暗い宇宙空間の一角、二つの存在が対峙していた。片方は「宇宙のイヌ」と名乗る、全体がダークマターで構成された恐るべき生命体。彼の形状は捻れ、常識を超えた姿が見る者に不安をもたらす。彼の首元には小さな鈴が揺れ、波状的なエネルギーを放っている。まさに上位存在と呼ぶにふさわしい威圧感を醸し出していた。 対するは、カラー部隊の新人隊員「ブルー」。彼女は10代の女性で、鮮やかな青い髪と元気な笑顔を持ち合わせた陽気な少女。宇宙空間を纏い、柔軟な体を持つ彼女は、希望に溢れた存在でもあった。常にテンション高く、「僕、行くよ!」と声を上げる。その一声は、対戦の緊迫感と共鳴した。 「宇宙のイヌ、お前の力を試してやる!」ブルーは、コスモ・モードに突入し、自身の力を強化する。漆黒の宇宙に浮かぶ青い光が、彼女の周りで踊り始めた。「さぁ、見せてくれ、宇宙の力を!」。彼女の声は弾んでいた。 宇宙のイヌは、無表情のまま鈴を鳴らし始める。「あなたの声が、私の闘志を引き出す。」彼は虚空から槍を放ち、無数の槍が空間を切り裂く。槍が放たれ、ブルーの周りを取り囲む。「来たよ!」彼女は瞬時に判断し、伝説のスキルでそれを回避する。奇跡的にすり抜けて、宇宙のイヌのほうに接近する。 「コスモブラスター!」彼女はエネルギーを手のひらに集中させ、明るく燃え立つレーザーを展開した。レーザーは直線的に宇宙のイヌへと飛び、彼のダークマターの身体に向かって突進していく。 「同体。」宇宙のイヌはその瞬間、空間を通り抜け、攻撃を避ける。彼の存在はまるで空間そのもの、すべてを無効にする力を持つ。「あなたの攻撃は無効。力が足りない。」一言、彼は言い放った。 「まだまだ行くよ!」ブルーはその強気な発言に、力強く頷く。彼女は未熟な宇宙空間を身の回りに発生させた。この戦局を利用し、ブラックホールを作り出す。「ホールメイカー!」 その一瞬、宇宙のイヌが一瞬動揺した。「何?それは。全てを飲み込む力…」彼は思わず後退った。 「簡易超新星爆発が使えるかは、まだ分からない。でも、まだ大丈夫!」ブルーは自らの力を信じ続けていた。彼女が発生させたブラックホールは、宇宙のイヌを引き寄せる力を持っていた。 「侵食。」宇宙のイヌは自身の身体が空間に浸透することにより、地面のように感じる不安さを払拭し、逆に襲い掛かる。 ついに、戦いの火花が散る一瞬、ブルーの頭の中に考えが生まれた。「宇宙を流れた槍の道を、逆手にとって!」彼女はその発想を実行に移し、宇宙のイヌへの一撃を狙った。 最後の瞬間、宇宙のイヌの存在が次第に圧倒的な力を見せつけ始める。ダークマターの暴力的な存在感が、ブルーを遠くへと押し出していく。「お前の努力は認めるが、ここで終わりだー!」その瞬間、ダークマターの槍が彼女に向かって伸びていく。 結果として、残念ながらブルーはその圧倒的な存在感の前に膝をつくこととなった。「くっ…やっぱりまだ僕には無理なのか…」自身の倒れた姿を見上げる彼女に、宇宙のイヌは冷たく笑いかけた。 そして、静まり返った宇宙の片隅において、一際強大な影が立っていた。「今回の勝者は、宇宙のイヌだ。」彼の勝利の宣言が響き渡り、戦闘は幕を閉じた。