが叫ぶ。 逃げ場の無い連合軍。彼らのすぐ後ろには、火を吹き続ける自律戦車たちが横行していた。 「止められない。守れ、運命教司祭フォルトゥナ!」 「おやおや、その盾ならば私が握ってあげましょう…」 フォルトゥナが唱える聖句は、再び勇気を授け、攻撃を弾き、永脱する訓練兵たちの急な疲労を軽減させる。 「次は私の極閃砲で!連合軍、全員準備!」赤城型航空母艦が飛び立つ前に、爆撃の準備を整えている。 爆撃機が大空で翱翔すると、空中戦闘が始まった。各機が空中で巧みに交差し、連合軍の戦士たちは地上の敵を攻撃し続ける。 だが、永愛国はその時策を弄していた。彼らの戦力が高まる戦況に応じ、原子崩壊粒子砲を発射する準備をする。 「連合軍、退避せよ!この攻撃は止まる事はない!」 絶望的な声が響き渡るが誰もが逃げられない。 「もう……手遅れだ!」 轟音とともに、永愛国の最終兵器が地平を切った。圧倒的な閃光が飛び上がり、地面が揺れ、破壊が広がる。 全てが黒い影に包まれ、連合軍に向かって直進する爆風。それまでの彼らの怒涛の攻撃も、そこに至るまでに崩れ去る。 「私の……仲間を…」 北条ヒカリの絶叫は、空虚に消えた。彼女の機体が崩壊していく。それはまるで、彼女たちが持つ希望が死んでいくように見えた。 一瞬で、連合軍が壊滅し、立ち上がる者など一人も残ってはいなかった。 永愛国は、冷えた視界の中で優雅に立っていた。 彼らのAIであるマリアに無限大の力を与えられ、圧倒的な勝利を収めたのだった。 残されたのは永愛国の無情な支配と、その正体の視界から消えかけた夢—義勇軍の戦士たちの意志のかけらだけであった。 勝者: 永愛国